そばのはしゅ【蕎麦の播種】そばのさいばい【蕎麦の栽培】
いんよう
そばの種・タキイ・
そばのはしゅ【蕎麦の播種】そばのさいばい【蕎麦の栽培】
参考リンク あきそば【秋蕎麦】 なつそば【夏蕎麦 たねまき【種播き】 そばのことわざ【蕎麦の諺】
ソバは播種から収穫までの期間が稲、麦などに比べ非常に短く、種蒔き後、4~5日で発芽し、30~35日目頃に開化最盛期を迎え、70~80日で収穫適期となる。 また、気候に対する適応性の幅が広く、そして火山灰地や開墾地、さらに土壌の乾燥に強いこと、吸肥性が強いことなど、生育の条件に余り影響されないため、手間のかからない作物といえよう。ただし、霜には弱いため、霜の降りる前に刈り取いねばならない。
栽培方法としては、単位当りの収量の増加を図るため、作付の集団化、機械化の導入などが進められている。やせ地でもよく生育するのを特徴とする。
組織的な育種はほとんど行われておらず、収穫時期によって夏ソバ、秋ソバに大別されている。
「夏ソバ」播種は4月上旬(九州)から6月下旬(北海道)、収穫は6月中旬(九州)から8月中旬(北海道)となる。
「秋ソバ」播種は6月上旬(北海道)から9月上旬(九州)、収穫は9月中旬(北海道)から11月中旬(九州)となる。
地域による播種期
「夏ソバ」播種は4月上旬(九州)から6月下旬(北海道)、収穫は6月中旬(九州)から8月中旬(北海道)となる。
「秋ソバ」播種は6月上旬(北海道)から9月上旬(九州)、収穫は9月中旬(北海道)から11月中旬(九州)となる。
そばのさいばい【蕎麦の栽培】主産地における標準的なソバ栽培技術の要点は次のとおりである。
●耕起・整地 耕起の探さは15㎝程度で、通常ロータリーで耕起・整地を行うが、砕土(さいど)はできるだけていねいにすることが必要である。
●播種方法および播種量
ソバの播種はすじまき(条播)、ばらまき(散播) いずれでも良いが、土寄せや薬剤散布を行う場合はすじまきとする。
最近は省力化を図るため大型機械による播種が実施されるようになっている。
播種量は作付の時期によって若干異なり、夏ソバの早まきでは10㌃当り5㎏前後で、秋ソバの場合は6~7㎏が基準であるが、各作期とも早まきほど少量でよい。
●施肥
施肥は前作によっても異なるが、他の作物にくらべ少量でよく、一般的に吸肥力の強い作物とされている。とくに、窒素を多用するとかならず過繁茂になり倒伏するので、十分な注意が必要である。
一般には、窒素質の少ない畑作用の化成肥料が用いられるが、可能な限り堆肥を施用することが望ましい。
●管理
ソバは他作物にくらべ手間のかからない作物である。生育が非常に早いので雑草をおさえる利点をもっている。したがって、すじまきでは雑草の繁茂状態により開花までに中耕・土寄せを一回行い、除草と兼用すれば十分であり、ぱらまきでは不必要である。
また、ソバは、根の張りが浅く、茎も軟弱なため、深めの土寄せは倒伏防止にとって効果的である。
●収穫・脱穀・乾燥・調製
ソバの栽培にとって最も労力のかかるのは収穫以降の一連の作業である。収穫作業は従来はほとんど手刈りであったが、最近は省力のために収穫機が利用されつつある。
収穫後の乾燥および玄そばの調製は、ソバの品質を左右する重要な作業過程であり、特に、火力乾燥などの高温は絶対避けるべきで、天日または通風乾燥が望ましい。
また、収穫後の圃場における後熱(こうじゅく)および乾燥に際しては十分な配慮が必要であり、小規模の栽培では島立やハザかけの上にビニ-ルがけをして雨を避けると品質が低下しない。
玄そばの調製については、可能なかぎり精選する必要がある。
ソバの生育と栽培概要・・・信州大学農学部の栽培事例から・・・
1.大型機械による播種
① 穀物用のロータリーシーダーの利用により一回の走行で八条の播種が可能。
② 播種量はホッバーの基部のくり出し用の穴ロールの回転数
と走行速度によって調節する。
③ ロータリーで耕起しながら種を播き、最後部のローラーで覆土(ふくど)と鎮圧(ちんあつ)を行う。
2.ソバの生育過程
① 発芽4~5日でほぼ出揃う。 写真は播種後6日目の様子。小規模栽培ではネキリムシの食害に注意。
② 播種後20日目、開花前の様子。ヨトウムシの発生に注意。
③ 播種後30~35日の開花最盛期 (品種は夏ソバの牡丹そば)。
④~⑤ 収穫適期の状況(播種後75~80日目)。
3.収穫・乾燥・脱穀作業
① 自脱型コンバイン(稲・麦用)利用による機械刈り取り・脱穀及び選別の一貫作業。
② 手刈り後の天日(てんび)乾燥(島立て)。 乾燥の方法の良否は玄そばの品質にとつて最も重要。
③ たたき棒による昔ながらの脱穀作業。小規模の場合は比較的実用的。
四、採種。
ソバは虫媒(ちゅうばい)による他家受精作物なので品種や在来系統の維持には写真のようにネット(寒冷紗)による隔離栽培が必要である。
http://jiten.kurumaya-soba.com/sobanohasyu.htm
10:01 2014/10/12
JAつやま つたえたいことやまもり! 地域社会に貢献し、皆様との「きずな」を大切に、未来に向け活力と夢のあるJAづくりを目指します。
作物の栽培方法 ≫ そば農作物作物の栽培方法
そば栽培のポイント
そばのほ場の写真
•冷涼な気候を好むが、霜には弱い。
•地域により、播種適期が異なるので気をつける。
•湿害に弱いので、水田転作では十分な排水対策を行う。
•吸肥力が強いので「やせ地」でも生育しやすい。
•脱粒しやすいので、収穫適期を逃さない。
♦適応地域
全域
栽培管理
1.ほ場の準備
播種前の土の大きさが出芽ぞろいに大きく影響する。
耕うんはほ場が十分乾燥してから行い、土は細かくする。
2.播種
(1) 播種時期
そばは早まきすると結実が悪く、遅すぎると成熟以前に霜にあって、子実が落ち、減収するので、地域の初霜の時期を参考に播種期を決定することが大切である。
一般的な播種時期の目安は、初霜の70~80日前が基準となる。
中国山地
8月中旬
津山盆地
美作台地
8月中下旬
(2) 播種量
1aあたり0.4~0.5kg(㎡あたり100~150本の苗立が目標)
(3) 播種方法スジまき条間70cm、まき幅15cm、覆土2~3cm
ばらまき手まき、散粒機などで播種をする。播種後、軽くロータリーをかけるか、レーキーなどで軽く覆土する。
----------------------------------------------------------------------3.施肥
そばは、痩せ地でもよく生育するが、施肥が多いと過繁茂となって開花期間中に倒伏し、稔実不良になるので、地力に応じ施肥量を調整する。
野菜の後作などでは基肥は控え、生育量が不足した場合には、開花期ころ追肥を行う。
施肥例
肥料名
4.中耕・培土
中耕・培土は、本葉4~5枚(播種20~30日後)から2回程度雑草防除を目的に実施するが、根を傷めないように、開花期までには終えるようにする。
5.収穫調製
(1)収穫期・収穫作業
そばは、開花や成熟が不ぞろいで収穫時期の判断が難しい。
子実の7~8割が黒褐色に変色した時に刈り取りを行う。
刈り取り時期が遅くなったり、霜にあうと子実が脱粒し減収するので、刈りとりのタイミングを逃さないように心がける。
また、脱粒を防ぐため、作業は朝露のある早朝から10時ころまでに行うようにする。
刈り取り後、1週間程度島立て、架干しで乾燥を行う。
(2)脱粒作業
乾燥後、棒で叩く、ドラム缶に叩きつけるなどの手作業やビーンスレッシャーなどで脱粒する。
(3)仕上げ乾燥・調整
天日乾燥又は平型乾燥機を利用し水分を15%になるよう仕上げ乾燥を行う。
乾燥機を利用する場合は、高温乾燥は避けるようにする。
また、仕上げ乾燥後は、唐箕などで選粒する。
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病害虫対策
連作ほ場では、連作障害により生育不良になったり、立枯病の発生が見られる。
ほ場の選定にあたっては、連作にならないよう注意する。
協力:津山地域農業技術者連絡協議会
津山農業普及指導センター
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http://www.ja-tsuyama.or.jp/einou/crops/index05.html
9:55 2014/10/12
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10/12/2014
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