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2015年8月19日 (水)

福井モデル 未来は地方から始まる 単行本– 2015・4・21藤吉 雅春 (著) 稼げる観光: 地方が生き残り潤うための知恵 (ポプラ新書) 単行本 – 2015/7/1鈴木 俊博 (著)


引用


「地方創生」から「地域経営」へ まちづくりに求められる思考のデザイン (仕事と暮らしの選書) 単行本(ソフトカバー)  – 2015/3/16寺谷 篤志 (著),    平塚 伸治 (著),    鹿野 和彦 (著)

商品の説明内容紹介「少子高齢化」は、今の日本を語るときに欠かせないキーワードになっています。最近では、少子高齢化、および人口減によって多くの地方自治体が消滅すると予測され、政府も「地方創生」を旗印に、新たな地方振興策を講じようとしています。

しかしその発想は、相も変わらぬ「中央主導」「行政主体」の地方振興であり、その先行きが案じられます。「人口減・超高齢社会」の問題は、単なる「地方」の問題ではなく、日本社会全体の問題です。むしろ、これから深刻さを増していくのは「都市」部における過疎化であり、地域の消滅です。「中央」-「地方」という図式ではなく、地域一つひとつにスポットをあてた「地域創生」の視点が求められているといえるでしょう。

 同時に、“お任せ民主主義”から決別すること。自分たちの地域は自分たちが主体的に創りあげていくという発想を持つことが重要です。地域社会には、岩盤のように固い旧来からの規範が存在しますが、地域を活き活きとしたものに変えるためには新しい規範に創り変えていかなければなりません。そのときに必要になるのが、地域を経営、マネジメントする姿勢、すなわち「地域経営」の視点です。また、地域を着実に変えていくための手法が必要であり、それを支える物事の見方、考え方が必要です。

本書は、鳥取県智頭町におけるまちおこしを通して、見事に地域経営をやってのけた事例をベースに、真の「地域創生」「地域経営」とは何かを考える書籍です。また、実践者だからこその地域経営のノウハウが散りばめられており、今後、地域起こし、まちづくりに当たる人々、まずは自分の日常から事を起こすことを考えている人にとって、恰好のバイブルになるでしょう。

 著者について・著者 寺谷篤志・1948 年鳥取県智頭町生まれ、鳥取県立智頭農林高等学校卒業、1983 年6 月那岐郵便局長。自らの一歩で地域づくりを提唱、智頭杉を活かした遊便葉書の開発からスタート。1988 年岡田憲夫先生(当時鳥取大学、現関西学院大学教授、京都大学名誉教授)と出会い、社会システム論に傾倒する。1989 年から杉下村塾を開講して地域を学ぶ場を開く。癌の宣告を受け2011 年3 月退職、10 月京都に移住。日本・地域経営実践士協会を設立、地域経営まちづくり塾を開講する。関西学院大学非常勤講師。

 平塚伸治・1948 年滋賀県日野町生まれ、立命館大学経済学部卒業、(財)関西情報・産業活性化センター勤務。1986 年~1996 年大阪駅梅田北ヤード(現うめきた)都心開発研究プロジェクト「メディアシティ・フォーラム」、1996 年『オープンシステムによるまちづくり手法の研究』などに従事。共著『つながりのコミュニティ―人と地域が「生きる」かたち』を2011 年に岩波書店から刊行。1993 年杉下村塾に参加、2012 年3 月退職後、日本・地域経営実践士協会を設立、地域経営まちづくり塾を開講する。関西学院大学非常勤講師。

 

 編著者・ 鹿野和彦・ 早稲田大学在学中の1981 年、編集プロダクション・早稲田クリエイティヴを設立。1991 年、株式会社アプレ コミュニケーションズを設立。雑誌・書籍の編集制作から、教育研修事業、企業・団体のPRなどの業務にあたる。2004 年、働く人々の支援と、元気な組織・地域・社会づくりを目的とした、仕事と暮らしの研究所を設立。1999 年に高崎経済大学客員講師、2009 年に大正大学キャリア教育研究所研究員(2014 年より非常勤講師)に就任する他、さまざまな団体の客員研究員やアドバイザー、セミナー講師を務める。主な著・訳書に『地域と暮らしをポストがつなぐ』『未来を創るリーダー10 のスキル』など。

単行本(ソフトカバー): 288ページ出版社: 仕事と暮らしの研究所 (2015/3/16)言語: 日本語・発売日: 2015/3/16

 

目次

第1章 「地方創生」から「地域経営」へ  鹿野和彦

1.「地方創生」論議で欠落している視点

2.「地域社会」の再生に求められる視点 座談会「地方創生」と「地域経営」 岡田憲夫×平塚伸治×寺谷篤志

第2章 智頭のまちづくり&事起こし ~地域に風穴をあけるために~ 寺谷篤志

1. 鳥取県智頭町に帰った顛末

2. 出会いは人生の妙薬

3. 小さな世界に丸ごとがある

4.「地区ゼロイチ」の構想 ~ホップ・ステップ・ジャンプ~

5. 地域社会に必要なものとは?

6.「学ぶ場づくり」 ささやかな自分を活かす智頭町まちづくり年表

第3章 四面会議システムは事起こしの基本技法

1. 四面会議システムとゼロ分のイチ村おこし運動  多々納裕一

2. 地域経営とコミュニケーション  多々納裕一

3. コミュニケーションの道具としての四面会議システム  多々納裕一

4. 新しい社会システムづくりへのジャンプに向けて  多々納裕一

5. 四面会議システム法の妙味  寺谷篤志 〔実践レポート&四面会議システムの展望〕

 身近な小さな事起こしで開くコミュニティづくり  平塚 伸治

第4章 四面会議システムの実践

1. 四面会議システムは1対3のゲーム論

2.「四面会議システム」を実践しよう! 3. 四面会議システムの奥義  寺谷篤志

思考のデザイン81絵図、それは無限の可能性  寺谷篤志、平塚伸治

A:個人と気づき

B:個人と組織

C:個人と社会

まちづくりに関わる方はもちろん、身の周りの人達と一緒に主体的な暮らしをしたい方にオススメの一冊

 

地域をより良くしたいと思い実践をしている方だけでなく、一人の人間としてより良く生きたい、家族と楽しく暮らしたい、職場の環境をより良くしたいと思う方にもオススメの一冊です。

 

この本の標題となっている「地方」と「地域」という2つの言葉の違いについて、編集協力者の一人である岡田は「地方」という言葉の空々しさ、「地域」という言葉から連想される当事者意識、という言葉で表現しています。

 

では実際に自分のことに目を向けてみると、自分の生活・人生でさえ、どこかで当事者ではなく、他人事で過ごしてしまっているのではないかと思う部分があります。他人事ではダメだ、主体的に生きなければ、そのために「事を起こす」=より良く生きるため、まずは自分のできることをやってみることを後押ししてくれます。

 

そして、その継続により周りを動かし、またそこで壁にぶつかる、そんな時の解決方法として「四面(よんめん)会議システム」という技法を提案してくれています。この新しい形の会議システムは民意を束ねる革新的な技法である可能性を海外の事例も含め示しています。

 

これまで「まちづくり」を他人事だと思っていた方もまちをつくるのはまず一人の「事起こし」から、そんなことを気付かせてくれるオススメの一冊です。

地域を何とかしたいと思っている人へ実践を促す、必読の書!

投稿者地域の一実践者2015年4月14日

 

この本は「地方対中央」と対立した概念ではなく、自分の生活している足元である「地域」にスポットを当て、そこを起点にしてこそ創世がなされるのではと問いかけている。「三全総」時代に言い古された「地方の時代」は実現することなく、むしろ東京一極集中がすすんだ、その反省は・・・。そのことを編集協力者の一人である岡田は「地方」という言葉の空々しさと表現している。

自らが生活する「地域」という言葉から連想される当事者意識こそ重要で、地域を暮らしがいのある場所にすることが重要である。そのために、まず自分のことに目を向けてみる。どんな小さな事でもいいから実践する。そして、ギリギリな状況にあっても1%を利他的なものへ向ける。

被災された東北の人々にとっても、そのことで他者との関わりが生まれ、幸せになるためのチャンスが増える。幸せとは、自分だけではなく、支え支えられる関係が構築できて感じるものである。

この論拠は鳥取県の山間地、智頭町で著者の一人寺谷が約30年間実施し、その中で、全国に広まった見回り活動の「ひまわりシステム」の実践や、「日本・ゼロ分のイチ村おこし運動」へと広がった地域自立型の取り組みは全国から視察が相次ぐ状況に成長していることで、実証されている。

この本は、惜しげもなく、その考えに至った「まちづくりの思考のデザイン」を図解入りで、巻末から逆に99ページにわたって公開している。さらに、その取り組みアイデアを実践、成功に導く会議システムも懇切丁寧に写真やフロー図を使って、注意点まで書き加えて解説している。

まず、自分の生活の足元を見つめ、他人事ではなく主体的に生きる。そのために「事を起こす」=より良く生きるため、まずは自分のできることをやってみるそして、その継続により周りを動かし、またそこで壁にぶつかる、そんな時の解決方法としても「四面会議システム」という技法は有効である。この新しい形の会議システムは民意を束ねる革新的な技法でもある。

これまで「地域をなんとかしたい」と思っていた方に、まず一人の「事起こし」から始めることを提案し、その実践の背中をおしてくれるオススメの一冊である。

 

「何もない地域は、何もないことを武器に」、日々の活動と照らし合わせができた。

「何もない地域は、何もないことを武器に」、日々の活動と照らし合わせができた全国各地で多く問題を抱え苦悩しているのは、「地域・地区・集落」であることを政治家にも知ってもらいたいと思いますが、政治家は為すすべを持っておりませんね。

この小地域こそがそこに住む人にとってはかけがえのない生きる場所であり「人生」そのものなのです。地域を愛し、地域の絆を大切にし、その人にとってはかけがえのない地域だからこそ苦悩するのです。その最も目を離せない点を鋭く突いています。

「四面会議」システムについては、最初は「どんな会議システムか? 技法は? 効果は?」良く判りませんでした。読み進むにつれ良く理解できました。どこでも誰でも活用できる問題解決システムで、人づくり、意識づくり、連帯づくり、コミュニティづくりにと出来れば実践してみたい!と思いました。

思考のデザイン。人の生きるに必要な思考の指針? 理論だけでなく経験や実例を挙げての人生訓のように楽しく読みました。この概念は今後折に触れて活用できます。

「事起こし」には、最初はやはりエネルギーがいります。私の最も愛する地域の地域経営(この言葉を意識していたわけではありませんが。)の一部を担う思いで事を起こそうとした時、地域に諮り掛け何度議論しても「総論賛成。各論消極」で「自分では・・。人がやってくれるなら。」と言う意識で事は起きませんでした。何とか事を起こしましたが、最初に方向性をメンバーや地域が共有していなかったため、現在も常に小さな壁にぶち当たり、順風満帆とは行きませんが、地域の協力、地元大学、県や市等の協力も得ながらひとつ一つ問題を解決し前に向かっているところです。そうして、この活動が全国的に珍しいと度々報道に取り上げられ、各地からの視察もありメンバーの意識も高まっております。

当団体は昨年4月に任意団体からNPOに組織替えをしましたが、これから生活環境の充実だけでなく地域福祉、地域安全、ICTの活用、社会教育、中山間地の振興等々の事業展開を図りたいものだと思っています。私たちの「事起こし」が地域を守るだけでなく、心豊かな地域づくり、夢のあるいきいきした地域づくり、地域の連帯づくりに繋がり、智頭町のように全国の過疎地の地域経営のモデルになることを夢見ています。

今政府は「地方創生」を謳い確かに補助金等の方法で金の流れは出来つつありますが、金のばら撒きで出来る地方は、竹下総理の「1億創生」の結果を見れば推して知るべし。現状からみれば生活の拠点、個々の人生が掛かる地域を、その地域が特徴を生かし(何もない地域は、何もないことを武器に。)如何に運営・再生させるか、所謂、地域経営をどう行うかにかかっています。

日々の活動と照らし合わせてみることができる一冊でした。

地方創生の事例集・地方創生を成し遂げる原動力とは何か?が知りたかったのですがイマイチでした。

16:23 2015/09/02


福井モデル 未来は地方から始まる 単行本– 2015・4・21藤吉 雅春 (著)

内容紹介

日本ならではの、「地域再生モデル」があった。 共働き率と合計特殊出生率で全国平均を上回る北陸三県。幸福度も世帯収入も高い。その秘密は何だろうか?

たとえば、メガネの生産で世界に名を馳せた福井県鯖江市。市民は、「日本でもっとも早く中国にやられた町です」と笑う。ところが、「もっとも早くやられた町」は、いつの間にか「最先端のデータシティ」に変貌を遂げていた。

 地盤沈下しない都市には、歴史的な「強い教育力」と、平等な「協働システム」がある。

 大阪、富山、福井を歩き、日本ならではの都市再生モデルを考察した、気鋭のルポ。

 〇町を動かす「市民主役事業」

 〇「お得感」の合意形成

 〇「市長をやりませんか?」プロジェクト

〇日本一早い「自発教育」

 〇「思考のプロセス」が見える教室

 〇女性も羽ばたく「一緒にやろう」経済

 内容(「BOOK」データベースより) 

共働き率と出生率で全国平均を上回る北陸三県。幸福度も世帯収入も高い。その秘密は何だろうか?たとえば、メガネの生産で世界に名を馳せた福井県鯖江市。市民は、「日本でもっとも早く中国にやられた町です」と笑う。ところが、「もっとも早くやられた町」は、いつの間にか「最先端のデータシティ」に変貌を遂げていた。地盤沈下しない都市には、歴史的な「強い教育力」と、平等な「協働システム」がある。大阪、富山、福井を歩き、日本ならではの都市再生モデルを考察した、気鋭のルポ。

 商品の説明をすべて表示する

単行本: 238ページ出版社: 文藝春秋 (2015/4/21)

言語: 日本語発売日: 2015/4/21

 目次

第1章 「過去」未来は過去の中にある(発見された遺体少子化対策を阻んだA級戦犯 ほか)

第2章 「現在」世界を唸らせた富山市の挑戦(世界でブレークした富山市住みやすさが負担になる日 ほか)

第3章 「未来」新しい仕事を創り続ける福井モデル(斜陽産業版シリコンバレーなぜ産業が強くなるのか? ほか)

最終章 すべての答えは、学校の授業にあった!(一九九八年に日本は変わった

教育は投資だという「逆算の発想」 ほか) 

  商品の概要に戻る 未来はドンドン変って行く」という事を前提に施策を行なっている点がミソ

常々、福井県の学力テストの結果が良い点の謎を知りたいと思っていたのだが、本書を読んで納得出来た。著者(ルポライター)の纏め方(全体構成)が拙いために、基調が分りずらいのだが、要は、「未来はドンドン変って行く」という事を前提に施策を行なっている点がミソという事である。

これは企業でも学校でも同様で、例えば大企業の工場等を誘致しても、その時の経済状況で、その工場は他へ移転してしまうかも知れない。それなら、中小の地場産業の活性化に注力した方が良い。幸いな事に、福井には世界に通用する中小企業がある(このため、「福井モデル」がそのまま全国的に通用する訳ではない。副題の「未来は地方から始まる」は大ゲサであろう)。学校教育でも、「未来はドンドン変って行く」のだから、過去の知識の詰め込みでは役に立たず、変化に適応出来る"自ら考える教育"を実践している。こちらは、全国的に敷衍可能だろう。鯖江市の例だが、高齢者対策も同様で、道路網を徒に広げるのではなく、次第に車の運転が出来なくなって行く高齢者のために、市街地をコンパクト化するという施策も中々のアイデアである。

 冒頭で、「「一向一揆」に負けたから、今の福井がある」との地元の人の言葉が紹介されている点も面白い。他より先に「ドン底」体験をした方が、他より先進的な方向性を打ち出せるという逆転の発想である。地方創成に興味を持っている方にとって、様々なヒントが詰まった良書だと思った。

  内容に疑問符

大変興味深く読んでいる最中なのですが、24ページの「東京の人口の半分が高齢者になる」という記述が気になりました。引用元となっている「国土の長期展望に向けた検討の方向性について」を読んでみましたが、それを裏付けるようなデータが見つからなかったからです。

最初は良書だと思いましたが、内容の信憑性、正確性に疑問を感じてしまいました。脚注などでもっときちんと引用元を明記して頂きたいです。

「未来はドンドン変って行く」という事を前提に施策を行なっている点がミソ

投稿者紫陽花 "玲瓏"2015年8月1日

常々、福井県の学力テストの結果が良い点の謎を知りたいと思っていたのだが、本書を読んで納得出来た。著者(ルポライター)の纏め方(全体構成)が拙いために、基調が分りずらいのだが、要は、「未来はドンドン変って行く」という事を前提に施策を行なっている点がミソという事である。

 これは企業でも学校でも同様で、例えば大企業の工場等を誘致しても、その時の経済状況で、その工場は他へ移転してしまうかも知れない。それなら、中小の地場産業の活性化に注力した方が良い。幸いな事に、福井には世界に通用する中小企業がある(このため、「福井モデル」がそのまま全国的に通用する訳ではない。副題の「未来は地方から始まる」は大ゲサであろう)。学校教育でも、「未来はドンドン変って行く」のだから、過去の知識の詰め込みでは役に立たず、変化に適応出来る"自ら考える教育"を実践している。こちらは、全国的に敷衍可能だろう。鯖江市の例だが、高齢者対策も同様で、道路網を徒に広げるのではなく、次第に車の運転が出来なくなって行く高齢者のために、市街地をコンパクト化するという施策も中々のアイデアである。

 冒頭で、「「一向一揆」に負けたから、今の福井がある」との地元の人の言葉が紹介されている点も面白い。他より先に「ドン底」体験をした方が、他より先進的な方向性を打ち出せるという逆転の発想である。地方創成に興味を持っている方にとって、様々なヒントが詰まった良書だと思った。

よそ者への寛容さと、コミュニケーション重視の教育

投稿者興津2015年6月27日

十数年前、福井や富山はちょっと普通じゃないと気づいた。住宅面積が広く、賃金も低くない。それ以来何となく両県が気になっていた。本書はこの地域、富山市や鯖江市など北陸の街の少し普通でないところを明らかにしていく。

いくつかの事例が紹介されるが、鯖江の福野氏や竹部氏は特に印象に残った。鯖江自体も素晴らしい。教育については、過去の経緯もあって独特な教育が生み出されていることが分かったが、本気でやれば他の地域でもできないことではないだろう。

本書が企業誘致にかなり否定的なのには疑問を感じる。良い誘致と駄目な誘致はあるだろう。本書に登場する森市長も企業誘致を重視している。

3世代率や共働き率、学力テストのランキングの上位には、北陸以外の日本海側の県もいくつか入っている。それらの地域にも、北陸に通じる何かがあるのではないか。島根や秋田、山形にもきっとチャンスはある。

故郷の現況を知る

投稿者正直を好む好々爺2015年8月11日

日本の様も戦前・戦中・戦後と随分変わった。その中で特に生地の変わり様を詳細に教えてくれたことに感謝。

地方にこそ可能性があることを「福井」を例に。説得力あり。

投稿者小次郎ベスト500レビュアー2015年6月4日

地方が疲弊して……と,どのメディアでも言われる。実際、多くの「地方」は人口減などもあり、疲弊していることは事実だろう。しかし福井県、とくに福井県鯖江市などは、昔よりパッとしないように見えて、かなり頑張っている。

富山市は「歩いて暮らせる街」として高く評価されている。公共交通を充実させ、中心市街地に人を集めているのだ。その結果、活気のある街になっているという。

鯖江は眼鏡の「産地」である。しかし眼鏡の出荷高はかなり落ちている。ところが、眼鏡以外の産業に光明を見出したり、こちらも決して萎えていない。市民、企業、行政……この3つがうまく機能してこそ、地方はよみがえる。その事例が満載の良書である。地方はダメだと言い続けるだけでは「未来」もないのだから。

地方に眠る現場の知恵

投稿者みどり2015年5月10日

「若者」「バカ者」「よそ者」が町づくりに必要とは、まさに震災復興の現場でも見えている景色。様々な形で負けを味わい、学び続けた地方から学べる知恵がある。

内容に疑問符

投稿者Y.S2015年7月24日

大変興味深く読んでいる最中なのですが、24ページの「東京の人口の半分が高齢者になる」という記述が気になりました。引用元となっている「国土の長期展望に向けた検討の方向性について」を読んでみましたが、それを裏付けるようなデータが見つからなかったからです。

最初は良書だと思いましたが、内容の信憑性、正確性に疑問を感じてしまいました。脚注などでもっときちんと引用元を明記して頂きたいです。

福井は、地方創生の正しいモデル^o^

投稿者中西良太 / Ryota Nakanishi "Amazon Top #500 Reviewer 2015, 2014, 2013です。 憲法、消費税、TPP、基地問題、原発、労働問題、マスゴミと前近代的司法が日本の最重要問題です!"ベスト1000レビュアー2015年5月10日

福井は、地方創生の正しいモデルです!

日本ならではの、「地域再生モデル」があった。

共働き率と合計特殊出生率で全国平均を上回る北陸三県。幸福度も世帯収入も高い。その秘密は何だろうか?たとえば、メガネの生産で世界に名を馳せた福井県鯖江市。市民は、「日本でもっとも早く中国にやられた町です」と笑う。ところが、「もっとも早くやられた町」は、いつの間にか「最先端のデータシティ」に変貌を遂げていた。

地盤沈下しない都市には、歴史的な「強い教育力」と、平等な「協働システム」がある。

大阪、富山、福井を歩き、日本ならではの都市再生モデルを考察した、気鋭のルポ。

〇町を動かす「市民主役事業」

〇「お得感」の合意形成

〇「市長をやりませんか?」プロジェクト

〇日本一早い「自発教育」

〇「思考のプロセス」が見える教室

〇女性も羽ばたく「一緒にやろう」経済

 本書は、全日本国民の必読書!

面白かった!

自分や子供の将来への興味から、この本を購入しました。つい、繰り返し読むほど、面白かったです。

生かし方を

今ある力、近い将来出せる力・・・それらについて考えさせられました。

大変参考になりました

私は日本海側に住んでいる自治体職員ですが、同じ日本海側でありながら私の住んでいる街と全然違うことがわかりました。この本から得られたことを元に地元の再生に取り組んでいきたいと思います。

16:52 2015/08/19 



稼げる観光: 地方が生き残り潤うための知恵 (ポプラ新書) 単行本  – 2015/7/1鈴木 俊博 (著)

内容紹介

地方が生き残る唯一の道=観光「葉っぱビジネス」で成功した町に「いろどりコミュニティ」を提案した著者による「人を呼び利益を生む観光」!

地方創生の鍵は「観光」にある。

年収1000万円を超えるおばあちゃんを生み出し

話題の「葉っぱビジネス」草創期に「いろどりコミュニティ」を提案するなど、

地方や企業を蘇らせてきた著者が、「B級観光施設を磨く」「将来の訪日外国人旅行者を育てる」などその秘訣を初めて明かす。

第1章 『稼げる観光』にまで発展した上勝町の葉っぱビジネス

出番をつくる100人の会社より100個のビジネスNHKで話題になったヤッホー調査隊…ほか

第2章 『稼げる観光』の見つけ方『ニコニコ動画』の可能性人を幸せにする観光マーケットインの視点をもつ…ほか

第3章 「また来たい!」「もっといたい!」と思わせる法則地域のブランド化を目指す狙うは、スモールメリットB級観光施設を磨く…ほか 

第4章 2020年に向けての訪日外国人旅行者戦略外国人だから感動すること

海外撮影隊を誘致する祈りの国ニッポン…ほか

内容(「BOOK」データベースより)

 仕事をつくり、お金を生み、人が集まる!地方が生き残る観光を育てる具体策。地方創生の鍵は「観光」にある。年収1000万円を超えるおばあちゃんを生み出し話題の「葉っぱビジネス」草創期に「いろどりコミュニティ」を提案するなど、地方や企業を蘇らせてきた著者が、「人の気を動かす」「B級観光施設を磨く」「将来の訪日外国人旅行者を育てる」などその秘訣を初めて明かす。

 商品の説明をすべて表示する

 単行本: 258ページ出版社: ポプラ社 (2015/7/1)

言語: 日本語発売日: 2015/7/1

 目次

第1章 『稼げる観光』にまで発展した、上勝町の葉っぱビジネス(『彩』との出会い上勝町を訪ねる ほか)

第2章 『稼げる観光』の見つけ方(人々が光り輝く観光へ日本人にとっての旅 ほか)

第3章 「また来たい!」「もっといたい!」と思わせる法則(ハードルが高い「着地型観光」振興目的は、定住人口増加 ほか)

第4章 2020年に向けての訪日外国人旅行者戦略(なぜ今、訪日外国人旅行者か?

地方への誘客の可能性 ほか)

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すばらしいです。投稿者non2015年8月3日

都会ばかりが大きくなるのではなく、地方も魅力的であってほしい。人が集まるところであってほしい。そんな願いがかなえられそうな気がします。「観光」この文字しか考えもしなかったけれど、いろいろなかんこうがあるのです。地方が生き残る観光を育てる具体策がとても興味深いものでした。「葉っぱビジネス」って本当に素晴らしい。とても勉強になりました。

勉強になりました。投稿者深江勝彦2015年7月30日

新潟県の、地方の旅館に勤めています、とても勉強になりました。

 素晴らしいです!投稿者Amazon カスタマー2015年7月25日

とても素晴らしい内容でした。

地方創生に掛ける思いや、ビジネスの構築方法等が、分かりやすくしっかりと書かれていました。既に起業している方やこれから起業する方、また地域の活性化に興味かある方に、おすすめしたいと思います。

企業を取りまとめているプロデュサーさんが書かれているだけあって、読み応えも充分。本当に為になり素晴らしい内容だったので、これからまとめ買いをして、起業仲間の友人に配りたいと思います。

平凡な中の非凡 心の満足を考えた本投稿者しんちゃん2015年7月27日

これからの日本にとても必要な視点と成功体験が書かれています。読んでていいなとと素朴に思えるそんな本でした

16:54 2015/08/19


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