« 私は「ひとり二役」とよく言います。評論家はどうとでも言えますが、実践している者にとって「ひとり二役」というのは努力のいるものです。でも、慣れればなんでもないものです。 | メイン | 平成13年太田市新春懇談会市長あいさつ・・平成14年太田市新春懇談会市長あいさつ »

2014年4月 7日 (月)

おおたメールマガジン     創刊号

いんよう

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■ おおたメールマガジン     創刊号          ■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 2001年8月1日(水)発刊・・・・・・<おしながき>・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

【清水市長メッセージ】

●負けた選挙【市からのお知らせ】●近隣レジャープール利用券の無料配布

●ぐんま県民カレッジ受講生募集

●第12回中学校演劇祭・同美術部作品展開催

【編集後記】●市長室IT推進課

------------------<清水市長メッセージ>--------------------

●負けた選挙

「自分がよければそれでいい」

こんなこというと利己的でイヤな奴といわれるだろうが、選挙はこれしかないのである。自民党で二人でているから、二人を当選させたいというのは第三者の考え。ご当人はそんなことこれっぽっちも思っていない。それどころか、仲間は最大のライバルなのだ。民主党などは眼中にない。相手にしていないのだ。

利己的のかたまりが立候補者であり、その責任者。そうでなければ選挙には勝てない。

「A候補は当選圏内に入った。もうだいじょうぶ。だから、私に入れて」こんな誘いに乗ったら、まあ落選が待っているということになる。「当選」を予測できる人なんかいるはずはない。「山本一太さんが36万、吉川真由美さんが22万票。3万票分けてやれば自民党で二人当選できたのに」なんてことは選挙にはないのである。

一度落選したことがある。時期が悪かった。相手も悪かった。あの頃は、『改革』なんて言葉を出すと「おまえはどこの政党にいるのか」という声が返ってきた。今とはまったく違っていた。

「自民党が変わらなければいけない。このままでは国民にあきれられる。党本部に強く申し入れてくれ」金丸さんが事件を起こしたときのことだ。若いくせにけっこう理屈っぽく言ったものだから、イヤがられる存在だったにちがいない。

県連の役員さんも自民党の体質の古さには気づいていた。かといって、役員がそろって党本部に文句を言いにいくわけにもいかなかった。それはそうだ。県議には古い体質をもった長老がいるし、福田、中曽根の牙城だ。若手の一部が騒いだところで、「痛い」とか「かゆい」とか言うわけにもいかなかったのである。私も若かったから、「なんでそんなことができないのだ」と不満ブツブツだった。

そんな折、細川さんが日本新党を立ち上げた。金丸さんは当時の自民党そのもの。細川さんがやけに新鮮に見えた。心はおどった。「一度、細川さんに会ってみよう」泉岳寺に事務所があった。仲間のO県議を誘った。「行くだけでいい。いっしょにやろうなどとは言わない。付き合ってくれ」彼はイヤイヤながら、だったと思うがついてきてくれた。細川さんと会って、すっかりその気になってしまった。どんな話をしたのかは覚えていないが、「改革に力を貸さなければ男ではない」とだけは思った。勝てるか負けるかの計算はなかった。「政治を変えなければ…」だけであった。

帰りの新幹線でO県議に言われた。「その気になっているようだが、じっくり考えた方がいいのじゃないか」そんな雰囲気があることを、なぜか新聞記者はキャッチしていた。議員会館に着くとすぐにインタビューである。

「細川さんにお会いしてきたそうですが、(衆議院選)やるんですか」顔がほてってしまうくらいその気になっていたので、仲間の忠告を忘れてしまっていた。インタビューだって受けることなどめったになかった。各新聞社が私を取り囲む。なかなか気分のよいものなのだ。ついつい口をすべらせてしまった。

「あの人となら一緒にやってもいいと思った。日本は変革をするべき時だと思う」実は、本気でやろうと思っていたわけではない。先輩のM県議にも相談して…、それから後援会のみなさんに相談して…、それから、それから、と思いながらインタビューの快感に舞いあがっていたのだ。

翌日の新聞を見て驚いた。顔写真入りで「衆議院選に出馬」である。「気持ちは分かるが、止めた方がいい。勝てるはずがない。相手が悪い」という声ばかりである。私も内心そう思った。迷った。

「しかし」である。「新聞にあんなに大きく、トップ記事で出てしまった。ここで引っ込んだら男ではない」そう思ったのである。たいした男でもないのに「…なら男ではない」を心の中でくり返し、自分を納得させてきた。新聞記事は自尊心と虚栄心を完全にくすぐった。

自民党を離れた。一人、小さな部屋に移った。ひとりぼっちが嫌いな自分にとって、それはそれはさびしいものだった。でも、後に引き返す勇気はなかった。完敗であった。力不足であったことを強く感じた。応援してくれた々に心から詫びた。

選挙は「世のため人のため」と思いこむことだけでは勝てない。相手だってそう思っている。「やろうか、やるまいか」迷った選挙も勝てない。迷っていることを投票する人はちゃんと見抜く。むかしは「出たい人より出したい人」というのが選挙だった。今は、「出たい人」でなければ当選はしない。しかも、出ることを決めたら、少なくとも選挙中は利己的でなければならない。利他的であったら必ず負ける。「自分のため、自分の支持者のため」それだけを考えて戦わなければならない。相手のことを思いやる気持ちは当選してからのこと。

参議院選挙を見ていて、負けた選挙を思い出した。なぜか、負けた選挙が克明に頭に浮かんできた。

-------------------<市からのお知らせ>---------------------

●近隣レジャープール利用券を無料配布中

10:09 2014/04/07

 

 

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

■ おおたメールマガジン      VOL. 6          ■

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

                  2001年9月4日(水)発刊

----------------------<おしながき>------------------------

【清水市長メッセージ】 ●黒塗り運転手つきは来賓の常識?

 ------------------<清水市長メッセージ>--------------------

●黒塗り運転手つきは来賓の常識?

「もうそろそろ出かけないと(間に合いませんよ)…。(みっともないから)私が運転していきますよ」( )内のことは秘書課長の顔に書いてあったことです。県戦没者追悼式に出席するには「そろそろ出かけてください」ということです。どこかに出かけるときは必ずといっていいくらい、こんな会話になります。私がつくったルールがそうしているのです。「市長運転手はいらない」というものです。市内や近隣を走るのはそれほど抵抗がなくなりました。私が運転していないことの方が変になってきました。ブルーのスバルを見れば、「市長がきたよ」という合図になっています。

ところが、市町村長のみなさんの集まりだったり、市長会だったりするときが悩ましいわけです。私はそんなことには少しもこだわりはありませんが、秘書課長にとっては世間体ということが気にかかるわけです。「みっともない」、そういうことでしょう。それだけではなく、「人身事故でも起こしたらどうするんですか」ということにもなります。「わがままな市長で困ったものです」彼は腹の中でそう思っているにちがいありません。私が逆の立場だったら、もちろんそう思います。この日ですか。もちろん自分で運転していきました。

北関東自動車道は前橋を近づけました。高速道路は時間が正確です。これがいいですね。会場である群馬アリーナには開始時間の30分も前に着きました。いくらかスピードを出しすぎたかもしれませんが快適でした。やはり、運転してもらうより運転した方が気持ちいいですね。普段、スピード感を味わうことなどなかなかできませんから…。

ところが、群馬アリーナに着いていつもと違うことに出会ったのです。駐車場に入ろうとしたところ、棒?をもった若者が2人、車の前に立ちはだかったのです。「ここに入ってはだめです。今日は追悼式です」私のネクタイを見てもらえ、遊びに来たのか追悼式に来たのか分かるとおもうのだけど…。「追悼式にきたんですよ、私も。駐車場はこの先ですよね」「失礼しました。駐車場ですか。向こうです。戻っていただいて、左に曲がれば案内人がいますから…。来賓の方が来られましたので早く動いてください」「あのう…」「あっちです。つかえますので急いでください」右手に持った棒?を回転させて、Uターンを促した。振り返ると、黒塗り運転手つきの車が入ってきたのです。私も、いつもなら来賓であったはずなのに。しょぼくれながら入ってきた道を引き返しました。

駐車はできましたので、別に不満はありませんでしたが…、なんと言ったらいいのか。とにかく『変』でした。俺たちはいつものこと。そんなことで『変だ』などというのは偉くなったのと違うか」と叱られそうですが、そう思ったのです。

黒塗り運転手つき、というのは水戸黄門の「この紋所が見えないのか」なのですね。でも、自分で運転することは止めません。たまには例外もありますが。その例外が昨日でした。佐野市の毛塚市長さんのご葬儀が斎場で行われました。いつもおだやかな毛塚市長さんとの悲しいお別れでした。「佐野の斎場は一本道で混みますよ。ご葬儀に間に合わなくなったら失礼です」 その通りでした。佐野市内から渋滞で、駐車場も満車でした。

毛塚市長さんの顔をじっと見つめ、「ありがとうございました。お世話になりました」と言葉にし、焼香させていただきました。

「ゴミ焼却場が決まらなくて…、頭が痛いです」と悩んでおられました。ダイオキシンで改修か新設をしなければならない。改修は無理なので新設することになったようですが、候補地の反対にあっているとのことでした。きっと、そのことを悩みながら入院されたのではないでしょうか。市長というのは必ず何か悩みをもっているものです。 心からご冥福をお祈りします。

--------------------<市からのお知らせ>--------------------

9:40 2014/04/07

************************************************************

 <<<<< おおたメールマガジン >>>>>       Vol. 31

************************************************************

                  2002年3月6日(水)発行~~~~~-<清水市長メッセージ>-------------------

■メルマガ・ミニ講演会【1/4】

「いろいろな勉強会によばれてお話をする機会がある」というと、「どういうことを話しているの?」とよく聞かれます。私もその場によって話すことがちがうので、「これこれしかじか」という説明ができないのがつらいところです。いつもお話ししていることを、昨年、上越市で開催された新潟県主催の「にいがたまちづくり学会」という勉強会での講演をもとにまとめてみました。

 4回シリーズでお届けします。

行政改革をしなければいけない最大の理由は、「市民は今住んでいるまちにこれからも住む」ということです。旅に出て、「空気はきれいだし水も豊かだ。いいまちだなあ」と言ったって、「じゃあ、そこに住もう」と荷物をまとめてクロネコヤマトというわけにはいきません。

ライオンが気にいらなかったら花王にすればいい。ダイエーの品揃えが飽きたらイオンに行けばいいわけですが、「まちを移る」というのは、そうは簡単にいかないものです。職場が変わったりすれば仕方なしに「まちを移る」ということはありますが、そのまちに不満があったにしても、それが理由でとなり町に引っ越すなんてことはめったにないでしょう。

市民にとって代わりのまちはないのです。ですから、まちづくりを日々改革して「住めば都」にしなければいけないのです。

「まちを変える」には拮抗した二派があるとむずかしいですね。

政争のなかで「まちを変える」など、根の生えた改革などできにくい。足の引っ張り合いは改革には敵になることもあります。リーダーが弱体基盤の上にある場合は「無難にいこうということになったりします。改革などやらない方が長期政権になる例は自治体にはあるでしょう。政争がはげしいことは「変える」ことを遅らせます。

市民にとっては、はた迷惑な話になるということです。

私が市長になったのがハプニングであったのです。ですから、私が初登庁するまでに1か月ちかくありましたから、その間役所の中では人事のことでざわついていたようです。「だれがどこに飛ばされるか」ということです。

私も腹の中は平静ではなかったですね。「市長選に出る」と新聞に出たとたん、とたんにですよ、役所は冷たくなった。役所に行っても部長クラスには無視されましたね。どこにいっても相手にされない。ひどいものでした。

でも、報復的な人事をやったら「まちを変える」なんてことはできない。そう思って、いっさいそんな人事はやらなかった。それが良かったですね。

市長が代わったとたんに総務部長が老人ホームに飛ばされたり、前市長にうけが良かったばかりに冷たい仕打ちにあったりしている。

こんなまちもあるそうです。私はそういうのを断っていかねばと思ってきました。

「まちを変える。役所を変える」なんて、職員にとってみれば余分なことです。今までが一番いいんです。朝、ちゃんと遅れないで始業時間に役所に入って、夕方、終業のベルが鳴るか鳴らないうちに役所を飛び出せばいいわけです。給料は変わらないわけですから。

行革というのは「それを変える」ことから始めるのです。お互いに協力し、信頼しあえる環境にならなければうまいこといくはずがありません。

 

次回は、「借金を増やさないことと職員数の削減」、地方交付税制度について。ご期待ください。

--------------------<市からのお知らせ>--------------------

9:41 2014/04/07

1.IT戦略ビジョンへの考え方

1-1.まちづくりの視点

1-2.自治体経営の理念

1-3.目標及び計画年度

1-4.アクションプラン

1.IT戦略ビジョンへの考え方

1990年代における我が国の経済政策及び財政運営は、バブル経済の崩壊以降、失われた10年と称されるようにタイムリーな施策が打ち出されなかったことから、危機的状況に直面しており、株安・円安・土地安という窮状を呈するに至っている。

このような状況下、我が国の国民生活は閉塞感が充満し、その影響は、構造改革の痛みでもある企業倒産やリストラを引き起こすとともに雇用不安をも惹起している。

さらに、医療・年金制度の歪みや老後不安など、今日的課題として看過できない多くの病巣が表面化するに至り、山積する行政需要に相反して税収の落ち込みが続くという抜き差しならない状況下での抜本的な見直しが求められてきている。

本市においても、地域経済の停滞による失業率の増加や可処分所得の伸び悩み、低金利時代での先行き不透明感など、将来への不安が顕在化しており、行政の責務として未来への道筋と不安要因を払拭する政策を打ち出す必要に迫られている。

また、行財政運営においても、膨張した市債の縮減と人件費の抑制を図ることにより、効率的な自治体の確立と多様化する行政需要に適確に応えるための体制整備を行い、市町村合併に向けて都市の個性を主張する中で、財政運営の健全化を積極的に進めることが肝要と思われる。

そこで、本市では、地域の活性化と新たなコミュニティの醸成を念頭に置いた中で、自治体内部における業務の効率化と、そのためにはかくあるべきという組織の構築を図る上でのコンセプトとして、スピーディ・双方向・汎用性を考慮した結果、その活路を『IT』に求めることとし、その具体的な整備プランを『IT戦略ビジョン』としてまとめることとしたものである。なお、策定にあたっては、以下の事項に意を注いだ。

1-1.まちづくりの視点

本市の人口動態を見ると、1990年代半ばまでは地域経済の成長にも支えられ、流出入の動きは激しいものの堅調な伸びを示してきたが、近年の出生率の低下や核家族化の進行、景気の低迷等により、90年代後半からは微増にとどまるなど増加傾向にも陰りが見え始めてきている。

また、モータリゼーションや国際化の進展により地域のボーダーレス化に拍車がかかり、従来の地縁・血縁による繋がりではない新たなコミュニティ関係が求められてきている。

さらに、製造業中心の産業構造は、企業のグローバルな展開にいち早く反応し、空洞化という現実に直面するに至り、いわゆる系列化(グループ化)という護送船団から生き残りをかけた異業種・コラボレーション戦略へのシフトが顕著になりつつある。一方、変動する社会ニーズに順応しきれない人たちや地域産業が顕在化しているのも実態である。

このため、地域に暮らす市民一人ひとりが、来るべき情報社会において「豊かさが実感できるライフスタイル」を享受し、その源泉をもたらす産業が地域を活性化させるためにも、本ビジョンがIT活用について有効かつ弾力的に対応可能な指針となることを期待するものである。

1-2.自治体経営の理念

前述のまちづくりについては、自治体に課せられた「最小の経費にして最大の効果をあげる」という使命を遂行するため、行政組織として計画、実施、成果の検証から革新に至るシステムが健全に機能しなければならない。しかし、時-として組織は、自己防衛に走るという内部矛盾を抱えており、事なかれ主義に陥りやすいこともまた現実である。

このことから、この行政体に潜む二律背反する思想に対しては、市民の目線や公平・公正・透明性を基軸にデータや組織をマネジメントできる判断能力とそれを可能ならしめる環境及び職員の質が強く求められている。

幸いにして本市では、品質管理を求めたISO9001の認証を既に取得済みであり、引き続き環境への取り組みとしてISO14001も今年度中に取得する予定であり、さらに住民満足度を反映させる行政評価システムや財務の健全化を判断するバランスシートなども導入し、これらの情報を公開することでガラス張りの行政運営を目指しているところである。

これらの各要素を行動指針としてまとめたものが「太田市経営方針」であり、

    ①市民の目線による行政運営

    ②市民満足度を向上させる質の高い行政サービス

    ③経営資源(ひと・もの・かね・とき)の有効活用

    ④成果の検証と改善

を4本の柱としている。

本ビジョンでは、単にITを装備することで事務の効率化や経費削減を目指すものではなく、組織機構や業務プロセス、さらには職員の姿勢や意識を変革することで、名実ともに電子自治体を標榜できる第一歩を踏み出すものであり、より高次元の自治体経営を目指すものである。

1-3.目標及び計画年度

わが国は、2001年1月に決定された「e-Japan戦略」によれば、2003年度までに全地方公共団体を総合行政ネットワークで接続し、行政内部の電子化を構築するほか、2005年までに超高速アクセスが可能な世界最高水準のインターネット網の整備を促進することを目標に掲げている。

一方、本市では、1998年の新庁舎竣工にあわせて現在の情報環境が整備されたが、現行システムの更新時期が2003年度に集中しており、さらに本市のまちづくりの指針である第5次総合計画が2005年度に終了することから、これらのタイミングを勘案する必要がある。

そこで、本ビジョンでは、本市の第一期情報戦略の目標年度を第6次総合計画がスタートする2006年度とし、2002年度から向こう5年間を計画年度とするものである。

なお、IT環境はラットイヤーとも言われるように技術革新がめまぐるしい分野であり、そのベクトル、速度が予知不能であることから、本市の行財政事情も考慮してフレキシブルな対応が図られるよう毎年度のローリングを行うものとする。

1-4.アクションプラン

本市では、平成12年10月に「太田まるごとITタウン構想」(後述)を定めており、その具現化のための方策として、太田市と民間企業5社による第三セクター「㈱ブロードバンドシティ太田」(BBCO)を平成13年4月に設立し、加入者系にDSLを利用した地域イントラネットを構築し、「太田市版情報ハイウェー」の整備に努めてきたところである。

そこで、この情報インフラを活用してIT装備都市を築くため、前述の2つのカテゴリーである

    ①地域の活性化と新たなコミュニティの醸成

    ②自治体内部における業務の効率化とあるべき組織の構築

を推進するべく、次の4つの委員会を設置した。

    ・ネットワーク委員会

    ・e-太田委員会

    ・活用促進委員会

    ・HP検討委員会

なお、この4つの委員会については、本地域における情報環境を考慮した結果、既存のインフラを有効活用することによる経済的・地域的な発展を目指す中で、迅速・高品質・透明性の保たれる電子自治体を構築し、あわせてその実効を確保するため、リテラシーの向上とともに情報アクセスの双方向機能を高めることが課題であるとのことから、職員による検討部会を設置したものである。

本アクションプランでは、この職員による検討経過をもとに、市民ヒアリングやアンケートを加味し、現状における課題の洗い出しを行った上で今後の方向性をまとめたものであり、より具体化させるために個別事項ごとに抽出して年次計画を明らかにしようとするものである。

4/14/2002 10:37 PM

2/21/2013 9:24:33 AM

9:42 2014/04/07

************************************************************

<<<<< おおたメールマガジン >>>>>Vol. 32 2002年3月13日(水)発行

メルマガ・ミニ講演会の第2回目をお届けします。

地方交付税というのがあります。貧しそうなまちには国からたくさんのお金がきます。そのまちは概して借金は少なめです。豊かそうなまちは国からお金がきません。

借金で首が回らない状態のまちが多いように思います。貧しそうなまちの方が財政は健全といわれることになります。

これ変だと思いません? 市民が汗を流して働くまちはきびしい財政状況にあるのですから。

地方交付税のあり方がそもそも限界になってきたということです。なのに、税制改革といってもなかなか変えることにはなりません。貧しそうなまちから出てくる国会議員さんが力を持っているからです。人口集中地域(都会とその近郊)から出てくる議員さんはいつ落とされるかわからない。人より牛の数が多い地域の議員さんは落ちる心配がない。ベテラン議員としてふるさとを守るわけです。

たとえば、地方交付税の算定基礎に「道路」がありますが、車が走ろうと走るまいと道路は道路という考え方で国は交付税を配ります。山の中のまちと私のまちでは道路の通行量がまったく違うのに、なぜ格差をつけないの?と言いたくなるのです。

デフレのなかで改革するのは大変です。お金がない時代だからケチる方法を考えるということもありますが、改革というのはケチることが目的ではありません。新しい価値をつくるためにやるわけです。ですから、インフレ気味とか安定した経済成長とか、そういった経済環境のほうがやりやすいでしょうね。

借金が国と地方で660兆円あるといわれています。デフレの1%は6兆6000億円になります。その分の穴埋めをしなければならず、新たな価値をつくるとなればマイナスからのスタートになるわけで大変な仕事になります。これは余ほどの覚悟とドンチャン騒ぎを覚悟してやらなければできません。

逆にインフレ気味で1%物価が上がればプラス6兆6000億円からですから改革はやりやすいわけです。

不良債権がいくらあるのか見当もつかない状態で構造改革をやるのはずいぶんつらい話だと思います。処理が遅れれば遅れるほど不良債権がやたらと増えてくるのですから、小泉さんも頭が痛いでしょうね。

ダイエーはひどいものです。マイカルと同じようにダイエーだってつぶれて不思議はありません。でも銀行が共倒れしてしまったら大変ということでしょう、5,200億円の金融支援をするといいます。今期の赤字が3,300億円というのですから…。まあ、たいしたものです。同じような企業が出てきたら、さらに銀行へ資本注入でしょう。国の財政もぶっ壊れてしまいます。

経済の底はどこなのか、どこまで我慢をしたらいいのか、できるだけ早く国民に示してほしいものです。660兆円の借金をどうするという議論は当面の問題ではないですね。

借金を増やさないということと、10年間で172名の人員削減。

私がやろうとしていることはこの二つだけです。景気が低迷しているなかで借金を減らそうとすると「元気のないまち」になってしまいます。市がやろうとしている事業で国や県の補助金にからむものは積極的に受け入れています。もちろん、借金返済の元金の範囲内です。

「公共事業は悪」という人がいますが私は賛成できません。東北のある町に行ったら、そこにはものすごくでかい港湾がありました。

船はめったに着かず、あじの釣り場になっていました。あれはダメです。あれは税金の無駄使いです。あれと公園や下水道をいっしょにしてしまうのではいけませんね。

職員ですが、3年間で56名減りました。団塊の世代にはごっそり抜けて、ということは退職金が一気にふくらむことになりますが、世代間のバラツキを心配していたんです。でも、職員が自発的に退職していってくれています。頭が下がります。年間20名のペースになるわけですから。これからは定年者と新規採用のバランスだけで目標達成ができます。

172名というのはどういうことか、計算してみました。35年のスパンで考えると430億円になるんですね。単年度でも10億円になります。先ほど言いましたように、ケチることが行革ではありません。サービスが落ちては元も子もないわけです。そのために、「ISO9001」の認証を取得し、さらに「ISO14001」認証取得に向けた取り組みをしているわけです。そして、市民の満足度(CS)チェックと行政評価システムを確立しようとしています。

コスト削減と行政サービスを上げることを同時にやろうというのです。

次回は、「ひとり二役」と職員採用試験について。ご期待ください。

 

--------------------<市からのお知らせ>--------------------

■国民年金保険料の納付方法などが4月から変わります!

 ●保険料納付書は、国から直接送られます

現在、市役所から納付書が送付されていますが、4月分の納付書からは国(社会保険庁)から送付されます。

●保険料を納める窓口が広がります4月からは、市役所窓口で保険料を納めることができなくなります。その代わり、従来の指定金融機関や郵便局だけでなく、全国の銀行、郵便局、農協、信用金庫、信用組合、労働金庫などで納められるようになります。

●第3号被保険者の届け出方法が変わりますこれまで第3号被保険者の届け出は、本人が市役所に届け出をしていましたが、4月からは、配偶者の勤務している事業所から扶養の手続きと一緒に、社会保険事務所に届け出をすることになります。

※第3号被保険者

厚生年金や共済組合などの被用者年金制度の加入者に扶養されている配偶者で、20歳以上60歳未満の人●「半額免除制度」が新設されますこれまでの全額免除制度に加え、保険料の半額を納めていく半額免除制度が新設されます。これには一定の所得基準があり、市役所窓口で申請を行い、社会保険事務所で承認されると保険料の半額が免除されます。

 ◎問い合わせ  保険年金課(TEL.47-1941)国民年金係へ

---------------<編集後記>------------------------

『暑さ寒さも彼岸まで』とよく言いますが、最近本当に暖かくなってきましたね。膨らんだ桜の芽や球根から真直ぐに伸びるチューリップの若葉を見かけると、すぐそこまで春が来ているなぁと感じます。春生まれの私としては、特に待ち遠しく心安らぐ季節なのです。とは言っても、最近花粉症予備軍であることが判明し、喜んでばかりもいられなくなりました。ショックです!止まらないくしゃみに鼻水、目のかゆみも大変ですよね。花粉症の方には、辛く長いこの季節、少しでも快適に過ごしていただきたいと心から思う今日この頃です。         (ち)

************************************************************

■編集/発行 太田市 市長室 IT推進課

□〒373-8718 群馬県太田市浜町2-35

■TEL. 0276-47-1813(ダイヤルイン)

□FAX. 0276-47-1865

http://www.city.ota.gunma.jp/

4/7/2014 9:19:45 AM

9:20 2014/04/07





コメント

コメントを投稿

最近の写真

  • Img_0761
  • Img_0760
  • Img_0759
  • Img_0758
  • Img_0757
  • Img_0756