・・・「所得税」廃止構想、財源はある…安部 忠
引用
■安部 忠 19941125 『所得税廃止論――税制改革の読み方』,光文社,内容(「MARC」データベースより)
国は会社から法人税を強引に取り立て、個人から所得を遠慮なく持っていくが、いったい何をサービスしてくれただろう。財源はある。サラリーマン4千万人は無税だ。国民のための衝撃的「税制改革」案。〈ソフトカバー〉
■目次
1章 「所得税」廃止構想、財源はある…11頁・
年収一千万円以下の「所得税」廃止はすぐに可能だ・・
節税工作のための「領収書市場を知っているか・14・
中小企業経営者の「節税工作」一覧表・・15
日本の新資産階級・・個人金融資産1075兆円を動かす人々・・17・
税制改革・・日本の首相は、国民にリップサービスするだけか・21・
所得税廃止」構想・その財源は十分に存在する・22・
所得税廃止の原点・・不公平は、「きょよう」許容減度を24・
所得税法・・「一読難解、二読誤解、三読不可解」26・
「新・資産税(税率1%)」でサラリーマン4000万人は無税・27・
サラリーマンは「所得税廃止」で、どれだけ増税となるか・29・
2章 「新・資産税(税率1%)」計画・・33頁・
「新・資産税」・・所得税廃止のための代替財源だ・・34・
個人資産税の基礎控除は、預貯金1000万円、不動産評価額1000万円・・35・
年収別「金融資産支出」表(年収額の資産支出構成比・%・金融資産支出額・金融資産残高の・・順で表記・・37・
法人資産税は、宗教法人等の非会税優遇措置を廃止する・・39・
相続税を廃止せよ・・40・
法人資産税・特殊法人・日本国のバランシートを公開する・・43・
非課税制度を廃止し、補助金制度に転換しよう・・46・
非課税制度は、税金への不信感を呼ぶだけだ・・49・
「新・資産税」・土地資産10・8兆円、金融資産29・7兆円・51・
トヨタと三井物産の「賃貸対照表」分析研究・56・
「新・資産税」試算・トヨタ590億円、三井物産610億円・・59・
現行の固定資産税が、なぜ悪魔のリサイクルをつくるか・・61・
破産寸前の「サラ金財政」を一発で解消する・・64・
3章 「新・消費税」のあり方・・69頁・
消費税は「貧者負担の税制」だから嫌われるのだ・・70・
「消費税の欠陥是正」は、こうすれば可能だ・・71・
米・味噌・醤油・電気・水道料金は無税にせよ・73・
納税者番号制・・任意登録制度としてスタートすべきだ・・75・
「できない理由」を探り出す官僚たちの罪・77・
高級品、ぜいたく品高税率は、当然ではないか・・80・
超高級ウイスキーの消費税は、税率30%でいい・・82・
過去のツケ・は資産税、「未来のツケ」は消費税で・87・
年金制度と税制の「ドッキング」で21世紀の日本社会を構築する・90・
4章 「新・法人税」論争・・95頁・
「法人優遇」政策は、どんな歪みを露呈しているか・96・
「新・法人税」・・社会システムの利用費用・・という考え方・97・
トヨタ自動車は大減税・三井物産は大増税・・99・
「新・法人税」で増税となる企業と減税となる企業・100・
会社は、自社の税金額を社会に公表する習慣をつくれ・106・
「新・法人税」・・「所得税」廃止後、二年間ほどの「時間差」が必要・108・
新日鉄も魚屋さんも同じ株式会社という奇怪さ・・109・
「新・法人税」なら姿を消す、バカバカしい節税工作・・111・
公認会計士と税理士の制度改革・・113・
使途不明金や賄賂は「三重課税」すべきだ・・116・
法人税と所得税は、典型的な二重課税・・119・
会社人間・から自立した個人へ・・121・
5章 「所得税主義」の破綻・・123頁・
シャウプ税制・・日本原稿税の基盤・・124・
万国共通の「租税原則」・・126・
日本の徴税コストは、税金100円に対して92銭・129・
脱税は犯罪、マルサの刑事告発は100%有罪・131・
間違いだらけの「再分配論」・136・
税金の上手な取り方・・140・
「応能負担の原理」と「応能負担の原理」・・143・
所得・消費・資産三税とその特徴・・145・
なぜ「消費税主義」国家は、だめなのか・・50・
なぜ資産税を柱とし、消費税で補完する税制が理想的か・・151・
所得・消費・資産三税のバランス論の落とし穴・153・
6章 「所得税」廃止政策と景気・・157頁・
なぜ「日本の繁栄」を約束する「所得税廃止」に気づかないのか・・
所得税は、なぜ廃止されなければならないのか・・158・
シャウプ税制の研究・・日本の繁栄の基盤をつくった功績・161・
シャウプ税制の研究・・「法人成り」と諸悪の原点・163・
シャウプ博士が「理想の税制」と考えた所得税主義・168・
政治の原点は「北風」か、それとも「太陽」か・171・
赤字法人100万社を無税で放置するな・・174・
所得税主義は、少年の心まで蝕んだ・・175・
人の心を蝕んだ罪と日本社会をゆがめた罪・・177・
資産家代表とサラリーマン代表の税制改革論・・179・
総理大臣への手紙・・資産家代表とサラリーマン代表の直訴状・・182・
所得税を廃止したら、景気はどうなるか・・186・
所得税廃止は、土地取引を活性化する・・188・
1994年11月25日・初版1刷り発行・
平成26年10月13日
6:43 2014/10/12
所得税廃止論
所得税0で消費税「増税」が止まる世界では常識の経済学 (講談社+α新書) 新書 – 2011520 相沢 幸悦 (著) 内容説明
税金を減らすと税収が伸びる経済の絶対法則財務省に騙された政治家達は増税に走るが、景気後退時の増税が税収を減らすのは経済学の基本。歴史に学び、日本の潜在力を知り、無税国家を目指す、簡単な経済学
東日本大震災は日本経済復活への最後の転機だ。
新書: 208ページ出版社: 講談社 (2011/5/20)発売日: 2011/5/20
目次
序章 減税こそ「強い経済」ヘの道
第1章 増税と景気の関係
第2章 所得税ゼロと消費税減税で経済成長
消費税を欧州型にすると・89頁・平成26年10月5日・
それにしても、すべての消費に対して一律の税率5%という制度は、どう考えてもおかしい。たとえば、シャネルのバッグや霜降り牛、毛皮や宝石、メルセデス・ベンツの消費税率と、コメやパン、味噌、醤油、豆腐、などの消費税率がどうして同じ5%なのか。
90・霜降り牛は食べなくても生きていけるが、コメやパンなどは、なければ生きていけない。だったら、米は米でも、標準米とコシヒカリやアキタコマチなどが同じ5%はおかしいではないかといわれる。
日本では基本食料や日用品に軽減税率が適用できないのには、わけがある、本来であれば、消費税でなく、欧州型付加価値税にしなければならないし、納税者番号制を導入しなければならない。だが、売上税の導入がお釈迦になり、もめてもめてようやく消費税が導入された。もしも、欧州型付加価値税や納税者番号制などを提案したら、おそらく消費税すら導入できなかったことであろう。そうすれば、財政危機はさらに深刻化していたはずである。
欧米型付加価値税では、生産から販売にかけインボイスが取り交わされる。インボイスというのは、登録番号や税額などが記載された納品書(請求書)である。
インボイスにより、売り買いがすべて捕捉されるので。売り上げを最低限に申告して、節税するというようなことができなくなるだから、中小企業などを中心にして付加価値税導入への反対が強かったのである。
第3章 相続税と贈与税を一〇〇%に
第4章 日本経済復活のための日銀特融
第5章 強い財政・社会保障を四%成長で
第6章 歴史上初の無税国家は日本
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正しい意見だが
著者の意見は正しいと思うが、現実の政治は全く逆に進んでいる。
確かに今回の復興には多額の費用ががいると思うが、増税をしてそれで具体的にどういう形で日本を良くするかを語る政治家はいない。(前首相のいう増税で経済が良くなることはない![子供でもわかる])悲観的になる必要はないが、要はやるべきことはわかっていてもそのPDCAの「plan」を"責任"持って回すことができない。このままいつもの先送りならば、少なくとも本当に国内で借金も賄えなくなり、
円高どころか、円安・債権高が進み、その時、国内の輸出企業も海外進出で稼いだお金を税として納める企業もなく、個人も増税とインフレで身動きがとれず、情けない姿でIMF★に管理される姿が.
実現可能なのか?
これで様々な税収問題が解決するならどんなにか素晴らしいと思うのだけど、なぜ実現しないんだろう。
たぶんいろんな制約が絡みあっているんだろうが、本書に対して反論できる知識を持ってないのが悔しいところ。
経済学部卒に恥じないようにもう一回勉強してみよ。
正しい意見だが, 2011/10/17
: 所得税0で消費税「増税」が止まる世界では常識の経済学 (講談社+α新書) (新書)
著者の意見は正しいと思うが、現実の政治は全く逆に進んでいる。確かに今回の復興には多額の費用ががいると思うが、増税をしてそれで具体的にどういう形で日本を良くするかを語る政治家はいない。
(前首相のいう増税で経済が良くなることはない![子供でもわかる])悲観的になる必要はないが、要はやるべきことはわかっていてもそのPDCAの「plan」を"責任"持って回すことができない。このままいつもの先送りならば、少なくとも本当に国内で借金も賄えなくなり、円高どころか、円安・債権高が進み、その時、国内の輸出企業も海外進出で稼いだお金を税として納める企業もなく、個人も増税とインフレで身動きがとれず、情けない姿でIMF★に管理される姿が日本の将来の姿と考えるべきだろう。
★2番目に資金は拠出してるが・・・
そのためにも円高の今、これを活用する方法として本書の意見を参考に政治家・官僚が国の将来のために動いて頂けることに期待しています。無税国家の構築は日本の官僚組織でできるとは考えられないですがね。
実現可能なのか?, 2011/6/21
所得税0で消費税「増税」が止まる世界では常識の経済学 (講談社+α新書) (新書)
これで様々な税収問題が解決するならどんなにか素晴らしいと思うのだけど、なぜ実現しないんだろう。たぶんいろんな制約が絡みあっているんだろうが、本書に対して反論できる知識を持ってないのが悔しいところ。
経済学部卒に恥じないようにもう一回勉強してみよ。
20:26 2014/10/05
所得税を廃止して、消費税を20%にするのは無謀ですか?
2012/7/1523:30:17.
所得税を廃止して、消費税を20%にするのは無謀ですか?
仮に所得税を廃止して、消費税を20%にするとどうなりますか?
給料が増えるので、それに浮かれて消費税20%のでもいいやってならないでしょうか?
閲覧数:858 回答数:5 お礼:100枚
2012/7/1523:53:27.
いいえ、無謀ではありません。大賛成です。ただ、実現性はかなり低いでしょう。 昔、「所得税廃止論」(安部忠著・1994年刊)という本を読んで感銘を受けたことがあります。
この本の税制改革の主張は「所得税主義」から「資産税主義」への転換を訴え、 所得税を廃止し、消費税には複数税率を導入し、資産税を新設するというもの。
私も個人的に同じ考えを持っていました。「入り口で税を課すのではなく、出口と保有のところで課す」
これなら、公平性が高くなり、「所得の再分配」から「富の再分配」への転換、
所得の種類による捕捉率の不公平も改善されるからです。
ただ、「取りやすいところから取る」という税制の基本からすると、稼いだ所得に課すのがベターだという意見が多数を占めてしまうことでしょう。また、消費税に「軽減税率」を導入するのも、利権の温床になりかねないため、所得税を撤廃して消費税と資産税を中心にもっていくのはなかなか難しいと思います。結局のところ、”絵に描いた餅”。
6:41 2014/10/12
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