馬路村について・馬路で遊ぶ・馬路村の楽しみ方
引用
馬路村について・馬路で遊ぶ・馬路村の楽しみ方
千本山森林鉄道インクライン曲げわっぱ体験馬路村の穴場四季のみどころグルメ宿泊施設お買い物ちょっと昔の話。かれこれ 10 年になる。ゆずと木工芸品を全国へ届けたいと熱い想いを持つ村の職員に電話が入る。
「あのさぁー、東京の東急百貨店で馬路村フェアーかなんかやってみない?」
「ゆずや元気な村で有名やけんど、木工芸品やエコアスも知ってもらわんと話がはじまらんしねぇ・・・。」
「どう?」
エコアスの木のおさらでご縁をいただいた東京の白田さん(いいものプロジェクト)からだ・・・。しかし、なぜ馬路村フェアーの誘いが?
それは、村の企画を職員といつも一緒に手伝っているプランナーやデザイナーが、酒を飲めば、「あー東京でイベントやりたいなあー、バァーンとごっくん飲んで天然鮎やウナギや、村のおばちゃんの柚子寿司も食わせてみたいにゃあー・・・」と宴会の度に言いよった。 しかし、こんな小さな村じゃ無理かもしれんけんど・・・あぁ、ダメ元で白田さんに言うちょってみろか!!という話。
それがなんと、東急が貸してくれそうな!との事・・・わぉー・・・。
企画会議は何度も行われた。これまでの催事は県内の小さなものだったし、あちこちの集まりやった。ところが今回は村の単独や・・・・。まずは農協のゆず製品を中心に木工芸品、エコアスの木のうちわ、木のおさら(この時はまだモナッカ、木のカバンは開発されてなかった)天然木のテーブルや家具まで持ち込むことにしました。
馬路村やき、森があって、安田川が流れて・・・。おいおい、ほんまにビルの中でそんな事ができるがあーやろうか?と・・・。
まあ、「ごっくん」飲んでおばちゃんのゆず寿司をつくってできたら天然鮎も食わしたいし、ん―――、天然のうな丼もあったら、倒れるばあうまいき、喜ぶろうねぇ・・・。しかし、鮎のほうはなんとかなるけんど。天然のウナギはなかなか捕れんぞ!!
その時に、ある職員がポツリと、ワシがウナギは捕ってくる。天然のウナギは引き受けたと。そして企画は進んだ。
ゆず寿司の名人のおばちゃん達は、新しい服を買い東京に土佐の地酒がないと寝れんと、酒まで持参した。その頃、馬路村農協には少しはお客さんがいたので農協の協力で「東京の吉祥寺の東急でイベントやります」とハガキで案内を出したところ、オープンと共にどっさりの人が「がんばりよー」と応援にかけつけてくれました。これには東急もビックリ!!僕らもうれしくてびっくりでほんまにありがたいなぁ・・・とやる気が倍増しました。
そして、後々にこのイベントは次の日、また次の日と村中の人々が東京にやって来て、東京の関係者の間では馬路村は本気でやりよると伝説のように話してくれます。
ある時に村長が言った。なかなか、お金はいっぱい使うが、売り上げはそんなにたくさんじゃないねぇ・・・。
そこで、企画チームから飛び出した案が、「僕らは田舎から東京の人に馬路村の夏休みを楽しんでもらおうという企画です。売り上げは確かにたいした事がないけんど、基本は村のファンになってくれる人が1人、2人と増える事や。村長、特別村民制度という特別なファンの住民を募集しましょう。」
「ふーーーーん・・特別村民ねぇ・・・」
「で、その住民票を村長に配ってほしいがよ。村長から渡してもらったらうれしいろうねぇ・・・」
「んーー・・わかった。ワシもがんばるか・・・」
「で、その特別村民は、どんな特典があるがぁーぞ?」
「えっ・・・特典か・・・」 「特典ねぇ・・・」 「考えてなかったがか・・・よ」「イカン、ここまでいうたら何か考え出さねば!」 で、ひらめいたのが、「村長、特別村民はやっぱり特別やき、馬路村へ来てくれたら、村長室で村長と一緒にごっくん馬路村が飲める!!というがぁでどうぜよ!!」
「アホなことを、そんなんでわざわざ人が来るかよ。こんな山奥まで・・・」 が、なんと、今までに 864 人が訪ねてくれている。
(平成 25 年 7 月 25 日現在)
僕らの村は小さい。小さいけんど小さいなりに、に仕事をつくり、自然を楽しみ、山村で暮らしてゆくことを決意して若者はこの村で生き、子供を育てる。
この村の仕事は限られる。この村の仕事を支えてくれるのは、実は村のファンである。モノを作る事は、どの村でもできる。イヤ、かえってモノは溢れている。モノではなく、モノの村の暮らし方や考え方を届ける。これが、馬路村流の仕事の仕方かもしれない。
私達は、この村が好きだ。つまりファンなくては仕事がつくれないのである。人口は 1000 人を切った。ほんとうに小さな村です。しかし、僕らはこの村を応援してくれるみんなの思いに感謝し、その思いに希望と勇気が湧いてくる。僕らと村のファンに希望がある。
特別村民募集!!
特別に会員になって何かをしようと思っているわけじゃなく、小さな馬路村を気にかけていて下さい。そして、気が向いたら、声を掛けて下さい。
僕らは、これから特別村民の皆さんと一緒になって、例えば夏は鮎をとったり、川原で宴会をしたりゆず祭りへ参加してもらったり青年団と運動会をやったり、おばちゃんのゆず寿司教室やったりと、田舎ならでは、馬路ならではの楽しみや体験を一緒にできたらいいなあーと思っています。
かまんかったら、特別村民に登録しちゃって下さい。また、登録してもろうたら、馬路村特別村民証と馬路村応援団員証をお送りさせてもらいます。
あっ、村長室では、ごっくん冷えてます。
ありがとうございます。
馬路村特別村民申し込み
http://www.umajimura.jp/about_sp_old.html
7:36 2014/04/11
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