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2015年9月

2015年9月18日 (金)

りそなHD社長に東和浩氏 細谷氏から指名 「改革深化が使命」 (1/2ページ) 2013.2.1 05:00・りそなホールディングス(HD)は31日、東和浩副社長(55)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。東氏は、傘下のりそな銀行の社長も兼務する。持ち株会社と主力銀行のトップを一本化して、意思決定の迅速化を図る。

引用


東和浩(りそなホールディングス社長)再編は顧客にとって迷惑 傘下銀行の統合はしない

2013年06月05


https://www.youtube.com/user/ResonaGroup


公的資金注入10年目に当たる5月17日を前に、5年以内に公的資金を完済する計画を発表したりそなホールディングス。その間、財務担当役員を務めるなど、一貫して公的資金返済に対応してきた東社長に今後の戦略を聞いた。

 ひがし・かずひろ/1957年生まれ。82年、埼玉銀行入行。2003年、りそなホールディングスの財務部長に就任するなど財務・企画畑が長く、公的資金 の返済策についても当局との交渉などの実務面を任された。09年同副社長に就任、13年4月から現職(りそな銀行社長兼務)

 ――完済計画を発表し、率直に今、どんな気持ちですか。

計画を公表させてもらって完済という全体像を説明することができたので、そういう意味ではホッとしている部分もあります。でもまだプランを出しただけ。これをどう実行していくかが一番重要で、そういう意味では緊張感があります。

――ここまでくるのに一番苦労を感じたところは?

公的資金注入後、最初の決算だった2004年3月期です。とにかく不良債権の処理を全部やり切ってしまおうということで1兆6600億円くらいの赤字を出したとき(当時、東社長は財務担当役員)っていうのはやっぱり、そうとう悩みましたよね。公的資金を1兆9600億円注入されて、結果的に1兆6600億円使ったんだから(苦笑)。

公的資金を返さなくちゃいけないっていうことだけじゃなくて、これからどういう風に再生していけばいいのかと思って。そのときは私もそうだけど、(前会長で昨年急逝した)細谷なんかもものすごい悩んでたと思うんですよね。

――“普通の会社”に戻るため「頭取」という名称から「社長」に替えるなど、細谷前会長はかなりストイックに銀行的な慣習を捨てていった感じがします。

まぁ、その……特に私は細谷のそばにいたし、再生のために入ってきた社外取締役の方々から「こういうところに課題がある」という指摘を直接受けていたわけなので、「とにかくりそなを変えなくちゃ」という雰囲気はものすごく伝わったわけですよ。

でもその場にいない人にはなかなかそういうのは伝わりにくいですよね。だからそのギャップを埋める仕事っていうのは結構ありました。

――公的資金完済計画を発表したということは、「公的資金の完済」だけを考えていればいい時期が終わりつつあるということを意味していると思うのですが。

いやぁ、なかなかいいポイントですね。それは本当にそうなんですよ。要するに、今回、完済計画を出したのは、公的資金注入10年目の節目っていうことや、4月に体制が新しくなったり、想定の2倍以上の剰余金がたまったということもあるんだけども、これから5年かけて完済するっていう宣言をすること自体がとても重要だったんです。特に社員向けに。

本当は数年後に「あと1年で完済です」とか「完済しました」とか言ってもいいんだけど、5年先まで待つんじゃなくて、今の段階から、みんなモードチェンジしていかなくちゃいけないということなんですよね。

13:59 2015/09/18


 【新トップ】りそなHD社長に東和浩氏 細谷氏から指名 「改革深化が使命」 (1/2ページ) 2013.2.1 05:00・りそなホールディングス(HD)は31日、東和浩副社長(55)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。東氏は、傘下のりそな銀行の社長も兼務する。持ち株会社と主力銀行のトップを一本化して、意思決定の迅速化を図る。

HDの檜垣誠司社長(61)は取締役となり、6月の株主総会で退任する。りそな銀の岩田直樹社長(56)は4月1日付で同銀行の会長に就く。

りそなHDは、ピーク時に3兆円超あった公的資金の残高は8716億円まで減少しているが、東京都内で記者会見した東次期社長は「公的資金はなるべく早く完済したい。そのためには収益力を高めて剰余金を蓄積することが重要だ」と語った。                   ◇

「昨年11月に急逝した前会長の細谷英二氏の経営改革を一層深化させていくのが私の使命」。記者会見ではこう強調した。昨年夏、存命中の細谷氏から「次はがんばれ」と事実上の次期社長の指名を受けたが、自身は「あまりピンときていなかった」と振り返る。

企画や財務が長いが、グループの人事や企業統治も担当し、幅を広げてきた。バトンを渡す檜垣社長は「社長にすべく育成されてきた。冷静沈着で、現実を見ることができ、公平、無私だ」と、経営者としての資質を高く買う。

2003年5月に公的資金の注入が決まった直後、財務部長となり、細谷氏が打ち出したりそなHDの財務改革の推進を担った。04年3月期連結決算は1兆6000億円を超す巨額な最終赤字で、「うみを出し切ったつもり。決算発表前は三日三晩眠れなかった」と語る。

大手銀行グループの経営トップとしては最年少になる。「信念の経営をしていきたい」と言葉に力を込める。座右の銘は、人はどこにでも骨を埋める地があるとの意味の「人間(じんかん)至るところ青山(せいざん)あり」。銀行の枠組みにこだわらない金融サービス業を目指すとの理想と重なるという。(森田晶宏)                   ◇

【プロフィル】東和浩 ひがし・かずひろ 1982年埼玉銀行(現りそなホールディングス)。りそなホールディングス執行役などを経て、2009年6月から副社長。上智大卒。福岡県出身。

14:00 2015/09/18

 

2015年6月26日現在

 

 

取締役兼代表執行役社長 東 和浩 (ひがし かずひろ) 1957年4月25日生

1982年 4月 埼玉銀行 入行

2003年10月 りそなホールディングス 執行役 財務部長

2003年10月 りそな銀行 執行役 企画部(財務)担当

2005年 6月 りそな信託銀行 社外取締役

2007年 6月 りそな銀行 常務執行役員 経営管理室担当

2009年 6月 りそなホールディングス 取締役兼執行役副社長

2011年 4月 同 取締役兼代表執行役副社長

2012年 4月 りそな銀行 代表取締役副社長兼執行役員

2013年 4月 りそなホールディングス 取締役兼代表執行役社長(現任)

2013年 4月 りそな銀行 代表取締役社長兼執行役員(現任)

取締役兼代表執行役 菅 哲哉(かん てつや)

1961年4月3日生

1984年 4月 大和銀行 入行

2008年 4月 りそな銀行 執行役員 大阪地域担当(市外北ブロック担当)

2009年 6月 同 執行役員 大阪地域担当(市外南ブロック担当)

2011年 6月 同 常務執行役員 地域サポート部担当

2012年 4月 同 常務執行役員 経営管理部担当

2013年 4月 りそなホールディングス 代表執行役 グループ戦略部担当兼購買戦略部担当

2013年 4月 りそな銀行 取締役兼執行役員 経営管理部担当(現任)

2013年 6月 りそなホールディングス 取締役兼代表執行役 グループ戦略部担当兼購買戦略部担当(現任)

取締役兼代表執行役 古川 裕二 (ふるかわ ゆうじ)

1961年9月24日生

1984年 4月 協和銀行 入行

2009年 3月 りそな銀行 執行役員 経営管理部長兼経営管理部(特命)担当

2012年 4月 同 常務執行役員 年金営業部担当兼信託ビジネス部担当

2013年 4月 同 代表取締役副社長兼執行役員 東日本担当統括兼首都圏地域担当兼信託部門担当統括

2014年 4月 りそなホールディングス 代表執行役 人材サービス部担当

2014年 4月 りそな銀行 取締役兼執行役員 人材サービス部担当兼人材育成部担当(現任)

2014年 4月 埼玉りそな銀行 執行役員 人材サービス部副担当(現任)

2014年 6月 りそなホールディングス 取締役兼代表執行役 人材サ―ビス部担当(現任)

取締役 磯野 薫 (いその かおる)

 

1956年2月21日生

1978年 4月 株式会社日本長期信用銀行 入行

2000年10月 株式会社新生銀行 市場リスク管理部長

2004年 4月 りそなホールディングス 執行役 リスク統括部担当兼コンプライアンス統括部担当

2004年 4月 りそな銀行 執行役 リスク統括部担当兼コンプライアンス統括部担当

2004年 6月 奈良銀行 社外取締役

2007年 6月 近畿大阪銀行 社外取締役

2009年 6月 りそなホールディングス 取締役 監査委員会委員長

2010年 6月 同 取締役 監査委員会委員(現任)

社外取締役 大薗 恵美 (おおその えみ)

1965年8月8日生

1988年 4月 株式会社住友銀行 入行

1992年 9月 ジョージ・ワシントン大学経営大学院経営学修士取得

1997年 3月 一橋大学大学院商学研究科博士後期課程単位取得退学

1998年 3月 同 博士(商学)取得

2000年 4月 一橋大学大学院国際企業戦略研究科 専任講師

2002年10月 同 助教授

2004年 6月 日新火災海上保険株式会社 社外取締役

2006年 6月 りそな銀行 社外取締役

2010年 4月 一橋大学大学院国際企業戦略研究科 教授(現任)

2011年 6月 りそなホールディングス 社外取締役 報酬委員会委員

2012年 5月 株式会社ローソン 社外取締役(現任)

2012年 6月 りそなホールディングス 社外取締役 指名委員会委員(現任) 社外取締役 有馬 利男 (ありま としお)

1942年5月31日生

1967年 4月 富士ゼロックス株式会社 入社

1988年10月 同 総合企画部長

1992年 1月 同 取締役 総合企画部 物流推進部および開発事業推進部担当

1996年 1月 同 常務取締役 総合企画部 総合事業計画部開発計画部および生産計画部担当

1996年 4月 同 常務取締役 Xerox International Partners President & CEO

2002年 6月 同 代表取締役社長(執行役員)

2006年10月 富士フイルムホールディングス株式会社 取締役

2007年 6月 富士ゼロックス株式会社 取締役相談役

2007年 6月 りそな銀行 社外取締役

2008年 6月 富士ゼロックス株式会社 相談役特別顧問

2011年 3月 キリンホールディングス株式会社 社外取締役(現任)

2011年 6月 富士重工業株式会社 社外取締役(現任)

2011年 6月 りそなホールディングス 社外取締役 指名委員会委員

2011年10月 一般社団法人グローバル・コンパクト・ジャパン・ネットワーク 代表理事(現任)

2012年 6月 りそなホールディングス 社外取締役 指名委員会委員長(現任)

2012年11月 同 社外取締役 報酬委員会委員(現任)

社外取締役 佐貫 葉子(さぬき ようこ)

1949年4月3日生

1981年 4月 弁護士登録

2001年11月 NS綜合法律事務所 所長(現任)

2003年 6月 株式会社クラヤ三星堂(現 株式会社メディパルホールディングス) 社外監査役

2007年 6月 明治乳業株式会社 社外監査役

2009年 4月 明治ホールディングス株式会社 社外取締役(現任)

2011年 6月 りそな銀行 社外取締役

2012年 6月 りそなホールディングス 社外取締役 監査委員会委員

2015年 6月 同 監査委員会委員長(現任)

社外取締役 浦野 光人(うらの みつど)

1948年3月20日生

1971年 4月 日本冷蔵株式会社(現 株式会社ニチレイ) 入社

1997年 4月 同 経営企画部長

1999年 6月 同 取締役経営企画部長

2001年 6月 同 代表取締役社長

2005年 1月 株式会社ニチレイフーズ 代表取締役社長

2007年 4月 同 取締役会長

2007年 6月 株式会社ニチレイ 代表取締役会長

2008年 5月 社団法人日本冷凍食品協会(現 一般社団法人日本冷凍食品協会) 会長

2008年 6月 新日鉱ホールディングス株式会社 社外監査役

2009年 6月 三井不動産株式会社 社外取締役

2009年 6月 株式会社日本システムディベロップメント(現 株式会社NSD) 社外監査役

2010年 6月 JXホールディングス株式会社 社外監査役

2011年 6月 横河電機株式会社 社外取締役(現任)

2013年 6月 りそなホールディングス 社外取締役 報酬委員会委員

2013年 6月 株式会社ニチレイ 相談役(現任)

2013年 6月 HOYA株式会社 社外取締役(現任)

2014年 6月

りそなホールディングス 社外取締役 報酬委員会委員長(現任)

 2014年 6月 株式会社日立物流 社外取締役(現任)

 社外取締役 松井 忠三 (まつい ただみつ)1949年5月13日生

1973年 6月 株式会社西友ストアー(現 合同会社西友) 入社

1993年 5月 株式会社良品計画 取締役

1997年 5月 同 常務取締役

1999年 3月 同 専務取締役

2001年 1月 同 代表取締役社長

2001年 5月 株式会社アール・ケイ・トラック 取締役

2008年 1月 株式会社良品計画 代表取締役会長兼執行役員

2009年 5月 ムジ・ネット株式会社(現 株式会社MUJI HOUSE) 代表取締役社長

2010年 4月 株式会社T&T(現 株式会社松井オフィス) 代表取締役社長(現任)

2013年 6月 りそな銀行 社外取締役

2013年 9月 株式会社アダストリアホールディングス(現 株式会社アダストリア) 社外取締役(現任)

2014年 6月 りそなホールディングス 社外取締役 報酬委員会委員(現任)

2014年 6月 株式会社大戸屋ホールディングス 社外取締役(現任)

2015年 5月 株式会社ネクステージ 社外取締役(現任)

2015年 6月 りそなホールディングス 社外取締役 指名委員会委員(現任)

社外取締役 佐藤 英彦(さとう ひでひこ)1945年4月25日生

1968年 4月 警察庁 入庁

1986年 8月 内閣法制局参事官

1992年 4月 警視庁刑事部長 

1995年 2月 埼玉県警察本部長

1996年12月 警察庁刑事局長

1999年 1月 大阪府警察本部長 

2002年 8月 警察庁長官

2004年 8月 警察庁顧問

2005年 2月 警察共済組合理事長

2011年 6月 弁護士(第一東京弁護士会所属)(現任)

2011年 6月 株式会社住生活グループ(現 株式会社LIXILグループ) 社外取締役兼監査委員会委員

2011年 6月 大日本住友製薬株式会社 社外監査役

2013年 6月 同 社外取締役(現任)

2013年 6月 株式会社LIXILグループ 社外取締役兼指名委員会委員兼監査委員会委員(現任)

2014年 6月 りそな銀行 社外取締役

2015年 6月  りそなホールディングス 社外取締役 監査委員会委員(現任)

http://www.resona-gr.co.jp/

14:02 2015/09/18

 スマート銀行・りそな銀行・東和浩社長

平成27年9月18日

和泊町の現況(平成27年9月1日現在)

総人口  6,884人・・ 男性   3,403人 女性   3,481人 世帯数  3,278戸 面積 40.39平方キロメートル 1227995件

8:13 2015/09/18


2015年9月19日 (土)

共生経済が始まる―人間復興の社会を求めて・内橋 克人 (著)・・・   「人間国家」への改革―参加保障型の福祉社会をつくる・神野 直彦 (著)

引用


引用・2015年9月19日 (土)みまもりたい・以前、違法駐車を注意したことをきっかけに、相手から「ぶっ殺す!」とまで言われたこともありました。でも、私は一歩も引かず、とことん話し合いました。いまではその人は自治会の区長を引き受け、自治会に協力してくださっています。やはり大切なのは話し合うこと。言葉一つで、人の心を傷つけることも、温めることもできるのです。相手を受け入れ、心に響く言葉で対話を続けることは大事ですね。 また、自治会では住民の要望に百パーセント応えたいと思い、私や役員が自治会活動用の携帯電話を持って、何か困ったことがあればすぐhttp://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2015/09/post-cd0d.html

10:24 2015/09/19


共生経済が始まる―人間復興の社会を求めて・内橋 克人   (著)

 Foods(食糧)・Energy(エネルギー)・Care(介護・ケア)という基本的生存権を守ることこそが、社会の最大の使命である―市場原理主義に警鐘を鳴らし続けてきた著者が、未曾有の大震災に直面した日本人が進むべき社会の指針と、再生への道筋を示す、経済コラム集大成。

内橋/克人

1932年兵庫県神戸市生まれ。新聞記者を経て、経済評論家。90年代から一貫して市場原理主義、新自由主義的改革に対して警鐘を鳴らし続けてきた。2006年に第16回宮沢賢治・イーハトーブ賞、2009年に第60回NHK放送文化賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

文庫: 302ページ出版社: 朝日新聞出版 (2011/5/6)発売日: 2011/5/6

 

目次

第1部 序にかえて(「新しいアメリカ」にどう向き合うのか

米「医療改革」に二つの歴史的意味「ホープレス社会」でいいのか

「条件反射型社会」の実相日本経団連『希望の国、日本』を問う世界経済危機―脆い「日本の防波堤」「市場原理至上主義」を超えて)

第2部 「共生経済」宣言(「市場万能主義」がもたらしたもの菜の花が世界を救う「浪費なき成長」に向けて「日本型自営業」の可能性地域からの挑戦『マネー』が国を滅ぼす「共生経済」への道)

第3部 競争至上主義を超えて(労働・格差・ワーキングプア市場原理・構造改革神戸・地方・市民)

 

FEC自給圏の形成

NHKの「百年インタビュー」という番組を偶然見て、はじめて内橋さんのお名前を知りました。おっしゃっていることが、どれも共感できるものだったので、何か著作を読んでみたいと思いこの本を選びました。

番組でも述べられていた、食糧(food),エネルギー(energy),人間ケア(care)

を自らの社会で確保する「FEC自給圏」の概念には、とても共感します。またTPPに加入することの怖さ。特に震災後は多くの人がそう思うはず。原発やTPPへの加入は、このFEC自給圏と相反するものです。経済性ばかり口にする政治家や経済団体関係者にはうんざりです。

新聞等での過去の著者の記事が多く、少し古く感じられるものをあったので☆

共生経済

 

ちょっと前の本なのに、全く現在の問題として読める。特に、エネルギー問題と再生可能エネルギーの可能性が見えた時点で、この本の提唱するFCU自給圏(FOOD,ENERGY,CARE)の自立というテーマは実に興味深い。

 

政権がかわるとそれに追従する学者が多い中でなにが私たちに必要なのかを示してくれています。こういう学者がいることでほっとしました。

共生経済が始まる 内橋克人

 

日本経済・政治・私達の生き方に警鐘を鳴らし続けておられる内橋克人さんの思いがひしひしと伝わって来ました。なるほどなるほどと納得して読みました。政治家・経済界の人達に読んでもらい本です

本当に真面目な方!

 

NHKの朝のラジオは聞いています。それにしても、よくラジオから断られないかと心配して聞いています。長年の持論がまとめられていて、大切にしたい本です。

線引きがありました

p.159に線引きがありました。読むのには支障はありませんが、一応報告しておきます。

9:19 2015/09/19

 


「人間国家」への改革―参加保障型の福祉社会をつくる・神野 直彦   (著)

人間中心の政治・社会・経済を取り戻す

 

財政破綻、地方消滅、社会保障崩壊、果ては民主主義の危機までが叫ばれる中、いま真に必要な改革とは何か。日本型福祉国家が行き詰まった今、求められるのは参加型の政治・社会保障体系への転換である。人間の生を最上位に位置付けた「人間国家」が日本を変える――財政・社会保障の大家による提言!

グローバリゼーションによって進んだ「市場拡大」と「政府縮小」の潮流は、世界中に二つの過剰と二つの環境破壊をもたらした。過剰な豊かさと過剰な貧困、自然環境の破壊と人的環境の破壊である。一方国内では、地方消滅、社会保障崩壊、民主主義の危機が忍び寄る。政治が市場を制御し、財政を有効に機能させ、すべての人間の参加が保障される社会はどう実現されうるのか。人間を「手段」として見る「事業国家」から、人間の「生」を最上位に位置づける「人間国家」へ―。財政学の大家による提言の書。

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単行本(ソフトカバー): 232ページ出版社: NHK出版 (2015/6/23)

言語: 日本語発売日: 2015/6/23

目次


第1章 歴史の「峠」に立ちて(危機を「理解」する「人口減少社会」の教訓導き星としての制度主義「大きな社会」へ)

第2章 「人間国家」へ舵を切る(知識社会への転換「学びの社会」を創る生活保障から参加保障へ)

第3章 財政を有効に機能させる(租税国家の危機「人間国家」を支える租税制度)

第4章 民主主義を活性化させる(「遠い」政府を「身近な」政府に変える「参加型」民主主義を構想する)

終章 「人間国家」が導く「懐かしい未来」


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日本・世界の現実を直視して、人間国家の姿を考える

東日本大震災と時を同じくして脳梗塞に倒れた宇沢弘文が、亡くなる寸前に、著者の神野直彦に、あるミッションを託した。そのミッションとは、宇沢弘文・神野直彦編『日本の課題ーAgenda for the Nation』全3巻の編集作業だった。宇沢弘文は既に作成し、プロローグもつけて著者の許へ原稿を送り、著者は担当部分とエピローグを完成させる事になっていたのだった。これは「宇沢先生の思想の集大成」と著者は書いている。この思いを背負っての本書である。

本書の構成は、歴史の「峠」に立ちて・「人間国家」へ舵を切る・財政を有効に機能させる・民主主義を活性化させる・「人間国家」が導く「懐かしい未来」、この5章である。

財政と社会保障の専門家の立場の上に、著者の人間そのもの、自身の魂を言葉とし、その言葉を、これからの社会のために差し出して見せてくれている。

「峠」にいることを知る必要がある。もう、量産時代は過去のものなのだ、右肩上がりの経済成長を追う時代は大過去なのだ、ここで大転換をして「人間国家」へ爪先を向けよう。いままでの土木事業国家は終わった。人間の「生」と「命」を最上位に置く社会を目指すためには、現実を直視し、危機を理解しよう。読み進むうちに胸が熱くなる。そうだ、いま我々は「峠」にいるのだ。登ってきた道にはなにがあっただろう。これから峠を下るのだろうか。峠の先は、どんな道か。と、読み進むことになる。

最終章の「懐かしい未来」という言葉は、スウェーデンの映画監督ヘレナ・ノーバーク=ホッジの表現によれば、かつて存在した緑と人間の絆が復活した「懐かしい未来」だという。懐かしいという響きには、温かさと故郷の香り、著者の人間性が漂う。

ここに、機械や制度にこき使われる部品としての人間から、温かい血の流れるひとびとのための社会作りが見えると感じた。

人々が従来の見方をする目を洗い流し、新鮮な視力と感覚で生きる生き方へと進路変更するための示唆に富んでいる本。

感情において賛同、論理において不満


人間を手段として見る「事業国家」から、人間の「生」を最上位として位置づける「人間国家」へ、という著者の主張には共感する。読み進みながら、感情において賛同することはできたけれど、その論理については多くの不満を残した。宇沢弘文氏の残した「社会主義の弊害と資本主義の幻想」というローマ法王に対する回勅への提案が、真に何を意味しているのか、本書を通じてすんなりと理解できなかった。資本主義とは本書でいう市場社会のことなのか、それは本書の取り上げるこれまでの経済システムのことなのか、資本主義という言葉の定義そのものがあいまいだと感じた(この種の本ではほとんどそう感じてしまう)。工業社会の次の脱工業社会は「知識社会」という主張も、あまりに安直に思えて賛同しかねた。知識社会の定義も定まっていないのが本当のところで、知識社会とは、知識を金に換える社会に過ぎないという考え方がほとんどであることに著者は気づいていないのだろうか。たとえば「知識社会になると、情報手段の飛躍的発展によって、時間節約が可能となる」というのは、あまりに楽観的過ぎるのでは。著者自身が知識労働者であるが、本を読むなど知識吸収に多くの時間を必要としているというのが現実ではないだろうか。「労働時間とは人間が生存していくために必要な基礎的ニーズを充足する活動に費やされる時間である」ということになると、その基礎的ニーズを充足する活動に費やされる時間は、収入に返還されるプロセスを経る必要があり、それは市場によって決定される価格に支配されているのだから、基礎的ニーズを充足する収入がどう決定されるのか、そこに視点を移さないとならないと思える。高度な知識には高い価格がつくということになるのだろうが、実はそうではなく、多くの金を所有するものが高い価格を支払うことが可能なのが現実で、市場では知識はそのように流通している。老人介護も高価格を支払うことによって人間的に扱われているのが現実といえる。むしろ、知識社会(あるいはサービス社会)という幻想こそが問題であるように思える。「あとがき」にある、出版社は「経済学で民主主義を語って欲しい」とした要求に本書は、不十分な回答だったように感じる。特に、p183でスウェーデンの『あなた自身の社会』の引用から「大勢が一緒にやれば、よい考えが生まれるものですし」はよいとしても「交渉力も増加して敬意を呼び起こし、成功への可能性を高めます」という記述には民主主義を多数派支配と勘違いしているのではと感じて残念だった。経済システムの中に、民主主義を組み込む作業こそ重要なのであり、統治の概念(ガバナンスと言われている)の一新こそがいま期待されているといえる。ドラッカーの名前が出てきたが、経営学がたんなる経済組織のお先棒担ぎでしかないことが問題なのである。知識社会の主張の最大の欠点は、これまでの一次産業から二次産業へ、二次産業から三次産業へという従来のパラダイムから抜け出していないという点にあるように思えた。民主主義国家が成立するためには、一人一人の自立がなければならず、そのような人々によって統治される社会、自治があらゆる場面で機能する社会こそが、「人間国家」なのではないか。その点で、民主主義とは政治システムの考えだけではなく、人間社会のあらゆる領域に存在するものでなければならない。そして民主主義とは多数派支配ではなく、自立した人間が社会を構成する人々の意見に耳を貸し、社会を共に創りあげるという意思を持った社会であるのではないか。「人間国家」という人間の存在を意義あるものという考えには賛同するが、論理においてその道筋を描けているということはできない、というのが感想である。

9:21 2015/09/19 

 


みまもりたい・以前、違法駐車を注意したことをきっかけに、相手から「ぶっ殺す!」とまで言われたこともありました。でも、私は一歩も引かず、とことん話し合いました。いまではその人は自治会の区長を引き受け、自治会に協力してくださっています。やはり大切なのは話し合うこと。言葉一つで、人の心を傷つけることも、温めることもできるのです。相手を受け入れ、心に響く言葉で対話を続けることは大事ですね。 また、自治会では住民の要望に百パーセント応えたいと思い、私や役員が自治会活動用の携帯電話を持って、何か困ったことがあればすぐ

引用


引用・2015年9月19日 (土) 共生経済が始まる―人間復興の社会を求めて・内橋 克人 (著)・・・   「人間国家」への改革―参加保障型の福祉社会をつくる・神野 直彦 (著) http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2015/09/post-1575.html

9:56 2015/09/19


麗しい地域コミュニティづくりをお手伝い・大地震、台風、火事、防災、防犯、ゴミ問題、高齢者扶助など、行政だけでは全てを掌握しきれません。

いざという時、頼りになるのは、普段からのご近所同士の協力です。住みよく、明るい町づくりの為の町内会・自治会活動には、地域コミュニケーションツールである「会員名簿」「地域住宅地図」「回覧板」「商店会マップ」が欠かせません。

 『文洋(株)』は、麗しい地域コミュニティづくりを「会員名簿」などの作成を通じて、お手伝いをしています。町会名簿、地域住宅地図、回覧板、商店会マップは、 町会・自治会のご予算無しで作成可能です。

費用は皆様にかわり、弊社がその長年の実績(40年超)と信頼(2,000団体超)で、地域を愛する事業主様から広告を募り、その掲載料で賄いますので無料でお納め出来るのです。

町内会・自治会では、原稿資料の回収と校正作業のみを行っていただくだけで、あとは一切を『文洋(株)』へ安心してお任せください。

 私たちがお伺いします先ずはお気軽にお問い合わせください。すぐに私たちがご説明に参上致します。 (都内23区、都下、埼玉、千葉、神奈川)

 ご相談・お問い合せ (ご相談はもちろん無料です。)

町会/自治会関連ニュース•町内会のススメ〜あなたの知らない町内会の世界/柏市

•放火で見回り、自治会に感謝

•店主の言い分

•周囲から孤立死出さぬために

•自治会名を町名に

http://www.bunyo.co.jp/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc

9:44 2015/09/19

 周囲から孤立死出さぬために・朝日新聞に掲載された、品川区の50代の主婦の方からの投稿がございます。投稿者の住む、築30年の350世帯がすむ大規模マンションでの話です。ご多分に漏れず、ここでも高齢化が進み一人暮らしが増えているそう。

以前は、管理室でマスターキーを管理していたが、個人情報保護法の施行後この方式は廃止され、ドアを閉めてしまえば、壊さない限り外からは開けられない状態だそうです。

 投稿者の方のすごいところは、私は一つの大きな屋根の下で暮らす仲間と言う意識でできることはしていくとの意識です。独り暮らしの方に時々電話したり遊びに行ったり、老かいで会えばあいさつを・・。「反応なし」も少なくない中、この方の立派な取り組みに心が温まる思いになりました。

投稿者 文洋株式会社 : 2012年06月29日 16:11

9:45 2015/09/19


 自治会の大切さ 再認識して 平成24年5月16日付け朝日新聞の投稿欄に同見出しで、八王子市の70歳代の男性からの投稿が掲載されています。

投稿者の住む地域の自治会では、今年度も自治会員の減少が報告された。その原因として、自治会が同好会と同一視されていることにあるのではないか、と指摘しています。

自治会も同好会も入退会は自由だが、同好会は入れば負担も恩恵も生じるが、退会すればそれらがなくなり、完結するだけ。

しかし自治会は、たとえ加入していなくても夜の街灯、きれいな公園、地域の安全など自治会活動の恩恵を受けられると指摘。投稿者は、学校給食の未払い問題と似た「他人の負担へのタダ乗りの風潮」とも書いています。

 最後に投稿者の対処法を転載します。

自治会が地域の環境、安全などに努め、その活動を広報することがまず前提になる。他面では、自分の住む地域は、自分たちで住みよい環境にしようという住民の自覚が求められる。全く同感です。

 弊社提供の、町内会・自治会ホームページ運営サービス「町会いんふぉ」も、その社会的責任の一翼を担い、ますます地域活動に貢献してまいります。

投稿者 文洋株式会社 : 2012年05月17日 15:15

町内会のススメ〜あなたの知らない町内会の世界/柏市

放火で見回り、自治会に感謝

孤立死 発していた微弱なサイン名簿をつくる〜安否確認に不可欠

http://www.bunyo.co.jp/news/2012/05/000627.php

9:46 2015/09/19


 命を守る東京都立川市の自治会 (廣済堂新書) 新書  – 2012/3/22佐藤 良子 (著)

ふるさとづくり大賞総理大臣賞、全国防災まちづくり大賞を受賞し、「日本で一番住みたい団地」とまで言われる大山団地(東京・立川市)。青少年対策、高齢者対策などでユニークな取り組みを実現するこの自治会の根底にあるのが“向こう三軒両隣”の精神。命を守り、人を救う自治会のあり方を解き明かします。

 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

 佐藤/良子・1942年宮城県生まれ。1989年有限会社エスク設立、取締役専務に就任。1999年から、東京都立川市の大山団地で、自治会会長として活躍。加入率100%、孤独死ゼロも実現。自治会葬を手がけるなど、行動派の運営で、日本一の自治会と称される大山自治会を取りまとめている。2004年内閣府男女共同参画局「女性のチャレンジ賞」受賞。2011年地域活動功労者賞を東京都より受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

新書: 175ページ出版社: 廣済堂出版 (2012/3/22)発売日: 2012/3/22

目次

序章 私たちは東日本大震災にこう対処した

第1章 私が自治会長になった理由

第2章 住民に必要とされる自治会を目指して

第3章 コミュニティビジネスで財政を強化

第4章 自立した町づくりに必要なこととは

第5章 地域ぐるみで子どもを育てる

第6章 自分たちで守る防災防犯

第7章 「向こう三軒両隣」で孤独死を防ぐ

第8章 いきいきと輝く創年を目指して


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都会にふるさとはできるのか 東京都立川市の自治体の活動が描かれている。様々な技能を持った人々が登録された「人材バンク」を、自治体では、困ったことが生じた住民を助けるのに役立てる。「大山ママさんサポートセンター」は、住民の中から看護師さん、保母さんなど信頼されるスタッフを集めたもので、出産時や入院の際の一時保育、子育てをサポートする。自治会のイベント開催。

希薄になりがちな人間関係を、「人材バンク」や「大山ママさんサポートセンター」という仕組みを作ったり、イベント内容の工夫をし、改善していこうという著者の行動には頭が下がるばかり。このような著者の原動力には、自身が支えられて生きてきた人生があるようだ。

著者の提唱する「向う三軒隣り」の精神は、少なくとも、ちょうど一世代前の田舎の人々の日常の考え方やごく普通の行動の中にあったように思えてならない。東京都立川市の自治体の活動を通じて、都会における共生の在り方を問う作である。

自治会と言っても団地ですよね

これらの多くは、各自治会や連合会で行われている内容かと思います。まだ、その多くが実施されていなかったことに驚くところもありましたが、佐藤さんはよく頑張っているなっていう本ですかねー。都心をちょっと離れた団地・・・今後田舎の付き合いが深まっていくといいすね。


都会にふるさとはできるのか・ 東京都立川市の自治体の活動が描かれている。様々な技能を持った人々が登録された「人材バンク」を、自治体では、困ったことが生じた住民を助けるのに役立てる。「大山ママさんサポートセンター」は、住民の中から看護師さん、保母さんなど信頼されるスタッフを集めたもので、出産時や入院の際の一時保育、子育てをサポートする。自治会のイベント開催。

希薄になりがちな人間関係を、「人材バンク」や「大山ママさんサポートセンター」という仕組みを作ったり、イベント内容の工夫をし、改善していこうという著者の行動には頭が下がるばかり。このような著者の原動力には、自身が支えられて生きてきた人生があるようだ。

著者の提唱する「向う三軒隣り」の精神は、少なくとも、ちょうど一世代前の田舎の人々の日常の考え方やごく普通の行動の中にあったように思えてならない。東京都立川市の自治体の活動を通じて、都会における共生の在り方を問う作である。

自治会と言っても団地ですよね

これらの多くは、各自治会や連合会で行われている内容かと思います。まだ、その多くが実施されていなかったことに驚くところもありましたが、佐藤さんはよく頑張っているなっていう本ですかねー。都心をちょっと離れた団地・・・今後田舎の付き合いが深まっていくといいdすね。

理想的な町会

町会というのは、なかなか難しい世界です。日本中の町会が大山自治会のようにはならないけど、日々、町会で尽力し、悩んでいるみなさんにご一読をオススメします。元気がでますよ。

被災者の受入や子育て支援から孤独死の問題まで頑張ってる自治会!!!

投稿者残念系鍵盤係2012年5月12日

立川市で孤独死が2件連続して起こり、お役所の対応に疑問を持った人も多いのでは。

同じ立川市内の大山団地では「向こう三軒両隣」で隣の住民に異変を感じたら自治会に通報し自治会が動く体制作りが出来ているそうです。発見が遅れれば命に関わる問題なだけに「見守りネットワーク」は重要です。また「大山ママさんサポートセンター」を設立して子育て支援もしている。政治家が子育て支援を謳うよりも遥かに現実的な施策です。

役所や企業にも佐藤良子会長が粘り強く交渉して協力関係を構築していく、凄いパワーですね。

現在、自分達の自治会活動の向上を考えている悩んでいるという人には良いヒントになるんではないでしょうか。そんな意味でおすすめです。個人的にはスーパー主婦を支えている旦那さんの内助の功がとても大きいのではないかと想像します。

超高齢社会の典型である「団地」の元気再生のドキュメント

仕事の関係で、著者である佐藤良子自治会長に直接取材することができた。かつては「陸の孤島」といわれた東京の西のはずれの都営団地。そこには、「向こう三軒両隣」の温かいふれあいがあった。男性(ジジイ)中心の自治会で、初の女性会長になってから、佐藤さんの団地再生奮戦記が始まる。

昨年の東日本大震災では、福島からの被災者世帯を受け入れる。無為の日々を過ごさないように、様々の「内職」やコミュニティビジネスを展開して現在にいたっている。

おばちゃんパワー、バンザイ!、最大限の賛辞とエールを送りたい。超高齢化社会とかで、とかく暗くなりがちな日本のミライにむけて、一筋の光明ともいえる団地再生実践の記録である。

特に問題ありません

予定の日に特に問題なく十分満足できる状態で送り届けられました。

9:17 2015/09/19


 

生き方つながるコミュニティ こころーたす・あなたと誰かの“こころ”を足して、つなぎあうこころとつながる人とつながるくらしとつながる社会とつながるいのちの響き世の中には、いのちを支える仕事に就いている人がたくさんいます。また、限りある自分のいのちと向き合うなかで、輝きのある人生を歩み始めた人もいます。日々 、どういのちと対峙しているのか。その思いを聞きました。

いのちの響き ・大切なのは日頃の温かいふれあい 佐藤 良子さん (大山自治会会長)

不安内省感謝親子嫁姑仕事老後・佐藤 良子(さとう よしこ)

1942年、宮城県生まれ。99年から自身の住む、東京都立川市の大山団地で自治会会長として活躍。加入率100パーセント、孤独死ゼロを実現。2004年、内閣府男女共同参画局「女性のチャレンジ賞」受賞。11年、地域活動功労者賞を東京都より受賞。全国各地で講演活動も行なっている。著書に『命を守る東京都立川市の自治会』

 ──大山団地は、高齢者が全体の二十九パーセントを占めているにもかかわらず孤独死ゼロを実現しています。どのような取り組みをしているのですか。

特別な取り組みをしているわけではないのです。ただ、この団地にご縁のあった人たちが「ここに住んでよかった」と言えるような、安心安全な町づくりを目指しています。

住民の状況を知るために、全世帯の住民名簿だけでなく、六十五歳以上の方、子どもだけを区分した名簿も作成しています。高齢者対策としては、自宅の両隣を見守る「見守りネットワーク」、自分自身の終焉の際に周囲の人に伝えたいことを記しておく「終焉ノート」の作成・販売などがあります。また、大山ママさんサポートセンターによる子育て支援活動、清掃活動、運動会や防災訓練といったイベントも行ないますが、一番大事なのは日頃のふれあいだと思っています。

私は住民の皆さんの名前を呼んで挨拶をし、「具合が悪かったようですけど、いかがですか」などと、何かひと言、お声かけをしています。自治会の活動に苦情を言う人には、「自治会の活動を真剣に考えてくれて、ありがとうございます」と伝えたうえで話し合い、「いまの体制に不満なら、一緒に変えていきませんか」とお誘いします。


以前、違法駐車を注意したことをきっかけに、相手から「ぶっ殺す!」とまで言われたこともありました。でも、私は一歩も引かず、とことん話し合いました。いまではその人は自治会の区長を引き受け、自治会に協力してくださっています。やはり大切なのは話し合うこと。言葉一つで、人の心を傷つけることも、温めることもできるのです。相手を受け入れ、心に響く言葉で対話を続けることは大事ですね。 また、自治会では住民の要望に百パーセント応えたいと思い、私や役員が自治会活動用の携帯電話を持って、何か困ったことがあればすぐに対応できるようにしています。


──どのような要望がありますか。

生活保護を受けたいが手続きについて教えてほしい、網戸がはずれたから直してほしい、子どもが不登校になった……。ありとあらゆる困り事、相談事が寄せられます。その一つ一つに応えていきます。私一人ではなくて、役員みんなで対応します。

 この頃は、小学生が相談に来ることもあります。「夕飯のメニューが一週間同じで……」との相談には、「あなたにも作れるメニューを教えてあげるから、お家で作ってあげたら?」と答えました。「会長さん、こんにちは」と声をかけてくれる子もいます。小さなふれあいの積み重ねが信頼につながると実感しています。

高齢でごみ捨てや買い物ができない方のためには、住民のボランティアが手伝いに行きます。お世話になるばかりでと、心苦しく思うことはありません。私たちに子育ての仕方、生活の知恵を教えてくれた人生の先輩たちです。いままで地域活動や奉仕活動をして心の貯金をしていたのですから、これからはその貯金を使えばいいのです。動けなくなったら、助けてもらう。お世話になった人が、恩返しをする。心の循環社会です。


  高齢でも元気な方には「集金や広報紙を配ってもらうだけでも助かるから」とお願いし、積極的に自治会の活動に参加していただくようにしています。障害のある方も同じです。車いすの方でも、当番が回ってくればごみ置き場の清掃をしていただきます。サポートする人がついていれば役割を果たせるのです。みんなが参加して、一人ひとりが町をつくるという自覚を持つことが大切だと思います。

──地縁が薄くなっているいまの時代、住民の皆さんの理解を得るのはご苦労も多かったと思います。

よく、そう言われますが、苦労と思ったことはありません。私は皆さんと共に生きていくことが楽しいのです。

私は昭和五十一年に大山団地に越してきました。三人の幼な子を抱え、近くに身内もいない私を、近隣の皆さんがあれこれと世話してくれました。子どもが熱を出せば「他の子は見てあげるから、病院に行っておいで」、私が病気になれば「具合悪いんだって? おかゆ作ってきたよ」と、温かくふれあってくださいました。「子どもがうるさくてすみません」とお詫びに行けば、「子どもはうるさくないわよ。あなたの怒っている声がうるさいわよ」とご注意を受けたり(笑)。みんながつながり合っていることで、とても助けられましたし、安心して、楽しく暮らすことができました。


 でも、団地内も高齢化が進み、引っ越してきたからと挨拶することも少なくなり、人と人との関わりが薄くなっていきました。地方では過疎化の問題がクローズアップされていますが、都市部はたくさんの人が同じ地域で暮らしているのに、心は一人ぼっち。都市型の町おこしが必要だと思いました。もう一度、私が育ててもらったような地域にしたいとの一心で自治会長になりました。そのときに立てた「市(市民、住んでいる人が主人公となった町づくり)能(住民の能力の活用)工(創意工夫で取り組む姿勢)商(コミュニティービジネスを作り、住民に還元する)」を柱に、私を支えてくださる自治会の仲間に感謝しつつ、人と人とがつながり合う地域づくりを、これからも根気よく続けていきたいと思います。

  『やくしん』2012年11月号 (佼成出版社)この記事を誰かに伝えたいですか?

すごく伝えたい

かなり伝えたい

伝えたい

庭野 日敬 一日一語青年に冒険はつきものです。

危険を恐れるのは、人間の本能にはちがいないのですけれども、その恐れより

> 記事の一覧はこちら遥かインドから日本へ、いかにして仏教は伝来したのか。ブッダの祈りを感じながら、求法僧の歩いた道を追随するルポルタージュ

インドで誕生し、中国で培われ、日本へ伝えられた仏教。今に引き継がれるブッダの祈りと願いを感じながら、仏教伝来の地を映像で辿る

写真家・黒原範雄の写文集。福島県裏磐梯の豊かな自然と向き合い、その豊かさ、美しさ、奥深さを伝える。心やすらぐフォトギャラリー

 

http://www.cocolotus.com/item/1821

9:06 2015/09/19


『命を守る東京都立川市の自治会』自治会設立検討に際して何か参考になればと手に取りました。

著者は郊外のマンモス団地で自治会長を務めている方です。ものすごく精力的に自治会活動を行い、その結果団地内のコミュニケーションがとてもうまくいくようになったということが読み取れます。自治会活動を頑張れば、ここまで街がよくなるんだよという見本みたいなものですね。

 じゃ、他の街も同じようにできるかと言えば、明らかにそうではありません。この著者が自治会活動に割いているパワーはかなり大きく、普通はこれだけのパワーを仕事や趣味以外に割くことができる人はいません。この著者の事例はかなり特殊だと認識しておくべきでしょう。

 自治会活動は会長や役員に大きな負担をかける運用を行うべきではないと思います。会長でもせいぜい4時間/月くらい、他の役員は3時間/月くらいを自治会活動に割くのが限界ではないかと思うのです。著者は例外的に精力的に働いていますが、著者が自治会を退いたあとにこの自治会が組織として保っていくことができるかが勝負です。

 で、自分たちの話。著者のように精力的に働くわけにはいかないので、どれだけ住民自らが動けるように働きかけるかが勝負です。この本では、あまりそういうところのノウハウは書かれておらず、参考にならなくて残念でした。

9:35 2015/09/19


 地方自治体のよい記事が・大山団地・孤独死ゼロ・住民が一体・地域コミュニティの姿・サークル活動・年金プラス五万円を働けるように・

長野県の売木村・

長野県の売木村・特集記事「峠に囲まれたちいさな山里」-売木村役場

うるぎ村について売木の元気が未来を作る・峠に囲まれたちいさな山里・人口 598人

長野県売木村は信州最南端の村の一つで、南を愛知県豊根村に接し、愛知県最高峰の茶臼山北麓に位置します。1000~1300メートルの山々と、売木峠、平谷峠、新野峠など4つの峠に囲まれた小さな盆地は、まさに「ふるさとの原風景」という表現がぴったりなのどかさです。

 村面積の88%を森林が占め、天竜奥三河国定公園の中心をなす茶臼山高原をはじめ、豊かな自然が売木の特徴です。恵まれた森林資源を背景に、江戸時代にはろくろで椀や盆などをつくる木地師が活躍。

 村人たちは米の代わりに「くれ木」を年貢として納め、昭和初期までは炭焼きなども盛んでした。まさにうるおう木の村-それが売木村なのです。

昭和23年に当時の豊村から分村独立し、昭和50年代からは自然休養村事業や山村留学など、都市との交流を積極的に開始しました。

中京圏からは別荘地として注目を浴びる一方で、平成に入ってからは天然温泉「こまどりの湯」、南信州広域公園「うるぎ星の森オートキャンプ場」などがオープンして人気を集めています。

自然を愛し人をもてなす風土が、山里のいちばんの魅力です。

##山里体験「自転車」

##iターン者が語る売木村流楽しい生活

信州の南の端。峠に囲まれた小さな山里、うるぎ村。

ふるさと納税・寄付金募集 売木村役場

| アクセス・地図 | 村内マップ | お問い合わせ | 個人情報の取り扱い

世帯数 288世帯 人口 598人 男 278人 女 320人

平成27年8月末現在

http://www.urugi.jp/tokushu/yamazato.html

10:29 2015/09/19


 

過疎に打ち勝つ教育の力・未来を変えた島の学校・山内道夫・著


沖永良部シンポ実行委員・笑顔あふれる島に・和泊・知名両町・議会へ提言・

http://www.town.china.lg.jp/

知名町の人口 平成27年9月1日現在

 男:3,169人(前月比+1)

 女:3,154人(+1)

 計:6,323人(+2)

世帯数:3,132世帯(±0)

 *外国人込みの人口で掲載しています。

7:56 2015/09/19



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