« 日本を滅ぼす消費税増税 菊池 英博 (著) 13件の・・・ 179頁・15・10・31 6時9分・米国では既に地域別に具体化が進んでおり、日本も「原発10年ゼロ」を宣言して、スマート・グリッド開発を企業化すべきである。 | メイン | 追加・奄美12市町村の首長や議会議長などで構成する各種協議会は1日、和朝山様・奄美群島のために、朝山様は奄美市長のみに専念すべきです・二つの会社の取締役を辞めて、他にたくさんの人に、仕事を譲るべきです、役得で・給与をもらい・奄美振興事業インチキを?!岡田 章宏 (編集), 自治体問題研究所 (編集) 現在、日本に浸透しつつある新たな行政管理手法、NPMの現状と特質を分析し、自治体に現れた問題点を横浜市と堺市を素材に紹介。イギリス、スウェーデン、ドイツといったヨーロッパの国々の動向と変化を検証する。 »

2015年11月19日 (木)

・・大崎町の・・混ぜればゴミ分ければ資源!住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル・・プラスチックごみの山が油田に変身

引用


引用2015年11月21日 (土)コウノトリが野生で生きていくためには、餌となる魚類やカエル等が生息できる田んぼや河川、巣となる高い木が茂る山林といった自然環境が必要です。「コウノトリも生活できる」このような自然環境は私たちにとっても住みよい環境であると考えます。平成17年9月、コウノトリの試験放鳥が始まり私たちの活動はいよいよ新しい段階に入りました。コウノトリが悠々と大空を舞う日、それは人と自然が共に生きる豊かな地域社会が実現する日でもあります。

http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2015/11/179-0919.html

6:42 2015/11/21 

2015年11月21日 (土)朝山様・奄美群島のために、朝山様は奄美市長のみに専念すべきです・二つの会社の取締役を辞めて、他にたくさんの人に、仕事を譲るべきです、役得で・給与をもらい・奄美振興事業インチキを?!

http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2015/11/post-3e84.html

5:14 2015/11/21

 2015年11月19日 (木)混ぜればゴミ分ければ資源!住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル・・プラスチックごみの山が油田に変身

http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2015/11/npo-dab6.html

https://www.town.kagoshima-osaki.lg.jp/osaki04/default.asp

13:59 2015/11/19 




大崎町住民環境課・

混ぜればゴミ分ければ資源!

大崎町位置・人口13,933・世帯数6,902・

ごみ分別のきっかけ・焼却施設が存在しない町・

清掃センター(埋め立て処分場)の残余年数が逼迫・計画期間の平成16年まで持たない!

対策・3つの選択肢・

1・焼却炉の建設・建設費・維持費の問題・

2・新たな埋め立て処分場の建設・周辺住民の反対・

3・既存の生みたて処分場の延命化・分別ルールの策定・住民への説明・

 

 

8頁・大崎町の取り組みは・・・行政・認可・委託・企業・リサイクルセンター・収集業者・・・回収・・・住民・家庭・事業所・ホテル・レストラン・など・

行政の役割・1・

・システム(法律)の整備・行政はゴミを回収しなければならない・住民はゴミを分別して出さなければならない・行政が許可した企業でなければごみ収集はできない・

・分別品目を決める・ゴミ出し日、時間、場所、収集ルートを決める・収集したごみの出口(最終処分先)を確保・企業と住民の役割づくり及び指導・地域リーダーを決めて指導・


10頁・平成27年11月19日・

・行政の役割2・

地域リーダーへの指導・分別を開始しる時、大崎町は150の地域で説明を行いました。今では年1回、150の地域リーダーへの研修会を行っています。

・行政の役割3・

学校での指導・イベントでの指導・

12頁・


・住民の役割1・

まず家庭・事業所で・奇麗にする分別する・住民の役割2・分別したごみを出す・家庭ごみは収集所へ・事業所ごみは収集業者が回収・

14頁・・住民の役割3・ボランティア清掃活動・自分のまちは自分できれいにする・企業の役割1・行政の委託・事業所の負担によるごみの回収・

16頁・


・企業の役割・2・ゴミの検査・企業の役割3・生ごみの堆肥化・

・18頁・菜の花エコプロジェクト・イメージ図・平成20年2月10日・「ストップ温暖化大作戦」全国大会(環境甲子園)鹿児島県代表・大崎町の取り組み・「知恵の輪・人の和・資源の和・ストップ温暖化プロジェクト」が特別賞「地域循環賞」受賞・

平成27年11月19日 木曜日

22頁・


ゴミ出し困難者対策事業・・親族・近隣の方などの協力を得られず、家庭ごみを集積所にすることが一人暮らしの高齢者が対象・

23頁・分別のメリット・1・埋め立て処分場の延命化・約84%の削減・

分別メリット・収入の増加・資源ごみ売買益金・¥8.747.000円

・分別メリット・3・雇用の増加・大崎町にあるセンターでは、近隣自治体も合わせて100.000人分の資源ごみを取り扱っていて、40人程度の雇用が生まれています。


26頁・

・・JICA草の根技術協力事業・・インドネシア共和国デポック市への環境指導・平成24~26年度に廃棄物の減量化を目的としたごみの分別排出・収集・運搬・処理のシステムづくりについて指導しました。

     


菜の花エコプロジェクト・おしゃれな町大崎町・住民環境課・環境対策係・兼環境対策係長・松元昭二・大崎町仮宿1029・099―476-1111・

smatsumo@town.kagoshima-osaki.lg.jp

住民環境課長補佐・中野伸一・

snakano@town.kagoshima-osaki.lg.jp

平成27年11月19日

龍郷町長・

 

住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル [単行本]山浦 晴男(著

 道路を直して、ハコを作ってという陳情・請願の時代は終わった。特産物もないのに、町おこしは可能だろうか?住民だけ行政指導だけNPOだけではできないが、協力すれば何かが動き出す。疲弊・過疎・高齢化社会に生命を吹きこむ協同作業の実際が、具体例に基づき、プロジェクトの立ち上げ、ワークショップの進め方、問題点解決まですべてわかる。写真・チャート・イラスト解説満載、どの立場にも役に立つ!

内容(「BOOK」データベースより)

 

陳情の時代は終わり、特産物もない。けれど地域おこしは可能!地方でも都市でも不安社会・高齢化社会に生命を吹きこむ。写真・図表・イラスト解説満載。どこの地域でも、どの立場でも役に立つ。

 単行本: 256ページ出版社: 朝日新聞出版 (2010/6/18)発売日: 2010/6/18

 目次

序章 地域再生に道筋はあるか・・11頁、

1、誰もが地域をなんとかしたいと思っているのだが・・・

この15年ほど地域づくりを支援してきた。その立場から日本の地域社会を振り返ってみると、人が都会に出ていき地方の農地や森林は荒廃が進んでいる。地域はさびれるばかりで誰もが疲弊している。それでも内心はなんとかしたいと思っている。

あとに述べるように都会でも無関係ではないのだが、特に地方はその思いが強い。しかしその第一歩が踏み出せないでいる。関係者が、社会の縦割り制度の枠にはまったかのように、単独で悩んでいいるように見えてならない。「住民は「自分たちの地域をどうにかしなければ」住民は、自分たちの地域をどうにかしなければと思い悩みながら、その第一歩が踏み出せない。地方の多くの住民が、ちぎのようなつぶやきをしているのではないか。

「子供たちには自分たちと同じような苦労はさせたくない。一生懸命働いても生活を成り立たせていくのが大変な地域には住まわせたくない。しっかり教育をつけて外で安心して暮らせるようにと都市に送り出してしまった。農林水産業では、安定して生計が成り立ちにくいからだ。子供たちも都会の生活に憧れ、外に出ていった。

振り返ってみると、少子高齢化でその地域そのものが立ち行かなくなりつつある。何とかしなければ。若者が帰って来れる働く場所がほしい。現金収入が稼げる仕事が欲しい。

徳島県上勝町の話だが、料亭用に美しい紅葉の葉っぱが売れる、お金になるという話を聞いた。高齢者が足腰が痛いと言いながら、病院に行っている暇がないと嬉々として働いているという。何もないと思っていた自分たちの地域、でも、何かが出来るのではないか。

そう思いながらも、高齢者が多くなった地域の仲間動かすのは、なかなか難しい。どこから手をつけていったらよいのだろうか」

逆に都会の住民は、「派遣村」に象徴されるようなたすけ合いの少なくなった地域の暮らしに不安を抱えている。仕事自体も保障されない産業社会となってしまったことに、はたと戸惑い、改めて都市圏での地域を何とかしなくてはという思いが湧き起っている。

NPOをはじめとして市民の活動はその表れだ。

13頁、

しかし広く市民を巻き込んだ具体的な地域づくりが立ち上がっていない。糸口は足元にある。

何とかしなければと思っている住民の有志が集まって、一緒にこのようなつぶやきをし合う場を設けることから始めることで、地方では「山の木の葉っぱ」に代わる何かが見えてくる、都会では「派遣村」に変わる連帯感の再生とたすけ合いの手立ての何かが見えてくる。 

「行政は「住民自らが動いてくれなければ、手が回りきらない」

行政は財源が豊富にあってなんでも住民の要望に応えてバラマキ的に事業を投入できた時代とは、状況が一変してしまった。財源が縮小している。職員数も大幅に減らされてきており、一人一人の仕事量が増えて手が回らなくなっている。

このような状況変化に直面し、多くの職員は心の中で次のように自問自答しながら、地域とどのように関わったらよいか、悩んでいる。

「できるならち余計なことはしたくない。地域に積極的に関わって要望を聞いても、予算も人手もない。到底要望には応えきれない。かと言って、何もしないわけには行かない。地域に元気を取り戻してもらわなくては、自分たちの存在意義が薄れてしまう。

地域の元気を取り戻してもらうには、自分の担当部署の業務範囲が狭く、かと言って専門外の他部署のことまで手が出せない。結局担当部署の事業消化に終始している。

地域のためにと、事業を選択してこれならと言って持って行っても、住民自身が動いてくれない状況もあり、危機感のなさも感じてしまう。

本当に、地域にどう関わっていいか、以前とは違ってわからなくなってきてしまった」

糸口は、従来からの行政の仕事のやり方を、まずは半分変えてみることだ。縦わり事業の投入方式を半分に抑え、もう半分の事業部分は地域の住民の声を聞き、住民自身が解決の糸口を見つけ出す。住民が実行する。それを支援する行政事業を創造していく。

「NPOは「こんな支援ができるのに。わかってもらえない」

地域を応援している市民グループや民間の組織・団体も数多くある。最近は、法律の制定によって「特定非営利活動法人NPO」の認証を受けて活動している姿を多く見かける。公益を目的にした市民が「公」を担う活動と見ることができる。

14頁、14/2/20 15時52分8秒

一般には社会的意義を感じて、社会貢献を目的に活動する市民活動といえるだろう。

本書では、このような市民グループや民間の団体・組織を、NPOと呼ぶこととしよう。

社会貢献を目的とするがゆえに、地域にかかわろうとすると、例えば次のような住民の壁にぶつかるケースが多い。

「10年以上も、土地の所有者の住民の了解を得て、耕作放棄された土地を借りて棚田や里山の再生に取り組んできた。毎年、都会の人たちもたくさん応援に駆けつけてくれ、充実した活動が展開できている。

しかし周りを見回せば、耕作放棄が増えるばかりだ。地域全体として元気になってほしい。それには集落全体とかかわりを持ち、今の活動を広げていきたい。

でも集落の自治会に話しても、取り合ってくれない。10年以上も社会的に価値あることをしているが、なかなか信用してもらえない。

やっぱり地域は閉鎖的で、これ以上踏み込めないのだろうか。でもこのまま進むと、この集落は後継者がいないので、行き詰まるとおは目に見えているように思うのだが」

糸口は、自分たちの活動を押し売りせず、まずは自分たちのことを知ってもらって地域住民の信頼を得る取り組みから始めることである。

このような悩みを抱いている住民・行政・NPOをはじめとした関係者が、縦割りで悩んでいるのではなく、「一緒に悩む場」をつくることから協働の道筋を創造していく。そこから地域再生は立ち上がる。

2・連携・共働の場をつくろう

「一緒に悩む場」とは 

住民・行政・NPOの連携・協働の場、それが「一緒に悩む場」である。

一緒に悩む場を作る音頭をとるのは、住民であっても行政であっても、NPOであってもよい。3者が連携し、協働で取り組むことが、地域再生には不可欠である。

「一緒に悩む場」をつくる方法を、本書では「寄り合いワークショップ」と呼ぶ。

15頁、14/2/20 22時21分

第1章 連携・協働の場をつくることで、住民は地域再生にどう立ち上がったか

第2章 連携・協働の場を設営し、地域再生に取り組んでみよう

第3章 連携・協働の場をつくることで、地域再生が始まっている

第4章 連携・協働の場づくりによる地域再生から見えてきたこと

作業要領

 

地域再生は、ワークショップから寄り合いへ, 2010/7/5

レビュー対象商品: 住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル (単行本)

地域再生の壁は、住民自らの意識である。「ここには何もない」都会のようにはならないあきらめが、地域再生の壁となっている。この地域再生マニュアルにある手法はこの壁に有効である。多くの「何もない」と言われる地域における地域の再生への道筋は、住民自らが地域に内在する過去から蓄積された知恵やもの、風土を生かすことからしか始まらない。すなわち、「地域」そのものを生かすことである。この「寄り合いワークショップ」手法は、何もないと感じている住民の意識を見事に変える事ができる。そして、ここにあるものを生かす知恵を掘り起こす。そして、一つの方向性を住民自らが導き出すことによって旗印として計画を実行に導く道しるべをつくる可能性も秘めている。同様の仕事に携わる身として痛感する事柄がここには満載である。

地域の再生は待ったなしである、一見遠回りに感ずるかもしれないが、住民の英知を生かし風土と共にある暮らしを再生する上で重要な、内発的発展の入り口を示したマニュアルとしてこの本は機能する。

特に、地域の元気をつくりたいと活動するNPOや行政職員、そして地域再生をサポートする大学関係者に読んでいただくことをお勧めする。同時に、「ワークショップ」って何?と住民から問いかけられた経験のある方々にはぜひ活用いただきたいと感じた本である。

5つ星のうち 5.0  良心の実践哲学教本, 2010/7/12

レビュー対象商品: 住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル (単行本)

 1)良心の本である。

2)タイトルは「マニュアル」とされ、作業要領32がわかりやすくステップをおって示されている。この作業要領はイラストも入り、活用者の指南書として役立つだろう。ただし、単なる機械的なマニュアル本ではない。あたかも農作業の根幹である土壌づくりを手伝うような内容だ。

3)本書の基本姿勢は、生の声を聴こうとする。一口に「高齢化」という言葉では括らない。「住民の半数近くが60代、70代の人になっており、農作業が大変で、荒れた畑が目立ち始めてどうすることもできないでいる。」こうした声を集め、話し合って、考えて、意味を構造化し、評価し、実行していく。その土壌づくりを手伝う本だ。

4)土壌づくりには、著者が長年研鑽されてきている質的統合法を駆使する。ジグゾーパズルになぞらえる。Aさんはパズルの完成図を最初に見たうえで、バラしたピースを組み立てる。Bさんは、完成図を知らずに、最初からバラされたピースだけで組み立てる。この相違は大きい。Aさんは、復元イメージが最初からわき完成スピードも速い。Bさんは、断片の情報をひとつひとつ読みながら、発見・統合によってしだいに整合性のある全体像を掴むこととなる。質的統合法は、完成図を事前に知らないBさんの立場だ。

5)ただし、ジグゾーパズルのピースの数は限られている。しかも完成図は決まっている。質的統合法は、手順の進め方で、形の上ではジグゾーパズルと似ている。しかし本質的には異なる。さらに生のフィールドの情報は複雑で多様だ。完成図もない。たずさわるヒトの意識が入り込む。意味の全体の地図づくりとなる。ジグゾーパズルには最初から答えがある。その答えの気づきを繰り返せば完成する。しかし、質的統合法は異なる。どこにも答えはない。あるとすれば相対的な落ち着きどころだろう。主体となるヒトが意味を読み取り、意味を階層的に構築していく。全体像の予想がつかない。しかもデータとして浮上してくるのは、氷山の一角であり、隠れた部分がはるかに多い。海中に隠れた部分には言語以前の暗黙知がある。混沌が渦巻いている。この混沌をして語らしめながら、実践へ進む。本書には、多くの実践例が示されている。かつ前述の作業要領が親切にも提示されている。 

6)本書はマニュアル本としているが、実はフィールドの坩堝から結晶化された論理が浸透している哲学書でもあると思う。質的統合法の具体的な手順や思考論理について、懇切丁寧に解説している。例えば、断片情報が自ずと集まる思考の論理の一つとして「鍋釜理論モデル」と、それに関連した「意味の鳥瞰図理論モデル」を提示する。「鍋釜理論モデル」は、「鍋」と「釜」と「薪」の三つの要素を使って、「関係思考(意味の論理認識)」と「類似思考(意味のパターン認識)」のベクトルとして「場の思考(意味の相対的距離認識)」を論じる。「意味の鳥瞰図理論モデル}は、例えば、飛行機が離陸し、その視野が「民家」→「家並み」→「集落」→「地帯」と広まる。同様に質的統合法は、「生の声」→「階層構造レベル1」→「同2」→「同3」と高まる。ヒトの思考にはさまざまな方法や論理があるが、著者が提唱するこれらのモデルは質的統合方法にとって基盤となる。こうした思考論理に裏打されて、地域住民が参画しやすい手作業を編み出している。例えば、住民みずからの「フィールド写真分析による質的統合方法」の進め方には、「なるほど」もっともだと納得できる。読者は、本書98頁の「図12:写真分析サンプル・男木島の姿」を参照すれば、その納得を実感できるだろう。つまり、哲学的な思考論理と実務としての思考手順が融合している。自らが手を下せる哲学書ともいえる。 

7)本書のタイトルのキーワードは、「住民」、「行政」、「NPO」、「協働」、「地域」、「再生」、「マニュアル」が並ぶ。ただし、これらのワードのピース群は、あたかも肥料の必須元素(窒素、リン酸、カリウム、酸素、水素、炭素、・・・)が行き届いた膨よかに発酵した土壌のように、まさに質的に統合されている。この土壌から新たな作物が育つはずだ。著者が培ってきたフィールド・サイエンスの集大成であるとともに、その始まりでもある。「最新」ワードも並ぶが、むしろ地域の伝統力を踏まえた<温故知新>ともいうべき、現在・未来を見据えた創造的な良心本だ。著者、および編集・刊行にご尽力された関係者へ敬意を表する。

8)<知恵のフィールド教本>ともいうべき、過去-現在-未来を繋ぐ良書として、本書を広く江湖へ推奨する。

以上。

5つ星のうち 5.0  地域や仕事の現場で、問題点課題の集約や人々の合意形成に取り組む人々にぜひ使っていただきたい。本書は、読むというよりは現場で使うことで威力を発揮する。, 2010/7/4

レビュー対象商品: 住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル (単行本)

 

タイトルの通り、地域や仕事の現場で、問題点課題の集約や人々の合意形成に取り組む人々にぜひ使っていただきたい。本書は、読むというよりは現場で使うことで威力を発揮する。

 著者は全国の農山漁村で地域の合意形成をサポートしてきた。著者が実践してきたサポートは、よく聞くような打ち上げ花火的、その場限りのワークショップではない。

著者の放つ手法は、地域の人々こそ主役である。しかも、寄り合いやワークショップの場で、本書手法を活用して抽出された、当事者による合意形成は決してぶれない。むしろ徐々に発展を見る。 

著者は、人々が直面する問題の山を前に打つ手なく失望しつつある地域に幾度も通った。

多くの現場では、すでに行政が深くかかわり問題点の整理や課題の落とし所を、行政サイドなりに事前に用意してしまうが、地域住民が自ら覚悟を決めるような合意形成には至らない。

行政であれ、他人が描いたシナリオには住民や当事者の関心が続かないのである。寄り合いで問題点を自分の言葉で表現し、参加者みんなが見える形で意見の地図として整理していくことで、意見集約は納得を得る。

 

現場の生の声を取材し、真実を積み重ねて集約していく手法は、KJ法をベースにした手法である。全ては分かりやすく、とりわけ現場の当事者にとって、トライ&キャッチと試行錯誤、現場の事実を振り返り、何度も咀嚼できるように、実績に裏打ちされた手法として紹介している。しかも、地域の現場に即した手法は、どれも一つひとつが地元の当事者と確認作業をしながらブラッシュアップして仕上がった手法であり、ひたすらに現場のユーザーの目線を取り込んだマニュアルとして集大成できた。 

KJ法は文化人類学者川喜田二郎氏がフィールドサーベイの現場から生み出し、学者、研究者、上場企業の実務現場で広く活用されてきている。著者は川喜田二郎研究所で20年間実務者、研究者としての実績を持つ。KJ法が一般人には敷居の高い手法であることもよく承知している。だからこそ、それを地域現場の人々に活用してもらえるように編集を加え紹介していることを忘れないでほしい。

 

体系化されたKJ法の鉄則が織り込まれていることで、寄り合いの意見集約と合意形成から抽出した現場の理念コンセプトは地域の目標になりルールになり、いつまでもぶれない。

本書の中にも、地域再生に取り組む人々の表情が紹介されている。はじめは、戸惑いと諦めの顔だったのが、本書の手法を取り入れて仕事が進むうちに、希望の顔に紅潮してくる様を幾度も見てきた。

本書をひと通りページをめくり終え、最後の作業要領に、運営順序が洗いざらい惜しみなく手法を克明に掲載しているのを読めば、著者と出版社が本書を世に出そうと傾倒した並々ならぬ熱意と覚悟を感じる。

 ワークショップの運営のいろはを、ここまで詳細に根気よく説明している書籍はほかに見たことがない。

KJ法の基本や地域にかかわる順序など、長年蓄えてきた著者のノウハウをより分かりやすく、そして惜しみなく読者に提供し、共有財産化してしまおうという英断が見て取れる。

 特に、本誌事例として掲載されている田代島の人々、和歌山県各地の人々、その周縁の人々にとっては身近な取り組みが事例となっていることで、自らの地域再生に向けた大きな燈明になる。

本書は、KJ法を学び地域に向かいたいと思っている学生や研究者には、ぜひともフィールドノートとともに現場に持参してほしい。そんな頼りになる教科書でもある。特に、現場の最前線に立つ行政マンやNPOスタッフには寄り合いやワークショップ運営など、人々の意見集約と合意形成へといざなうマニュアルとして大きな手助けになると思う。

5つ星のうち 5.0  地域再生に取り組む全ての方にオススメ, 2010/7/6

レビュー対象商品: 住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル (単行本)  

本書は、現在の日本の多くの地域が直面しているまちづくりの行き詰まり感を打破するヒントと勇気を、行政、市民、専門家などまちづくりに関わる全ての人たちに与えてくれます。

地域再生の具体的手段としてはワークショップやKJ法など、一見使い古された感のある手段が使われているようですが、本書を読むと、私たちはそれらの手段を表面的理解の下で使っていたことを気づかせてくれます。まさに目から鱗です。まちづくりに関わる全ての方にとって必携、必読の一冊です。

5つ星のうち 5.0  看護の分野でも, 2010/7/6

レビュー対象商品: 住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル (単行本)

 私は看護の分野ですが、この本は大変参考になります。KJ法をデータ分析に用いている方にはぜひとも見てほしい本です。

 看護研究のような実践と研究の両面を行う必要がある分野であれば、この本は必須のアイテムになるでしょう。特に地域の健康問題を扱いつつ、現場(地域)に働きかけていくような行政保健師などにはいいと思います。

 なぜなら、現場の合意形成をどのように得ながら、地域住民の主体性の発揮を促進して、みんなをやる気にさせて、問題を解決していく。地域住民にとってはとても入りやすくて、自分たちの郷土にあったソフトを構築していける。現場を選ばす、住民がどんどん幸せになっていくことを作り上げられることが、神話などではなく、現実にできることを証明している本です。 

日本における地域再生のゴールドスタンダード(GOLD STANDARD)になるのではないでしょうか。

 

日本の病院の病棟改革などにも使えます。いろいろ応用できるところも魅力的です。というわけで五つ星です!

5つ星のうち 5.0  学校や保育施設等で、組織的に問題解決に取組むために不可欠な具体的理論とノウハウが満載, 2010/8/7

レビュー対象商品: 住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル (単行本)

著者は地域の住民を中心に、行政やNPO法人との組織的な協働により、地域再生のために長年地道に尽力してきた。この成果の結晶である『地域再生マニュアル』は、地域や介護・福祉施設ばかりではなく、学校や保育施設等において問題解決を図る際の示唆に富んでいる。組織的な取組みとしてどのように計画したらよいか、皆を巻き込みどのような組織にするか、どのように皆で決断し意欲的な実践を図るか、大変役立つ本質的な要素が随所に盛り込まれている。

 同時に、写真を活用したKJ法活用へと発展させ、また民主的な合意形成にも積極的にKJ法を活用したことによる具体的な成果としても、大いに注目に値する。自然や環境をコントロールしようとする近代的精神やテクノロジーに対峙し、KJ法の精神と技法を大切に継承し実践している。質的研究の対象である「もの」や「こと」を、手段ではなく生きものとして、関係者と一緒にそれらの訴えを傾聴する方法が満ちている。閉塞感に押しつぶされそうな政治や経済社会、また教育界の窮鏡打開の道しるべとなろう。 

 今日、教育界においても、KJ法を言葉として知る、もしくはKJ法と称したスキルをグループワークで使う教員たちはますます増加している。しかし、川喜田二郎著『発想法』等でKJ法を読みかじったり、そこから聞きかじったりした程度の人たちが多い。川喜田二郎(KJ)法の精神と技能の本流を身につけた人に会うことはごく稀である。この意味でも、この図書は具体的ケースを取り扱った良書である。このように、本来のKJ法を活用した具体的成果が、次々と世に出てくることを今後も期待したい。 

5つ星のうち 5.0  現場に持ち込む必読マニュアル, 2010/7/25

レビュー対象商品: 住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル (単行本)

 

中山間地域、過疎地域では、高齢化が進み活力がますます低下してきている。こういった活力低下を食い止めることは行政の責務であろうと理解している。従来、地域社会は、話し合いや、共同活動を通じて地域を持続してきた。今、それが廃れてきている。和歌山では、寄り合いワークショップの手法を用いて地域住民自らが考え、行動することを目指してきた。地域の無いモノねだりではなく、あるモノ探しを通じて地域住民自らが再生を考えるというストーリーである。わかりやすい考えであるが、実践は簡単ではない。総論は分かっても、実践が伴わない。地域を引っ張るリーダーがいない。行政が支援出来ることは何なのか。

本マニュアルは、住民自らの合意形成を行っていくための手法を数多くの実践に基づいて構築した書であり、行政やNPOの係わり方を詳細に記し、これから地域再生に係わろうとする行政には必読のマニュアルではないかと考える。また、地域が動き出すためのきっかけ作りや、その支援についても対応策を提示している。

地域が100年先を描けるよう、行政は本マニュアルを持って現場(地域)に入っていくことが必要な時代になっているように思う。

5つ星のうち 5.0  有志の人々にとって最高のマニュアルになるであろう,

レビュー対象商品: 住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル (単行本)

我が国の中山間地域の集落は、食糧の供給以外にも様々な多面的機能を有し、日本という国の骨格の細胞と言っても過言ではない。しかし今後5~10年の間を無策で過ごせば、次々と消滅してスカスカの状態に成り果ててしまうであろう。

国でも人でも骨格が弱ってしまう事は、寿命を縮めることと同じである。著者の現場での経験を積み重ねて作り上げられた本書は、各自治体職員を始め、この危機を察知し各方面から対策を試みる有志の人々にとって最高のマニュアルになるであろう。

5つ星のうち 5.0  企業組織の活性化に取り組む方々にお奨めする, 2010/7/9

レビュー対象商品: 住民・行政・NPO協働で進める 最新 地域再生マニュアル (単行本)

地域再生マニュアルは、過疎などに悩む地域社会の活性化のためのマニュアルである。しかし、ここに語られた再生のノウハウは、地域に限らず、不活性に悩む企業組織の活性化にも応用できる。

 企業組織の活性化については、すでに多くのコンサルタントや経営学者によって語りつくされてきた感がある。しかし、企業内で各種の企画に携わってきた評者の経験で言うと、コンサルタントや学者の論は、素晴らしく見える割には、実際に手にとって使ってみると、何かしら結果が十分にでないままに尻切れトンボになってしまうことが多かったように思う。

 そのような目で見て、本書には理論倒れに終わらないサムシングがあると感じられる。企業組織の壁にぶつかって悩んでいる、幹部から新人にいたる全ての方に本書をお奨めする。

14:10 2014/02/20

平成26年2月20日


 プラスチックごみの山が油田に変身・小型油化装置でコスト削減に挑む

山田 久美バックナンバー2013年8月29日(木)

1/7ページ

プラスチックは石油からできている。それを石油に戻すことは技術的には難しくない。しかしながら、日本ではプラスチックごみの5割以上が焼却処分されている。このような中、プラスチックごみを石油に戻す「廃プラスチック油化装置」の製造と販売で、世界から注目を集めているベンチャー企業がある。神奈川県平塚市のブレスト社だ。

「このゴミの山がすべて石油になるなら、これはいい商売になるぞと。恥ずかしながら最初はあまり深く考えず、儲かりそうだという動機だけで始めた」

 

こう語るのは、2001年創業のベンチャー企業、ブレスト社の伊東昭典社長だ。同社の事業内容は、廃プラスチック油化装置、すなわちプラスチックごみを石油に戻す装置の製造と販売だ。

 

ブレスト社の伊東昭典社長

 

現在、同社の廃プラスチック油化装置は、国内約60カ所、海外約30カ所に設置されており、伊東氏の事業内容を紹介した動画サイト(YouTube)は世界中で視聴されている。再生回数は363万回を突破し、動画がアップされた2011年には、世界中からメールによる問い合わせが殺到。その数は約1万5000件を超えた。

 

プラスチックごみの多くは焼却処分

 

ご存知の通り、プラスチックは石油からできている。それを石油に戻すことは技術的には難しくない。プラスチックを約400℃まで加熱して気体にし、冷却装置で冷却してやれば、石油が生成される。

 

しかし現在、プラスチックごみのほとんどは焼却されたり、そのまま埋め立て処分されたりしている。それはなぜなのだろうか。

実は、1970年代に起こったオイルショックを機に、日本でも70年代後半からプラスチックごみの油化技術の開発が進められ、その技術はほぼ確立していた。そして、90年代に入り、原油価格の高騰や地球環境問題が深刻さを増す中、一般廃棄物のうち、重量で約20%を占める容器包装廃棄物の処理が喫緊の課題となっていった。

そこで、1995年に「容器包装リサイクル法」が制定され、PETボトルとプラスチック製容器包装もリサイクルの対象となった。

現在、プラスチックごみのリサイクル方法は、大きく3つに分類される。プラスチックごみをそのまま原料にして新しい製品を作る「マテリアルリサイクル(再生利用)」、プラスチックごみを化学的に分解するなどして、化学原料に再生する「ケミカルリサイクル」、そして、焼却炉などで燃やして、熱や電気などのエネルギーとして回収する「サーマルリサイクル(サーマルリカバリー)」である。

この中で、最も割合が高いのがサーマルリサイクルで、50%以上を占める。一方、プラスチックごみの油化はケミカルリサイクルに分類されるが、現状、ほとんど行われていない。容器包装リサイクル法の制定に伴い、多くの企業が廃プラスチック油化装置の開発に取り組んだものの、採算が合わないため、そのほとんどが、2011年までに事業を撤退してしまったのだ。そういった中、残った数少ない企業の1つがブレスト社である。

では、同社が廃プラスチック油化装置の実用化を果たせた要因はどこにあったのだろうか。

 

採算が合わない廃プラスチックの油化

 

ブレスト社の廃プラスチック油化装置。プラスチックごみを投入すると混合油が生成される

伊東氏が、廃プラスチック油化装置の市場に参入しようと一念発起したのは、2000年のことだった。この年は、1995年に制定された「容器包装リサイクル法」が完全施行された年である。

プラスチックごみのリサイクルの法整備が進む中、廃プラスチック油化装置の開発に取り組む企業が増えていることを知った伊東氏は、プラスチックごみの山を目の前に、後発企業ながらなんとか参入したいと考えた。

 

「当時はちょうどガソリンが値上がりし始めていた時期でもあり、廃プラスチック油化装置の販売は、日本にとっても、地球環境にとっても喜ばしい夢のあるビジネスになるに違いないと直感した」。伊東氏はこう振り返る。

 

そこで、先行して開発を進めていた企業に片っ端から連絡を取り、廃プラスチック油化装置を見せてくれないかと頼みこんだ。しかし、すべて断られた。その中で、1社だけ快諾してくれた企業があった。

その企業は、廃プラスチック油化装置の連続運転に向けて技術開発を進めていたが、思うような結果が得られていなかった。そこで、伊東氏は、その企業の廃プラスチック油化装置の営業と販売促進を担当するという立場で、共同開発を申し込んだ。そして、NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)の助成事業に応募したところ、見事に採択され、2002年7月より、国家プロジェクト「廃プラスチック油化装置の連続運転実用化事業」が始まったのである。

 

しかしながら、プロジェクトは難航した。当時、廃プラスチック油化装置の設置場所は、大規模なゴミ処理施設を想定していた。そのため、プロジェクトで開発を進めた廃プラスチック油化装置も、200坪もの設置面積を必要とする大型機で、1日に処理するプラスチックごみの量は約2トンを考えていた。

 

しかしそのためには、これだけの量のプラスチックごみを、毎日トラックなどを使って回収、運搬してこなければならない。ガソリン代やトラック運転手の人件費がかかる上、大量のCO2も排出してしまう。

 また、一概にプラスチックごみと言っても、PETボトルや包装フィルム、発泡スチロール梱包材などさまざまで、それぞれ材料の種類が異なる。

 例えば、プラスチックの一種であるポリ塩化ビニルは、熱分解すると塩化水素などの有害ガスを発生させる。そのため、脱塩装置の設置が不可欠で、廃プラスチック油化装置の大型化、複雑化の要因となる。

3/7ページ

一方、PETボトルのPET(ポリエチレンテレフタレート)は熱分解すると、テレフタル酸といった結晶が析出してしまい、廃プラスチック油化装置の詰まりの原因になると同時に、油化に大量のエネルギーを必要とするため、油化には向かない。

しかしながら、回収してきた大量のプラスチックごみの中から、油化に適する材料だけを分別するとなると、多額の人件費と手間がかかってしまう。しかも、ゴミなので、そのまま油化装置には投入できず、前処理として洗浄と乾燥も必要となる。

 さらに、大量のプラスチックごみをバーナーを使って400℃以上に加熱するため、安全性の確保にも細心の注意を払わなければならない。それゆえ、油化装置の操作には、専門の技術者も雇う必要があった。

「このままでは採算が合わないことは明白だった。実際、NEDOプロジェクト終了後、開発した廃プラスチック油化装置の販売を試みたが、装置の不具合によるトラブルが相次いだほか、採算が合わなかったため、共同開発を行った相手企業は撤退を余儀なくされてしまった。先行して開発を進めていた他の企業も、その多くが次々に撤退していった」と伊東氏は打ち明ける。  

エネルギー資源の地産地消を可能に しかし、伊東氏はあきらめなかった。

 「血税を使って何も結果を出せないのでは、世間に申し訳が立たない。なんとか実用化できる道はないかと必死に模索した」

伊東氏は、NEDOプロジェクトを通して、生成される石油の品質の確認を目的に別途、ブレスト社内で自社開発した試作機に着目した。それは、1日のプラスチックごみの処理可能量200キログラム程度、設置面積畳1畳分ほどの小型機だった。

 この中でプラスチックごみが油化される。これ1本で1日約200キログラムのプラスチックごみが処理可能

断熱材を巻いたもの。本数を変えることで、1時間当たりの処理量は10~300キログラムまで対応可能

 1日に200キログラム程度のプラスチックごみが発生する場所であれば、食品工場や農業の現場、漁業の現場、スーパーマーケット、ファストフード店などいくらでもある。小型機なので、そういった場所に直接設置できる。現場で発生したプラスチックごみをその場で油化すればよいので、大型機のように、毎日大量のプラスチックごみを回収、運搬してくる必要がなく、それらにかかるコストやエネルギー、CO2発生量も大幅に削減できる。

加えて、伊東氏らが開発した小型機は、バーナーで加熱する大型機とは異なり、電熱ヒーターを使っているうえ、1回の処理量も少ないので、安全性が高く、コンピューターを使って自動制御するなど、設計のしかた次第で誰でも簡単に扱うことができる。

「小型機であれば、プラスチックごみというエネルギー資源の『自産自消』が可能になると考えた」と伊東氏。

とはいえ、小型機を実用化するには、乗り越えるべき大きな壁があった。

油化できるプラスチックごみの種類を、お菓子の包装袋などに多く使われている「PP(ポリプロピレン)」、レジ袋やPETボトルのキャップなどに使われている「PE(ポリエチレン)」、そして、コンビニエンスストアの弁当やカップ麺の容器、発泡スチロールなどに使われている「PS(ポリスチレン)」の3種類に絞る必要があったのだ。

「逆にこの壁さえ乗り越えることができれば、廃プラスチック油化装置の実用化は十分可能だと判断した」と伊東氏は話す。

2010年時点におけるプラスチックの生産量は年間2億6500万トンで、そのうち約6割をPP、PE、PSの3種類が占める。とはいえ、“油化”を目的としたプラスチックごみの分別は行われていない。小型の廃プラスチック油化装置を市場に投入していくには、プラスチックごみの分別を徹底させることが絶対条件だ。

そこで、伊東氏が着目したのが、子供たちへの啓発活動だった。

 子供たちへの啓発活動を開始

きっかけは、あるリサイクル事業組合から、「プラスチックが石油からできていることを、子供たちに教えてほしい」という依頼を受けたことだった。そのとき、伊東氏は「子供たちを啓発すれば、その親も巻き込んだ大きな運動になるのではないか」とひらめいた。

 卓上型の廃プラスチック油化装置

 そこで、2005年、伊東氏は、卓上型の廃プラスチック油化装置を小学校に持ち込み、給食で出たPP製のパンと牛乳のストローの袋を油化装置に投入して、油ができる過程を見せた。子供たちはその様子を、驚きをもって受け止めた。その中には伊東氏自身の子供も含まれていた。

伊東氏は、その後も多くの小学校を回り、使い終わったプラスチックは捨てればただのゴミになってしまうが、油化すれば貴重なエネルギーに変わること、また、焼却すれば、地球温暖化の要因であるCO2を大量に発生させることになること、そのためには、プラスチックごみの分別が重要であることなどを、油化装置を通して地道に伝えていった。

 「正直言って、最初の頃は、教育現場で子供たちが安全に油化装置を扱っている姿を見せることができれば、当時、懸念されていた油化装置の安全性への懸念を払しょくできるのではないか、自社の油化装置を市場に投入する大きなチャンスになるのではないかといった思惑があった。しかし、啓発活動を重ねていく中で、目を輝かせてプラスチックごみが石油に変わっていく様子を見守る子供たちの姿を見ていく中、自分のこの活動は、重要な環境授業であるという使命感が強くなっていった」と伊東氏は振り返る。

そこで、伊東氏はこの環境授業を「今、私たちにできること」というテーマにして、小学校だけでなく中学校や高校、大学にも活動の場を広げていった。また、学校で出るプラスチックごみを「スクール油田」と命名し、子供たちにプラスチックごみの分別の重要性を説いていった。

 

プラスチックごみ問題はすべての国に共通

2006年に入り、伊東氏のこの活動はさまざまなテレビ番組で頻繁に紹介されるようになった。そういった中、2007年3月には、マーシャル諸島共和国を訪問することとなった。

 

ここは、赤道に近い太平洋に浮かぶ島国で、人口は約6万2000人、島のほとんどがサンゴ礁による環礁でできており、一番高いところで海抜が3メートルしかない。そのため、地球温暖化の影響を真っ先に受け、100年後には海に沈んでしまうと言われている。

主な産業は観光で、多くの観光客が訪れる。その一方で、環礁であるため、海外から持ち込まれた大量のプラスチックごみを埋め立てることもできず、処分に困っていた。このような状況の中、伊東氏の油化装置を知ったマーシャル諸島の大統領が、外務省を通して手紙を送ってきたのである。

 

伊東氏はさっそくマーシャル諸島にわたり、島の人々に、現地で山積みになっているプラスチックごみを油化して見せると同時に、プラスチックごみの分別の重要性を熱心に伝えた。その様子は、テレビ朝日のテレビ番組「素敵な宇宙船地球号」で紹介された。

 

さらに、2009年9月には、同番組のシリーズとして、西アフリカのベナン共和国も訪問した。ベナン共和国では、昔からゴミは地面に捨てる習慣があったが、近年プラスチック製品が輸入されるようになり、道端や川岸には分解されないプラスチックごみが大量にたまっていた。人々はその上に土を被せて生活しているというのだ。

 

「どんなに貧しい国も豊かな国も、プラスチックごみが山積する景色だけは一緒だということを痛感した。よほどの秘境でない限り、人が住む地域はどこもプラスチックごみの処理問題を抱えている。その点で、小型の油化装置であれば、電気の通っていない島国や貧しい国にも、比較的簡単に持っていって使ってもらうことができる。ゴミ処理問題の解消とエネルギー供給という一石二鳥の解決策になる」と伊東氏は話す。

プラスチックから直接電気をつくり出す

一方で、伊東氏は2009年4月に国際連合大学から活動に関する取材を受け、その映像が同大学のHPに掲載された。さらにその映像が動画サイト(YouTube)に転載されたことで、一気に世界中から注目を集めるようになったのである。

「動画サイトを見た世界の人からメールをいただいた。中には米国の国防総省からのものもあった」と伊東氏。

米国が、日本をはじめ世界各国に設置している米軍基地には、数千~数万人の兵隊が居住しており、日々大量のゴミが発生する。ゴミを処分するのに海上輸送を使えば、莫大なコストがかかる上、大量のCO2を排出してしまう。そこで、中でも厄介なプラスチックごみが削減できる上、油が採れるのであればと、問い合わせてきたのだ。

しかしながら、PP、PE、PSの3種類のプラスチックから生成される油は、ガソリン相当、灯油相当、軽油相当、重油相当が混ざった混合油だ。これを自動車などの内燃機関に使用するには、蒸留する必要がある。

そこで、国防総省が提案してきたのが、廃プラスチック油化装置によって生成された混合油を、直接ディーゼル発電機の燃料にしてしまえないかということだった。その結果、2012年に「プラスチック発電機」が誕生した。

これは、廃プラスチック油化装置とディーゼル発電機を組み合わせたもので、油化装置の投入口からプラスチックごみを投入すれば、油化された油を使ってディーゼル発電機が稼働し、結果として電気を取り出すことができるというものだ。

「プラスチックごみ1キログラムで1リットルの混合油が生成される。1リットルの生成油で3.4キロワット時の発電が可能だが、そのうち1.2キロワット時の電気が1キログラムのプラスチックごみを油化するのに使われるため、結果、2.2キロワット時の発電能力がある」と伊東氏。

現在、国防総省へは、米国の代理店を通して導入を検討してもらっている最中とのことだ。

2013年4~5月には、このプラスチック発電機を基に、地元である神奈川県平塚市のショッピングセンター「OSC湘南シティ」で、「エコ発電で湘南ベルマーレを応援しよう!」と題したイベントを開催した。同装置を使って発電した電気を使って、サッカーJ1の湘南ベルマーレのパブリックビューイングを行おうという取り組みだ。

燃料には、OSC湘南シティで市民から回収したボトルキャップと、そのフードコートで使用されている飲料用プラスチックカップの回収ゴミが使われた。

特にプラスチックカップは、旭化成の子会社の旭化成パックスが製造したPP製のもので、今後同社は、ブレスト社と協働し、廃プラスチックカップをプラスチック発電機の燃料としてリサイクルするシステムの確立を目指している。

プラスチックカップは国内で年間約20億個消費されており、旭化成パックスの国内シェアは約45%。しかし、その中には、現在、PETやPSも混在している。廃プラスチック油化装置にはPETは使えない。一方、PSは使えるものの、油化にはPPの方が向いている上、耐熱性に優れ、重量も2~3割軽いのだ。「エコ発電で湘南ベルマーレを応援しよう!」と題されたイベント会場に設置した専用のゴミ箱。PP製のプラスチックカップゴミを効率よく回収

 

「すでに、旭化成パックスが納入しているファストフード店などは、PPのカップに切り替わり始めている。プラスチック製品には分別収集のための識別マークが表示されているので、今、自分が飲んでいる飲料のプラスチックカップがどの材料で出来ているのか、是非確認してみてほしい」と伊東氏。

 

とはいえ、残念ながら現在のところリサイクルシステムが確立していないため、焼却されてしまっているのが現状だ。伊東氏らは1日も早いリサイクルシステムの確立を目指している。

 

途上国向けに低価格化を目指す

 

また、世界中から油化装置、そしてプラスチック発電機に関する問い合わせを受けているものの、価格が合わず、導入を見合わせるところが少なくない。その多くが発展途上国だからだ。そのため、2012年にはさらなる小型化を図るなど、改良とコストの低減に向けた努力を続けている。

 

「現在、顧客のニーズにフレキシブルに対応すべく、1時間当たりの処理量は、10~300キログラムまで対応可能、価格は油化装置本体だけで106万~2億2000万円(税別)というように、ラインナップを揃えている。今期の売上高は1億5000万円だが、利益率は決して高いとは言えない。だが今年に入り、旭化成パックスがプラスチックごみの油化に積極的に取り組み始めてくれたことは、我々にとって大変心強い出来事だ。我々の事業はようやく軌道に乗り始めたところだが、今後も強い使命感を持ち、廃プラスチック油化装置の普及に向けて努力を重ねていきたい」

袋に入ったプラスチックごみの山を抱えながら、伊東氏は力強い口調でこう語った。

8:53 2014/02/15

 

 

 

廃プラスチック油化技術は使えるか-環境技術開発の有り方を考える      98.08.25

この文章は、8月28日、東京工業大学において行う、新規産業研究会における発表の一部になるものである。

 

プラスチック油化技術は、なぜかかなりの企業によって研究されたが、良く考えるともともと使えるはずのない技術であった。

この技術を使えるものだと錯覚した人が多いのはなぜなのだろうか。その考察である。

 

環境技術の場合には、このような例が他にも多く存在するのでは無いだろうか。

 

(1)廃プラスチック油化技術とは 使用済みの材料の再利用、すなわち、リサイクル技術には、いろいろな形態が存在する。それは材料の特性によってかなり異なった状況である。なかでも最も複雑なものが、廃プラスチックリサイクルである。プラスチックとは、化学プロセスによって作られた高分子物質の総称であるが、実用になっているものは、石油起源(さらに細かく分類すればナフサと呼ばれるガソリンに近い軽い成分起源)のものが大部分である。もともと石油であるから、固体になってはいても、燃やせば石油と同等の発熱量を持ったものも多い。ポリエチレンやポリプロピレンはそのような例である。したがって、最悪の場合でも、熱量の回収は行うべき材料である。これをサーマルリサイクルと呼ぶ人もいるが、リサイクルの語源が、re(再び)、cycle(回る)であることを考えれば、適切とは言い難い。一旦燃やしたプラスチックは二酸化炭素と水になって、地球の物質循環能力に依存することになるが、そもそもリサイクルは、人間活動内部で完結してはじめてリサイクルである。

それなら、ナフサ相当品に戻すこともリサイクルとして有りうるだろうか。理論的にはありうるものの、それが経済的に成立するという条件下で実施することは不可能に近い。それは、そのようなプロセスには熱エネルギーが必要で、投入するエネルギー量に見合う収量が得られないからである。

そこで、プラスチックを灯油や軽油のようなナフサよりもやや重たい石油製品へ戻すこと、これが油化の狙いである。

  

(2)他のリサイクル技術  リサイクルの基本は、水平リサイクルである。すなわち、もともとの利用されていた形態に戻すことである。そして、リサイクルの道筋、これをリサイクルループと呼ぶことが多いが、これは、なるべく短い方が良い。短い長いの基準となる距離の定義は、元の製品との化学的な類似性である。分子構造をどこまで変更するか、これが距離の定義であり、全く分子構造を変更しないものを「マテリアルリサイクル」と呼ぶ。

最良のリサイクル技術は多くの場合、マテリアルリサイクルによる水平リサイクルである。しかし、その製品に市場性が無い場合や、余りに多くのエネルギーが分離・回収・洗浄プロセスなどに必要となるようならば、他のリサイクル形態を考えることになる。

プラスチックの場合には、原料分子に戻す方法をケミカルリサイクルと呼ぶ。これは、高分子状態を再び低分子状態に戻すことを意味し、重合反応(低分子が高分子になる反応)は、一般にエネルギーの低い状態に向かう反応で、この逆向きであるケミカルリサイクルあるいは分解には、エネルギーの供給が必要になる。すなわち、熱分解プロセスが採用される。

ケミカルリサイクルには、元の物質に戻さないで、別の化学製品の原料にする方法を含む場合がある。例えば、高分子を分解して、ベンゼン、トルエンなどのそのプラスチックを合成した原料とは異なった物質を合成する方法である。これが経済的に成立すれば、それはそれなりに意味があることであるが、多くの場合には、廃プラスチックが混合系であるために、分離・精製プロセスが必要になって、経済的に引き合わない。

それなら燃やしてしまおう、これが熱回収=サーマルリカバリーの発想である。どのような形で燃料にするのか、これによって、いくつかの方式がある。(1)RDF化:これは、家庭やオフィスから出るゴミに、炭酸カルシウムなどを混ぜて固形燃料化しようとするものである。カルシウム分が塩素と結合するために、多少の塩化ビニルが混じっていてダイオキシンの発生を押さえることはある程度可能である。(2)フラフ状態で溶鉱炉への吹き込み:プラスチックを細かく切ったもので、空気と一緒に溶鉱炉へ吹き込む方法。これは発熱のためだけではなく、還元能力も利用しているので、より高度な燃焼方法だとも言える。(3)プラスチック油化:油状にするメリットは、燃料のもっとも一般的な形態にすること。すなわち、輸送・燃焼などの方法論が確立していることである。

(3)プラスチック油化の現実  実際のプロセスはどのように行うか、と言えば廃プラスチックを加熱し溶融した状態にして、そこに触媒を入れる。熱エネルギーが供給されるために、分解が進行して、気体が発生する。この気体を液化温度によって分離し、適当なものを装置から取り出す。

さて、理論的には極めて明瞭な方法ではあるが、原料が複雑に混ざっている場合には、なかなか思った通りの反応は起きない。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレンだけが反応容器に入れられた場合には、割合と良質な燃料油が得られる。ところが、ここでも問題になるのが塩化ビニル、塩化ビニリデンである。塩化ビニルは、熱をかけると塩化水素を放出する。これが出ても別途回収する装置を付けておけばなんとかなるが、まあ、出ない方が望ましい。問題は、それ以外にある。塩化水素を放出した残りが、ネバネバの状態になって、分解されずに残りやすい。さらに、塩化水素の放出が完全ではないので、一部の塩素は生成した油に含まれることになる。どうも数100ppmの塩素を含んだ油ができるようである。このような油を燃料にすれば、この塩素が原因となって、ダイオキシンが発生する。ネバネバになって始末が悪いことは、塩化ビニリデンの方がさらに激しい。

このように、塩化ビニル、塩化ビニリデンが混じった廃プラスチックは、油化原料としては不適当なのである。混合率は恐らく数%に過ぎない塩化ビニル、塩化ビニリデンが、このようにプロセス全体の邪魔をする。

それでは、廃プラの素性が良く分かっていて、塩化ビニルなどの不純物を含まない産業系廃棄物に対して、油化プロセスを適用すれば良いだろうと思うかもしれない。しかし、そのように良質なかつ均質な廃プラスチックであれば、よりリサイクルループが小さな方法であるマテリアルリサイクルを行うことが可能になって、その方が総合的環境負荷としてもよほど少ない方法である。

なぜならば、ポリエチレンを熱分解することを想像すれば分かることだが、水素の量が足らない。すなわち、分解油は不飽和炭化水素、あるいは、芳香族炭化水素からなるものになることである。現在、ガソリン中の芳香族炭化水素は、発癌性の恐れから、減少させる方向であって、ポリエチレン、ポリプロピレンのような油化がやりやすいプラスチックから得られる燃料油の場合においても、石油から作られる燃料と比較すると、市場性には問題が有る。

 

(4)プラスチック油化が成立する条件

となると、プラスチック油化が成立するには、どのような条件が必要になるだろうか。まず、熱力学的な検討が行われる必要があるだろう。次に原料がどのような条件を満たすべきか、といった検討が必要である。

熱力学的検討とは次のような意味である。廃プラスチックを油化するには、これまで述べてきたように熱エネルギーを供給する必要がある。そのためには、場合によっては、電気ヒーターが採用され電力が消費される。これらが供給されるエネルギー総量となる。そして、油化で得られる油をどこかに輸送し、燃料として使用することによって、エネルギーが得られる。輸送のためにも勿論エネルギーが必要である。

このようなエネルギー収支が有利かどうか、比較すべき対象は「廃プラスチックの直接燃焼」である。それにも輸送プロセスを伴うだろう。確かに輸送に関して言えば、油化プラントで作られる燃料油は積み降ろしが簡単で、エネルギー的にもコスト的にも有利だろう。

要するに、図1(最後に掲載)のような二つのケースについて、発熱量の比較がまず必要になるだろう。また、コストについても同様の比較が必須だろう。要するに、油化プロセスを採用すれば、油化に必要なエネルギーを引き算する必要があるから、トータルな発熱量が減少することは避けられないが、得られる燃料油の売却によって、コスト的に見合うという判断が下せるのならば、油化プロセスが資本主義的判断から成立することになる。言い換えれば、油化プロセスはエネルギー効率を高めることによって環境負荷を低下されるために行うという種類の技術ではなく、単位商業的に有利であれば行うという種類の技術なのである。

総合的に考え直してみても、輸送コストの点でのメリットが非常に大きいというかなり特殊な条件が満たされない限り、プラスチック油化は絵にかいた餅に終わる可能性が高い。

(5)なぜプラスチック油化技術の研究が盛んに行われたか

このような考察によって、プラスチック油化技術の成立には相当特殊な条件が満足される必要があること、さらに、環境負荷低減を目的とした技術ではなく、経済効果だけを狙う技術であることが分かる。その割には、これまで油化技術の開発に従事した企業の数が余りにも多いのは何故なのだろう。一つの可能性は、このような基本的検討を行っていないことである。マスコミにも責任があるが、社会全体として「プラスチック油化は行ける」という雰囲気作りがあって、これが多数の企業の参入を招いたとも言える。

もう一つの重要な要素が、プラスチックは手に余る廃棄物だ、という市民社会の一部からの抵抗に抗する手法としての位置づけである。社団法人プラスチック処理促進協会といった組織が作られ、油化プロセスの検討を国家的な課題であると位置づけることによって、プラスチック廃棄物の処理にはこんなに良い方法があることを提示する意図から、油化の研究が推奨された可能性があるだろう。

(6)結論

このような非常に簡単な考察から結論を導くのも問題ではあるが、上述の社団法人を認可した通産省基礎産業局の産業政策が、多数の企業を実用化される可能性が極めて低いプラスチック油化プロセスの開発に参入させた張本人であると言えそうだ。一言で言えば、国家プロジェクトの魔術に掛かったのである。

 

図1  廃プラ処理の比較。直接燃焼と油化/RDF化。

8:42 2014/02/15

 

 

http://ourworld.unu.edu/jp/plastic-to-oil-fantastic/

http://www.blest.co.jp/s-1.html

http://ourworld.unu.edu/jp/plastic-to-oil-fantastic/

製品情報 製品情報TOP

油化装置について 油化できるプラスチック スクール油田について 実験データ Q&A 油化装置導入事例  【 プラスチック油化装置 】

■ バッチ式油化装置(環境教育・デモンストレーション・ラボ用装置)  処理能力:約1kg/回[Be-hカタログ 表面・裏面]

■ 連続式油化装置 ※型式名称を「NVG」と変更致しました。

処理能力:約200kg/24時間 [NVG-200カタログ]

【その他豊富なラインナップ】NVG-1000:約1000kg/24時間NVG-2000:約2000kg/24時間NVG-4000:約4000kg/24時間

NVG-6000:約6000kg/24時間

NVG-8000:約8000kg/24時間 [NVG-ソリューションカタログ] 【大型油化装置・特殊油化装置をご希望の方】

油化装置は、お客様の使用方法などの打ち合わせの上、オーダーメイド にて承ります。 詳細などを明記のうえ、こちらよりお問い合わせ下さい (注)製品の仕様は予告なしに変わることがあります。

 ■ PS専用油化装置

処理能力:10kg/回×2台 【 周辺機器 】  ■ 蒸留機

処理能力:20リットル/回[蒸留機カタログ 表面・裏面]

処理能力:50リットル/回[蒸留機カタログ 表面・裏面]

http://www.blest.co.jp/seihin.html

7:50 2014/02/15

 

 代表挨拶 会社案内                   代表挨拶

私たちブレストは、平成13年の設立以前から環境をテーマにした活動を続けてきました。そしてプラスチックのリサイクルに出会ったことで、この油化装置の開発に至りました。

プラスチックは日用品のあらゆる所に使用されていますが、壊れたりいらなくなってしまうと、ただの厄介なゴミにしかなりません。

しかし、プラスチックはしっかり分別して洗浄すれば、またりっぱな資源として使用できるのですが、まだまだゴミの分別や洗浄などは日常生活において当たり前になっていないのが現状です。

 

そこで、私たちはまだ何でも吸収できる子供たちに、今、地球環境がどのようになっているかを教え、リサイクルの大切さを知ってもらうという環境教育を始めました。環境に対する意識が子供から親へ、親から周りの大人たちへ広がっていけば、私たちが住んでいるこの地球はもっと住みよくなり、またこれから生まれてくる子供たちのためにもなります。

 

最近テレビや新聞などで取り上げられているように、CO2削減が今世紀最大のテーマになっています。私達が今まで取り組んで来た事が世間でも注目され始め、収益も拡大してきました。しかし、私達の夢はこれからです。もっと多くの方に油化装置を知って頂き、今までゴミでしかなかった廃プラスチックも有効な資源であるということを広め、これまでよりもっと地球環境に貢献していきたいと思っています。そのためには、私達の会社がもっと大きくなる必要があります。事業規模の拡大と収益性の確保を両立する事、また社内外のインフラを調えて株式公開を視野に入れ、その早期達成を目指していきたいと思っています。 

1人1人が環境に対してしっかりとした意識が持てるように、私たちはこれからも頑張っていきたいと思います。

株式会社ブレスト代表取締役 伊東昭典

http://www.blest.co.jp/kaisya3.html

8:18 2014/02/15 

製品情報 ⇒ 油化装置について 油化装置について 油化できるプラスチック スクール油田について 実験データ Q&A 油化装置導入事例

【 油化装置について 】

プラスチックを油に戻す方法は、プラスチックが開発された時から周知のことでした。

原理は極めて簡単で、加熱することによって[固体]⇒[液体]⇒[気体]へと変化させ、最終的には気体を冷却して油に戻します。

その過程で炭素と水素が鎖のように何万個もつながっているのを分断し、最終的に6~15個程度のつながりにします(ガソリン分~A重油分)。

これ以上小さくすると通常の気温では液体に戻らなくなります(メタン・ エタン・プロパン)。

この一連の作業をする機械が油化装置です。【 ブレストの油化装置の特徴 】 小型のため各種規制の対象外、又はハードルが低い対象です ◆ 装置の稼動に免許は不要 ◆ どこにでも設置が可能

 

◆ 原料を限定することで過剰な設備の必要がありません

◆ 小型のため価格も導入し易い安値設定

◆ 安価なので工場・事業者で装置を購入することができ、自分で出したゴミは自分で処理する『地産地消』が行えます

◆ 熱源に電気ヒータを使用しているので爆発の危険性がなく温度管理も正確です

◆ 簡単な構造なので特別な教育や技術が不要

◆ 油化できるプラスチックは、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PS(ポリスチレン)の3種類だけです

◆ 生成油は軽質油相当(ガソリン相当)、灯油相当、軽油相当、重油相当が混ざった混合油(PP・PEを油化した場合)

◆ 混合油を蒸留することでさらに油の使用範囲が広がります

7:51 2014/02/15  

 「つくる会」系教科書強要 安倍政権が沖縄竹富町に直接圧力 2014年2月14日 掲載 やりたい放題/(C)日刊ゲンダイ

フジサンケイグループ育鵬社の教科書「新しいみんなの公民」の採択をめぐる文科省と沖縄・竹富町の“攻防”が見過ごせなくなってきた。

育鵬社といえば、先の都知事選で田母神俊雄氏を全面支援した「新しい歴史教科書をつくる会」系。社長はフジテレビの元幹部だ。

こんな教科書は使いたくないという竹富町教委の気持ちがわかるが、文科省は県教委を通じ、「なんとかしろ」と圧力をかけてきた。しかし、県教委が動かないので業を煮やし、今月中にも直接、竹富町に「是正要求」する方針を固めたのだ。国が市町村の教育行政に直接、圧力をかけるなんて前代未聞だ。

問題の教科書を見ると、たとえば「平和主義」のところでは見開き2ページのうち約3分の2のスペースを割いて自衛隊の存在意義を説いている。「なぜ日本の憲法は一度も改正されていないのでしょう」にも2ページを割いている。

「そもそも竹富町と、石垣、与那国両市町で構成される八重山地区の教科書採択地区協議会は、保守色の強い育鵬社版の採用に積極的ではなかった。ところが、10年の石垣市長選で自公推薦の新人が勝ったものだから、11年の夏に育鵬社版を採択するように答申した。石垣市と与那国町は従いましたが、竹富町は『答申に法的拘束力はない』と突っぱねた。地方教育行政法では、各市町村教委に教科書の採択権限があると定めているが、教科書無償措置法は地区内の教科書統一を定めている。これをタテに文科省は無償教科書をストップすると、竹富町は篤志家の寄付で東京書籍版を購入した。そんな中で、町への是正要求になったのです」(竹富町教委担当者)

琉球新報の社会部長、松永勝利氏は「つべこべ言うな、とばかりに国が町に是正要求するのは地方自治の教育行政の独立性をないがしろにするもの」と怒っていたが、本当だ。安倍政権の“教育介入”はあまりに露骨だ。

19:59 2014/02/14

 

 

山田厚史の「世界かわら版」【第54回】 2014年2月13日  著者・コラム紹介バックナンバー 山田厚史 [デモクラTV代表・元朝日新聞編集委員]

景気回復腰折れか、五輪バブルか?FRB出口戦略の肩代わりは日銀に

イエレンFRB(米連邦制度準備理事会)議長の登場と共に金融の量的緩和縮小が米国で鮮明になった。真っ先に反応したのが新興国経済。マネー逆流を恐れ通貨が売られ、世界の株式市場に衝撃が走った。

 

リーマンショック後を支えた新興国ブームが終わろうとしている。ドルを世界に送り出すFRBの政策が反転すれば、じゃぶじゃぶな金融による「覚せい剤効果」は減衰する。世界経済は「空気が抜けた風船」になりかねない。注目されるのが日本、黒田緩和によるFRBの肩代わりである。米国が「出口」を探れるようになったのは「お後の用意」が整ったからだ。日銀は、より大きな責任とリスクを背負い込むことになる。

 

新興国は「仕手銘柄」 マネーに国境は無くなった。国ごとに規制や統制はあっても、カネはあの手この手で儲かるところに集まる。そしてカネは臆病だ。損を恐れ、危険を察知すると逃げ出す。インド、ブラジル、トルコ、インドネシア、南アフリカ、アルゼンチン、ウクライナ……。これらの国は成長が期待され、投資利回りを稼げる国としてもてはやされた新興国だ。ところが米国の緩和縮小におびえた投資家が通貨が売り、逃げ出そうとしている。慌てた新興国の通貨当局は金利を引き上げて防戦するが不安は解消されない。

 

これらの国に共通する経済構造がある。経常収支の赤字、対外債務の膨張、外貨準備の不足である。成長が期待され先進国から資金が流れ込んだ。流入を維持するため通貨を高めに維持した。金利も高くした。輸出競争力は落ちる。貿易(輸出)は伸びず経常収支は赤字に。赤字で足らないカネを外国から呼び込み対外債務が膨張する。通貨安になる。無理な水準で為替を維持しようと、外貨を売り自国通貨を買う。結果、外貨準備が減る。そんな悪循環だった。

 

投資ファンドにとって絶好のカモだった。見かけの成長が進んでいる時は投資利回りを稼ぐ。新興国ファンドなどと称する金融商品を先進国の客に売りまくった。だが長続きしないことは分かっている。密かに通貨の売りポジションを用意し、下落局面でまた儲ける。

 

規模が小さい新興国市場は株式でいう「仕手銘柄」だ。相場が激しく変動するから儲けやすい。情報を先につかんだものが儲ける。世界にネットワークを持ち、新興国の政治家や官僚機構に情報源を持つ米国金融マフィアの独壇場である。

イエレンFRB新議長の懸念 2008年のリーマンショックで米国の投資銀行や金融機関は壊滅的打撃を受けた。住宅市場も破たんし「ゼロからの出直し」といっても過言でない状況だった。そこに始まったのがFRBによる救済・金融量的緩和である。

バブル後の日本経済と同じで、米国でも不況期は資金需要がない。目を付けたのが新興国である。ブラジル・ロシア・インド・中国を「BRICs」と名付けて売り出したのは最大手投資銀行ゴールドマン・サックスだった。今ではsをSにして南アフリカを加えた。トルコ、インドネシアなど投資国を増やし、株や通貨だけでなく、企業買収や投資ファンドの組成など新興国を餌場に儲けを増やした。

こうしたビジネスを可能にしたのがFRBによる金融の量的緩和である。旗を振ったのはリーマンショックの直前に就任したベン・バーナンキ議長だ。第一波は、2008年11月から1年8ヵ月で1兆7250億ドルを市場に供給、第二波は2010年11月から8ヵ月間に6000億ドル。それでも足らず第三波は2012年9月から月額8500億ドルという大量供給を始めた。

マネーは経済の血液だ。ドクドク注ぎ込めばまわり回って元気が出る。大盤振る舞いは通貨の価値を低め、インフレを起こす恐れがあるが、そのような「従来型の常識」にこだわらない大量の輸血がアメリカ経済を再生する、という考えで進められた。

 

その甲斐あって米国の経済指標は好転している。新技術が確立したシェールガス開発が本格化したことも幸いしたが、株価は史上最高値を更新し、雇用者数でも回復の手応えが出ている。

FRBは膨張しすぎたマネーを正常軌道に戻す政策を模索する。2月10日、米議会でイエレン議長はこう述べた。

「低金利が長期間続けば、利回りを追う意欲を刺激する可能性をあると認識している。われわれは資産バブルの形成やレバレッジの拡大、急速な信用の伸びなど金融安定への脅威を抱えている」

 

つまり「経済のバブル化が心配です」と言っているようなものである。FRBが量的緩和を段階的に縮小する政策に切り替えたのは、リーマンショックでバブルが崩壊したように、金融を脅かす事態が起こると懸念しているからだ。

 

景気回復腰折れか、五輪バブルか?

FRB出口戦略の肩代わりは日銀に  アメリカ経済が本当に立ち直ったのか。それは疑わしい。雇用は増えているが低賃金の非正規労働である。豊富な資金で株式投資や新興国融資で金融は賑わっているが社会に貧富の差が広がり、オバマ大統領が年頭書簡で「最大の課題は格差解消だ」と指摘する経済状況だ。

労働経済が専門のイエレン議長は、雇用の現状を憂慮しながら「膨張マネーの縮小」に舵を切った。このまま続ければ「金融安定への脅威」を意識している。登山は頂上に立っても無事下山できなければ成功とはいえない。量的緩和も同じだ。下山できなければ遭難だ。

米国最強のビジネスは金融である。政策も人材も向かうところは金融だ。産業の発展と共に生きてきた銀行・証券は、世界がまるごと市場経済になった20世紀末から投機ビジネスに変貌した。

FRBが供給する緩和マネーが飯のタネ。機敏に動かすことで膨大な利益を生む。世界はカジノになり、いち早く情報をつかみ、自らが描く相場のシナリオにそって、政府や投資家を動かす力のある金融資本が勝者となるシステムになった。

新興国ブームを作った金融資本は、緩和縮小も新たなチャンス。市場が激しく動けば商機となる。

黒田緩和にお鉢が回って来る 新年になって日本の証券市場が下降局面に入った最大の理由は「外人売り」である。昨年、東証ダウは56%の上昇を記録した。「外人買い」で日本株は上昇した。東証の調べではこの一年、外国人投資家は15兆1196億円の買い越し。売っていたのは日本の個人投資家で8兆7508億円の売り越しだった。企業も株上昇を収益に取り込もうと活発に売った。つまり、昨年は日本人は株を手放し、仕込んでいたのは外人投資家、その多くが投資ファンドなどプロ集団だ。FRBのじゃぶじゃぶマネーを日本で運用して株価を押し上げた、と見ることもできる。

彼らもまた「出口」が必要だ。安く仕込んだ日本株を高値で売り抜けて成功である。

政府はアベノミクスを囃し立て「東証ダウ2万円へ」などという景気のいい声がアナリストから上がっている。底値だった保有株が上昇し、思わぬ「資産効果」を実感した人もいただろう。 年が代わって外人が売り始めた。緩和縮小で潮目が変わった。日本人に買わせるセールストークが必要になる。証券会社の中には、自己売買や得意客に儲けさせるため、大衆投資家に損をさせることを平気でする者もいる。「まだ上がります」と勧めながら売り抜ける、そんなこともあるので注意したほうがいい。

話は逸れたが、FRBの緩和縮小は日本も無縁ではない、ということだ。心配なのは黒田緩和にお鉢が回って来ることだ。

安倍首相が「日銀の輪転機をまわしてジャンジャンおカネを発行して景気対策を」と叫び、黒田東彦日銀総裁が誕生したのが昨年4月。「2年で通貨発行を2倍にし、2%のインフレを実現する」と宣言した。

ところが途上国にまでドルがまき散らされているFRBを違い、日銀マネーは市場に出ていない。

日銀統計によると、黒田緩和が始まった4月から年末まで日銀が増発した資金(ベースマネー)は58兆円あった。ところがそのうち53兆円が、日銀にある大手銀行の口座に溜まったままになっている。銀行は日銀から供給されるマネーを持て余しているのだ。

大企業は借りてくれない、中小企業は怖くて貸せない。海外のことはよくわからない。大量の資金は市場に回らず、日銀口座に積まれたまま。無意味な残高の膨張を関係者は「ブタ積み」と呼ぶ。

「非伝統的な金融緩和」とか「2年で2倍」と叫んでも、日銀からカネが流れ出ない。外部環境がこの状況を変えようとしている。アメリカが通貨膨張を絞る。新興国や金融資本から悲鳴が上がる。世界がマネーを必要としているのなら「日本が供給すればいい」という声がやがて高まるだろう。

 

「クロダは2年で2倍といっている。なのに市場にカネが流れていない。借りたいところはたくさんある。日本の銀行はもっとリスクを取れ」。そんな要請がアメリカから押し寄せてくるのではないか。

 

インフレはデフレの中で芽吹く 翻って日本を見てみよう。政府は景気は回復軌道に、というが本当だろうか。好材料は円安と株高だった。円安は貿易収支の赤字拡大という危うい現実の反映である。 円安で輸出産業は円建ての儲けは膨らんだが、輸出数量そのものはちっとも伸びていない。消費は株高の資産効果で高級品が一時伸びたが、総じて低調だ。賃金がへこんでいるからだ。春闘で輸出産業などはベアなどをはずむ構えだが、恩恵は大企業の正社員に留まる。非正規労働者の比率は増え、人件費の総額は伸び悩んでいる。企業側も中国を含む新興国のビジネスに不安を募らせている。

そんななかで4月から消費税が上がる。財政による公共事業は消化できないほどの満腹だ。景気対策として「一段の金融量的緩和」が浮上するだろう。実態は、ブタ積みだ。これを解消する方策が日銀や銀行に求められる。

 

「緩和したいが続けると不良債権をつかみかねない」という心配から、量的緩和を縮小するのが米国の立場だ。浮沈する経済で金融が儲けるのは「上昇局面で貸し、下降する前に回収」が鉄則だ。バブル崩壊でも後から出て行った銀行がババをつかんだ。逃げる米国の跡を任されリスクを取らされる、金融・通貨を巡る米国との関係は、いつもそんなものなのか。

もう一つ、心配がある。インフレである。デフレ脱却が目標の時にインフレの心配をするのは見当違い、という主張があるが、私は「インフレはデフレの中で芽吹く」と思っている。インフレは、通貨を過剰供給するという人為的な手段があって初めて可能だ。インフレになってもいい、という政治判断が必要なのだ。今の日本は円安で物価が上がる「好ましくない物価高」が起きている。それなのに「物価が上がった」と政府・日銀が喜ぶ。異常ではないか。

資金需要がない今は日銀マネーはブタ積み状態だが、儲かりそうな案件が見えれば一気に流れ出す。ダムに溜まった水が一気に噴き出すように。

目を凝らすとインフレは芽生えている。土木労働者の人件費高騰はそのひとつだ。建築資材も上がっている。土木・建築市場は過熱し入札不調が相次いでいる。自治体の予算では受けられないほど事業費が高騰しているから。舛添都政が始まり東京五輪ブームがやって来る。払底した資材や労働力の中で兆円単位の事業が始まる。湾岸エリアのマンションが高騰し始めた。不動産会社も投資用物件の扱いを始めた。一極集中の東京という局部での過熱に終わるのか。それとも金融超緩和を背景に投機が全国に広がるのか。

米国の量的緩和縮小で世界は縮み、日本は景気回復の腰が折れる、という見通しが一方にあり、他方で東京五輪を契機に黒田緩和が本格化し、ブタ積みされた資金が投機経済を煽るというシナリオも頭の隅に置いて置く必要はあるだろう。

2014年は金融資本主義の喘ぎが世界を不安定なものにするだろう。

19:43 2014/02/14

 

 

アピオス 3.5号ポットアトピーなどに効果があると言われてますインディアンのスタミナ源と呼…

アピオスのパワー!!! 皆さん、アピオスという植物をご存知ですか? 最近日本のメディアでも徐々に取り上げられ始めている健康野菜なのです!!

ネイティブアメリカンに愛され続けた食材のため【インディアンのスタミナ源】とも呼ばれています。

 魅力の一番は栄養価の高さ!!さほど大きくはない芋ですが、1日に3~5粒食せば十分で、 精がつくといわれています!ジャガイモの30倍のカルシウム、

 鉄分は4倍!エネルギーは2.5倍!サツマイモの3倍の食物繊維、 他のイモにはないビタミンEも含んでいます。

皮付きのまま ふかして食べたり、 料理に入れてみたり てんぷらにしてみたり

 レシピはたくさん!!

ほかのお芋同様調理いただけます!

味は栗・ゆで落花生のようといわれており おかずにも、おやつにも、おつまみにもなれる優れもの(^_^)v

 もちろん、鑑賞用としても ジャスミンにも似た、あま~い香りが楽しめます♪

豆科のためツタをはらすので、今流行のグリーンカーテンにもできちゃいます!! 食べて万能☆見て堪能☆とつても優等生な植物【アピオス】です!!!アピオス3.5号ポットインディアンのスタミナ源と呼ばれる栄養たっぷりなおイモです♪非常に育てやすく、手間いらずです!アピオス3.5号ポット

アピオス 3.5号ポットアトピーなどに効果があると言われてますインディアンのスタミナ源と呼ばれる栄養たっぷりなおイモです♪

非常に育てやすく、手間いらずです!アピオス 3.5号ポット

価格 480円  (税込 504 円)  送料別 

お買い物の前に2,000ポイントゲット!

― アピオスの育て方 ―

植え付け間隔 株間20~30cm程度が一般的で、1年で収穫する場合は20cm程度でも良いでしょう。その際、植え付けベッドは高畝にして下さい。高畝にする理由は、排水不良対策と収穫を楽にするためです。

 

元肥(窒素、燐酸、カリの割合)元肥として窒素、リン酸、カリを10a当たり10kg程度(窒素固定をしますので窒素肥料は少な目で構いません)施肥します。 追肥  基本的にはマメ科の作物ですから、有機質または緩効性肥料を施用すれば、窒素肥料も含めて追肥は必要ないかと思います。しかし、肥料の種類や栽培土壌との関連で必要な場合もあります。砂地土壌が多いところで葉色が淡くなってくる場合には、少し追肥が必要かもしれません。

 

収穫時期  収穫の適期は、地上部が枯死する頃です。複数年栽培する場合でも、3年間追肥・誘引を中心に管理して、初冬を迎える頃に収穫しましょう。葉が枯れ始めたら支柱やビニールひもを外して、鍬で掘りだします。根は株元から1~2mも広がっているので、それを目安に掘るといいでしょう。この際、小さなイモ(球根)は食用としないで種苗用にまわします。イモは5~6月には甘くなりますから、収量を気にしなければ徐々に収穫していくことも可能です。 

 種芋の保存方法  前述のように、イモは耐寒、耐凍性が強いので、畑にそのまま残しておくことも可能です。掘り残しがあると、翌年はそこからも芽を出しますから気を付けましょう。乾燥を嫌う作物ですから、掘りだしたらタマネギ用のネットなどに入れて土に埋めて貯蔵します(種芋,食用とも)。

あとは必要なときに食べる分だけ掘りだします。 

栽培に適した土壌(アルカリ,酸性)比較的排水の良い土壌を好みますので、高畝にします。また、排水性等の物理性を重視して有機質を多く入れると良いでしょう。土壌pHにつきましては、酸性土壌を好むようなので、土質によってはピートモスを少し入れると良いでしょう。 アピオス 

昨年はゴーヤをやって、成長の速さと多量の実の処理に困り、もう少しおとなしそうなのをと購入してみました。 まだ小さい苗ですが、結構蔓を伸ばしています。葉は小さめなので緑のカーテンの効果に関しては・・・です。今後の成長に期待したいです。  

使い道 実用品・普段使い 使う人 自分用 購入回数 はじめて

●お支払い方法は、クレジットカード(VISA・MASTER・JCB・NICOS・AMEX)・銀行振込・代金引換・コンビニ決済・楽天バンク決済からお選びいただけます。

●カード決済・代金引換の場合はご注文確認後3日以内に発送いたします。その他(先払い)決済の場合、ご入金確認後3日以内に発送いたします。

●お届けはヤマト運輸・西濃運輸便・佐川急便となります。

 ●配送途中の破損などの事故がございましたら、 弊社までご連絡下さい。送料・手数料ともに弊社負担で早急に新品をご送付致します。

当店では、インターネット通販を通して知り得たお客様の個人情報(お名前・ご住所・お電話番号・メールアドレス等)を、ご本人様に無断で第三者に譲渡・漏洩することは絶対にございません。安心してお買い物をお楽しみください。

〒960-8157

福島県福島市南矢野目字西荒田50-17

有限会社フラワーショップフローラル

担当: 鈴木 優

TEL&FAX: 024-559-3099

メール: fm.floral@mbe.nifty.com

13:54 2014/02/12

  レシピ

アピオスは栄養価が高いだけでなく、食べてもおいしい野菜です。アピオスは蒸すか茹でるかで、火を通してから調理します。食味はジャガイモ・里芋・さつま芋を併せたような味と言われ、さわやかに甘くほくほくと口当たりがよく、癖がありません。煮物・炒め物・和え物まで、色々な食べ方が楽しめます。このサイトでは、青森の料理研究家、千葉伸子先生の考案されたレシピと青森のうまいものたち「あおもり旬弁当」でおなじみの坂本謙二先生のレシピをご紹介します。

http://www.0175.co.jp/apios/recipe.html

13:41 2014/02/12 


大崎町・ 視察は半日で済みます。もし14日に宿泊が可能であれば、15日早朝が資源ごみ回収日になっておりますので、住民の皆さんが分別をされる光景も見ることが可能です。

14日夕方に来られて、15日午後に帰られるのが良いかもしれません。

またご連絡ください。

宿泊は「あすぱる大崎 099-471-6666」温泉宿泊施設で道の駅くにの松原おおさきと併設しています。

平成27年8月4日・ツイン・妻と・予約した・

http://www.asuparu.jp/?page_id=37

 

または「ホテルAZ大崎店 099-476-3333」ビジネスホテルです。☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

大崎町役場 住民環境課

環境対策係 中野伸一

TEL:099-476-1111(内線127)

FAX:099-476-1169

E-mail:snakano@town.kagoshima-osaki.lg.jp

〒899-7305 鹿児島県曽於郡大崎町仮宿1029番地

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

From: takitayosiharu [mailto:takita@po.synapse.ne.jp]

Sent: Tuesday, August 04, 2015 8:43 AM

To: 中野 伸一

Subject: RE: 大崎町・中野様・お世話になります

 

拝復

ご面倒をおかけします・視察は1日で済みますか?10月15日が私が希望しますが、如何でしょうか、宿など近くにあれば紹介してください。

よろしくお願いします。た敬具

鹿児島県大島郡龍郷町大勝3113-1滝田 好治

From: 中野 伸一 [mailto:snakano@town.kagoshima-osaki.lg.jp]

Sent: Tuesday, August 4, 2015 8:25 AM

To: 'takitayosiharu' <takita@po.synapse.ne.jp>

Subject: RE: 大崎町・中野様・お世話になります

 

滝田様 再度すみません。 10月の13~16日の間ではいかがでしょうか? 5~9日まではインドネシアからの視察研修が入ることになりました。 またお返事くださいませ。

 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

大崎町役場 住民環境課環境対策係 中野伸一

TEL:099-476-1111(内線127)

FAX:099-476-1169

E-mail:snakano@town.kagoshima-osaki.lg.jp

〒899-7305 鹿児島県曽於郡大崎町仮宿1029番地

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

From: takitayosiharu [mailto:takita@po.synapse.ne.jp]

Sent: Monday, August 03, 2015 10:17 AM

To: 中野 伸一

Subject: RE: 大崎町・中野様・お世話になります

拝復敬具・ご面倒をおかけします・10月5日二週目の曜日で検討いただけないでしょうか?よろしくお願いしま。

鹿児島県大島郡龍郷町大勝3113-1

滝田 好治

0997-69-3195

From: 中野 伸一 [mailto:snakano@town.kagoshima-osaki.lg.jp]

Sent: Monday, August 3, 2015 9:11 AM

To: 'takitayosiharu' <takita@po.synapse.ne.jp>

Subject: RE: 大崎町・中野様

滝田様 お世話になります。返事が遅くなり申し訳ございません。 大崎町役場住民環境課の中野です。

 視察予定についてでございますが、8月、9月はインドネシアへの訪問や他団体の視察が相次いでおり、

 日程が厳しくなっております。

 10月以降であれば落ち着くと思われますので、それ以降のご都合のつく日をお教えいただければと存じます。

 また8月、9月でも日によっては対応可能な日(8/18,19,21)がございますので、滝田様のご都合をお教えいただければと思います。

 

 それではよろしくお願いいたします。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

大崎町役場 住民環境課

環境対策係 中野伸一

TEL:099-476-1111(内線127)

FAX:099-476-1169

E-mail:snakano@town.kagoshima-osaki.lg.jp

〒899-7305 鹿児島県曽於郡大崎町仮宿1029番地

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

To: 中野 伸一Subject: 大崎町・中野様拝啓ご多忙中連絡をありがとうございました・再度・ビデオテレビを見ました・担当者はとくれいかつやさんを・紹介いただけないでしょうか・またインドネシアのエポック市・

まで広げるとは私どもも・日本中がやる必要を感じました・生ごみ堆肥化を学びたいと思いますので・大崎町に視察に行きたいと考えます・

大崎町の予定・日時などをお知らせください・鹿児島県大島郡龍郷町大勝3113-1滝田 好治0997-69-3195

敬具

http://www.asuparu.jp/?page_id=23

大崎町を横断する大隈半島の国道220号沿いに建設省が設置した『道の駅くにの松原おおさき』に隣接して、広域交流活性化センター「あすぱる大崎」が平成10年8月11日に開業しました。

この施設は、地域観光と情報の発信拠点としての役割を果たすことで、地域経済の活性化に寄与することを目指すとともに、町民の皆様への福祉と交流の場となることを目的としています。

 

施設内には宿泊施設・温泉施設・レストラン・物産館があるほか、芝生が広がる大崎ふれあいの里公園も隣接し、屋内外問わずゆったりと時間を楽しむことが出来ます。

『あすぱる』という言葉は、「未来(あす)へむかう大崎町で温泉浴(スパ)を楽しみながら、交流(パル)を深めていただきたい」との願いと「大崎町を明日(あす)へ引っ張る(ぱる)」との意味が込められています。

099-471-6666

http://www.asuparu.jp/?page_id=96

11:16 2015/08/04

 

民間会社以上に・機能的に働いて行政サービスの・

龍郷町民は負担しているのだから・皆で町長以下働いて・日本一の町にしてもらおう。

議会は・予算の全面的・ゼロベースで組み直しを・龍郷町は昨日集団でなければならない・高い賃金を町民が負担しているのだから?

 

私どもが雇っている・・・議会議員・町長以下職員・職員に大金を払い・龍郷町を経営してもらっている・

豊ら故郷龍郷町にするに・

議員も各自で・予算の見直しを?

龍郷町民は負担がきつい・国税・地方税・消費税・ガソリン税・後期高齢者保険・介護保険料・集落の負担金・

       

                                                                     

大崎町人口と世帯数

                                                       
   

男性

   
   

6,643

   
   

女性

   
   

7,276

   
   

合計

   
   

13,919

   
   

世帯数

   
   

6,906

   

(平成27年7月1日現在)

龍郷町・世帯数・2,991人・男2,983人・女三千二百一人・6,183人・

 

拝見しました。

有難うございました。何かの機会に参考にさせていただきます。基 武雄015/06/22 11:10, takitayosiharu wrote: On 2

拝啓 

ブログ に・書き込みました・奄美群島市町村会などの・人達が奄美大島の雇用を蝕んでおります・・

敬具

6・13・奄美空港ビル拡張を知事に要望・群島航路対策協など3団体・自然遺産登録後の観光客増も見越 し・JAC4路線を補助・与論~奄美、新たに・県離島 航空路線協・

「鹿児島総局」奄美の12市町村長や国、県、航空会社の関係者らで構成する県奄美地域離島航空路線協議 会(会長・古川県企画部長)南海天地・地籍調査。

市町村が一筆ごとに土地を測量し境界や面積、所有者などを明確にする作業ことで、国土調査法に基づき、1951年に始まった・

http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2015/06/jac-ca04.html

仕事は あるのです・県知事・市町村議員が・鹿児島県職員どもに与えているのです・奄美群島に住む私どもの仕事です・失敗から学ぶ以外に 道はありません、奄美空港ビルの民営化、島民が考えるのです?

鹿児島 県大島郡龍郷町大勝3113-1滝田 好治0997-69-319

5:32 2015/08/04

 

 

欧米に寝たきり老人はいない - 自分で決める人生最後の医療 単行本  – 2015/6/10 宮本 顕二 (著),    宮本 礼子 (内容紹介

 

約200万人ともいわれる「寝たきり」大国の日本。どうすれば納得のいく人生の終え方ができるのだろうか、医療現場からの緊急提言! あなたの選択は? ★医師や看護師も受けたくないという終末期医療 ★救急救命センターは寝たきり老人でいっぱいのなぞ ★ドッキリ! 自然な看取りなのに警察沙汰とは ★胃ろうは、つけるのも地獄、断るのも地獄? ★終末期の高齢者に栄養補給は本当に必要なのか ★だれもが医療の奇跡を享受できるわけではない ★年金受給のため終わりない延命を希望するケースも ★欧米では「点滴で生きていて何の意味があるの?」 ★ひたすら我慢させる日本の医療は、世界の非常識!? ★理想の不老不死、実はみんなが困るのでは? 読売新聞医療サイト「ヨミドクター」で大反響を呼んだブログに大幅加筆・増補!

内容(「BOOK」データベースより)

 

職員も受けたくないと言う「苦しみの多い終末期医療」。救急救命センターは高齢者でいっぱいのなぞ。ドッキリ!自然な看取りなのに警察が介入。欧米の高齢者医療は、苦痛の緩和とQOL向上。世界の非常識!?終末期高齢者への人工的水分・栄養補給。胃ろうで生かされるのはだれのため?医療サイト「ヨミドクター」で大反響を呼んだブログに大幅加筆・増補!

単行本: 244ページ出版社: 中央公論新社 (2015/6/10)発売日: 2015/6/10

目次

第1章 終末期医療の現場から

第2章 硬直化する終末期医療

第3章 安らかな死を妨げるさまざまな要因

第4章 「穏やかに死を迎える医療」が望まれている

第5章 欧米に寝たきり老人はいない

第6章 納得のいく死を迎えるために

点滴ですら、高齢者にとっては苦痛という、目からウロコの話ばかりでした。

 

胃ろうを老人に施術するのがいいのか?という議論は聞いたことがありました。

私も自分がチューブだかけで死ぬのはいやだとは思っていますが、年老いた親の治療(といえるかどうか)について医師から親族として判断をせまられたら、どう思うか?やっぱり1日でも長く生きて欲しいと思ってしまうかも・・

欧米では、老人の食事について本人が自分で食べなければ、そのままにしておくという話は聞いたことがあります。介護師は食事の介護をしないって?

そこまでいくと虐待じゃないの?と思ってしまいましたが本書を読むと、その考えが180度変わりました。

高齢者が食事をしないのは、体が食事をうけつけなくなっているから。それで、かれるように安らかに亡くなることができるのであって無理に胃ろうや中心栄養などで栄養を送り込むことは死にゆく老人にとっては苦痛でしかないと。

無理に食べさせることで、誤飲性肺炎を起こしてしまうと。

そして、超高齢化社会を迎える日本で「みとり」のための医療がまったく確立されてなく無理な延命で医療費もかさんでいること。延命をやめたくても「殺人罪」で警察から医師が起訴されるおそれがあるという現実。

この本などが契機となって日本人の死生観を少しずつでも改めていき安らかに死ねる世の中になって欲しいと思いました。尊厳死法案を早く国会に提出すべき私の母も、89歳となり、認知症がひどくなり施設に入っています。実家が遠いので、跡取りの弟夫婦が面倒を見てくれています。最近も、電話で相談し、流動食を食べなくなったら、最小限の点滴はするが胃婁はしないという話になりました。

別の医師の本で、点滴をすると肺に水がたまり、溺死状態になり、本人が苦しむ、ということでした。

しかし、本書を読むと、500mlの点滴もしないほうがよいとのことでした。

日本の終末期医療は、老人にとって残酷な状態です。

早く、国会に本書の趣旨を汲み取った尊厳死法案を提出し、成立させてほしいと思います。

それが、国会議員の仕事ではないでしょうか。

自分では決められない寝たきりになる直前の人が意志決定できるような状態でしょうか?通常は家族が決めるのでは?問題は家族の意識だと思います。「息をしているだけでいいから生きて欲しい」などは一見、相手のことを考えているようで、実は自分のことしか考えていない。こうした家族を前に、治療をほとんどしなければ、訴えられるでしょう。私は胃瘻どころか、点滴もやめて欲しい。点滴を入れると、無意識に抜いてしまうので、手をベッドに縛り付けられます。そんな刑務所みたいな死に方が日本では一般的です。死ぬに死ねず、とことん苦しみぬいて、それでも死なせない。まずは家族の意識から変えていく必要があるでしょうね。「死を受け入れる」ことを学ぶこと、誰のためではなく、愛する人のためにです。それと、医師側も治療をしないという選択肢を家族に提示して欲しい。医療に詳しくない人は言われるままに従うしかない。医師側がリードして、選択肢を提示すべき。病気を治せないのに、苦しみだけを与えて、罪にならないのだろうか。医学部の教育方針から変えていくべきでは?

5:40 2015/08/04

11/21/2015


コメント

コメントを投稿

最近の写真

  • Img_0761
  • Img_0760
  • Img_0759
  • Img_0758
  • Img_0757
  • Img_0756