« 誰のための教育か・内橋克人氏・人間は社会性がないとならない?162頁・自分たちの食糧やエネルギーがどこから来ているのか、現実世界の中で位置づけることによって、はじめて国際協調という言葉の意味が分かってくるのです。 | メイン | 第4章 求められる空港会社の効率化・163頁・羽田空港の上物(ターミナルビルなど建物施設)と下物(滑走路など基本施設)はまったくの別個の組織で運営されている。下物は国が整備・運営しているが、上物は民間企業等が国からスペースを借りて整備・運営している。従って、上物は典型的な権益事業なのだが、権益はいくつにも分割されており、上物の利益は下物の整備に寄与しない構図になっている。 »

2016年1月 2日 (土)

杉浦/一機 航空アナリスト。首都大学東京客員教授。世界の空港、エアラインのサービスや経営について造詣が深く、利用者サイドに立った航空の評論がモットー。1947年生まれ・利益が利用者に還元されない羽田・164頁・隠れた優良企業・空港ビルにも多くの子会社・天下り先の空港環境整備協会・権益だけで生きる空港施設。

引用


2015年12月31日 (木)航空2強対決11選・航空アナリスト・杉浦一機・、「搭乗率保障制度」で成功をおさめたのが石川県だ。「乱造地方空港の最終グループ」として03年7月に開校した能登空港は、下馬評を見事に跳ね返し、通年で国内最高の搭乗率(81,7%)の成績を上げて、就航初年度はエアラインから95,000,000円の還元を受けた。

http://amamioosoma.synapse-blog.jp/yosiharu/2015/12/post-60c6.html

15:04 2015/12/31


血税空港における・2016年1月 4日 (月)ところが、そんな経営の一大転機を迎えている国内空港において、唯一の優等生と評価されている地方空港がある。石川県の能登空港だ。
http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2016/01/post-8c5f.html
16:45 2016/01/04



生まれ変わる首都圏の空港 単行本– 2009・3 杉浦 一機(著)

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

 杉浦/一機 航空アナリスト。首都大学東京客員教授。世界の空港、エアラインのサービスや経営について造詣が深く、利用者サイドに立った航空の評論がモットー。1947年生まれ。参議院運輸委員会調査室客員調査員、経済産業省産業構造審議会臨時委員などを歴任。現在、東京都の航空関連委員会、福岡空港調査委員会委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報 単行本: 254ページ出版社: 交通新聞社 (2009/03)

発売日: 2009/03


目次

第1章 羽田の再拡張・15・


第4滑走路の新設・16頁・


井桁状に4本の滑走路・発着枠が3割増える・当初は別空港の建設案・10年浪費して羽田の再拡張に。 

国際線ターミナルを整備・23頁・


実現した本格的ターミナル・PFIで建設・商業施設が充実・24時間化への対応・余力の大きな取り扱い能力・重要になる省エネ貨物の容量は年間50万㌧・ 

充実するアクセス鉄道・33頁・


1・シェアを伸ばす京急・地下新駅は昇降機を多用・京急蒲田駅を大改造して直通を拡大・2・競争力回復に期待の東京モノレール・正面玄関に横付け・独占を謳歌出来た初期・激しい京急との競争・期待される新橋延伸・3・両空港間の鉄道を抜本的に改善・

いよいよ始まる国際化・48頁・


紆余曲折した「国際化」・再拡張の費用を都が負担・「余る」枠で国際化・リレー・ハブ空港・対米競争力が改善・大きい国際化の経済効果・

変わる国内線の運航・58頁・


「多頻度運行」が実現・運賃水準が下がる・直行便が増える・コミューター機の乗り入れ・国内線ターミナルも充実・後回しにされた国内線・

世界で最も恵まれた空港―羽田空港再評価・66頁・



臨海部の選定が成功(歴史)・近くて、充実した施設・広い敷地・海に面している・アクセスが便利・日本・太平洋圏の中央に位置・向背に大きな需要。

インタビュー 日本空港ビルディング鷹城勲社長・77頁・


第2章 成田の整備拡張・81頁・


完全空港化を実現82頁・


滑走路の延伸と誘導路の複線化・敷地からはみ出すB滑走路・発着枠を1・5倍に引き上げ・羽田と空域を一元化。

期待のかかる成田新高速鉄道・89頁・


復活した「Bルート」・羽田と遜色がなくなる?・日暮里から36分。

軽視できない過去の歴史・95・


共生時代の空港に・大きく成長した成田・好調な商業施設の売り上げ・地域社会に不可欠なった。

成田が恐れる羽田の本格国際化・102頁・


空港選択の完全自由化論・成田はマイナーな国際空港?・羽田70万回が分かれ目か・無視できない成田の施設。

独自の課題が山積み・106頁・


1年遅れる株式上場・地域関係が経営面でも負荷に・騒音の軽減・エコ・エアポート・伸びない乗り入れ都市数・低いハブ機能・「コネクティビティ」・

インタビュー 成田国際空港森中小三郎社長・118頁・


第3章 首都圏空港政策の変更・123頁・


アジア・ゲートウェイ構想・124頁・開放政策に大転換・魅力ある日本を創る・「ようこそ日本」の成功・旅行業界の新たな行動計画・

国際航空の自由化に変針・132頁・


日本版「オープンスカイ」・チャーターの規制を緩和・国際線の一体運用・強まる世界からの外圧。

横田空域の一部削減で新ルート・140頁・


出発時間の短縮が可能・羽田と成田の改正を統合。

首都圏近郊に新空港・143頁・いよいよ開港する静岡・茨城は格安航空の拠点になれるか。 

見送られた外資規制・150頁・


開放派と規制はで大激論・安保優先からの転換の歴史・外資アレルギーで過剰反応・大口規制を導入。 


低過ぎるアクセスの目標タイム・155頁・


「乗り換えなし」で30分に・シンガポールは自宅から搭乗まで30分・車より遅い鉄道・始点が日暮里では不十分。

第4章 求められる空港会社の効率化・163頁・



利益が利用者に還元されない羽田・164頁・


隠れた優良企業・空港ビルにも多くの子会社・天下り先の空港環境整備協会・権益だけで生きる空港施設。


 子会社が多過ぎる成田空港会社・171頁・


宅配にも港内営業所・権益になっている営業権。

空港経営など考えてこなかった日本・175頁・


しわ寄せは利用者に・降って湧いた民活・世界は採算重視の時代に。

経営コスト引き下げが必要・181頁・


上下一体経営が不可欠・経営手法を見つけた英国・世界の流れは民営化・「楽しい空港」が経営にプラス・格安航空時代への対応・羽田・成田を競合関係に。

第5章 現実味を帯びてきた次の拡張計画・193頁・


それでも足りない容量・194頁・


補完できない中部・関空・ポスト「再拡張」・すぐに満杯になる見通し。

飛び出した首都圏100万回構想・200頁・倍増を目標にすべし・羽田は滑走路をさらに増設。

東京湾内に巨大空港・滑走路4本の「湾奥空港」・飛行ルートの調整が課題。

眠りから覚める「首都圏第3空港」・207頁・


動き出すのか候補地の選定・誰も旗手役を務めず・出揃った候補地・曖昧な運用策。

理想は横田を含めた3国際空港・218頁・


まずは横田の共用化・貴重な資源が使えない・地元にも恩恵が及ぶ。

羽田周辺地域の再開発・226頁・


西側の空港跡地に多様な施設・「神奈川口構想」に期待。

ルール変更で変えられる日本の空・230頁・


飛行時間の短縮・東京上空の飛行を解禁・遅延承知で効率アップ。着陸ポイントを2ヵ所に設定・誘導路を緊急滑走路に使用。

期待が高まる羽田アクセス鉄道新線・238頁・


1・鎌田で投球と京急の線路を接続・2・都営浅草線の東京駅乗り入れ・3・東京臨海高速鉄道に羽田アクセス新線・4・東海道貨物支線の貨客併用化・5・羽田・成田リニア新線構想。

仁川にいかに勝つか・245頁・


ハブを奪われる日・連携でアジアのハブを維持する。

あとがき

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8:40 2016/01/02 


引用2016年1月 2日 (土)第4章 求められる空港会社の効率化・163頁・羽田空港の上物(ターミナルビルなど建物施設)と下物(滑走路など基本施設)はまったくの別個の組織で運営されている。下物は国が整備・運営しているが、上物は民間企業等が国からスペースを借りて整備・運営している。従って、上物は典型的な権益事業なのだが、権益はいくつにも分割されており、上物の利益は下物の整備に寄与しない構図になっている。

http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2016/01/4-f151.html

16:47 2016/01/02



コメント

駐車場の建物は国の空港整備特別会計で建設され、同協会が運営を委託する。02年度末時点で全国26ヵ所に建設されたが、23ヵ所は同協会が無競争で運営を任された。空港内は独占なので競争にさらされるリスクもなく、駐車場の運営は場所と需給関係で決まるので、大したノウハウも不要だ。

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