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2017年9月16日 (土)

奄美空港ターミナルビル会社は・日本国民の物です・税金で作りました・予算も・株式も国民の血税です。笠松前町長は、4年前に引退されましたが、現在もいくつかの役職をされております未花まる学習会高濱正伸・来の年表 人口減少日本でこれから起きること


2018年1月 6日 (土)
全国のスクリュー杭打ち、大阪の産業用太陽光発電なら株式会社ジオリゾームサイトマップ
http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2018/01/post-7dde.html
8:04 2018/01/06


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日本の農業を支えるための施策として注目されているのがソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)です。ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)とは、耕作地に架台を設置し、その上に太陽光パネルを並べて発電を行う仕組みのことです。


引用

平成29年12月16日2015年7月31日 (金)・・日本コミューター株式会社・奄美空港ターミナルビル・・・「東京支社」奄美群島市町村会(会長・大久保明伊仙町長)と奄美群島議会議長会(会長・安和弘瀬戸内議会議長)は29日、2016年度予算編成に向けて関係省庁に「奄美群島の自立的発展に向けた振興関係の推進」などを中央要望した。なかでも「改正奄美振興」で創設された奄美群島振興交付金の拡充や奄美と沖縄の調和ある発展・連携などが要望の柱となった。
5:50 2017/12/16


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国民のことを考えない自民党さんの議員・鹿児島県の職員も・利権・族議員・政党です、経済改革がないから大型公共事業に走る、自衛隊の基地建設も奄美大島の例では、本当に必要なところには橋も架けない、ここは奄美大島南北の中ほどで?太平洋側に道がない、戸口から田雲川・小湊と、海岸線を通せば、経済的効果は絶大ですが、アマシンはこのようなところを優先すべき事業を鹿児島県は大幅な負債を抱えながら、大美川・戸口川の橋の架け替え、護岸の整備に莫大の税金をつぎ込みながら、優先順位で言えば出来ない事業を最優先で続行中、この田雲線が出来れば、公立学校の半減が出来ます、バス事業も、瀬戸内・宇検村・大和村・奄美市・龍郷町・全てに恩恵が受けられます。景観も良い海岸線は観光にも、人々が移住してきて、山林・牧畜・農業・漁業・カキ養殖などが考えられます、当然鹿児島県議員・須賀県政時代から、私は訴えてきました。
大昔から名瀬市奄美市・龍郷町には陳情していますが、土木担当係は、予算がないと言ってきました、余りにも無知な職員、これでも公務員は全体の奉仕者なはず、奄美市長に上げないのも、説明は今まで一切なし。

鹿児島県議会議員向井俊夫さんは・選良・日本国憲法で言う国家権力者・及び公務員・全体の奉仕者です、説明する責任があります。
主権者が田雲川に橋が架かっていない、と申告したら現地は飛び、問題を解決に向け検討し、努力をし、主権者に説明責任があります。
・奄美空港ターミナルビルは民間会社です、税金で増築するのは法律違反、鹿児島県知事・奄美群島市町村首長が奄美空港ターミナルビルの取締役を・給料をもらい取締役は鹿児島県職員の天下り、経営は片手間にできるものではありません。
税金を優先順位を付けて、予算編成をするのが行政の仕事・鹿児島県議会は鹿児島県の行政の仕事に対して・税金の使い方が一銭の無駄がないか審議するのが務めです。

・王様の無駄がないかを考えてチェックをするのが英国議会からの伝統です。
議員の大切な仕事は予算の優先順位を考えて予算を振り分けるのです。
税金を民間会社に補助金を出すのは違法行為、税金を使うには主権者国民に説明をして、空港の株式を市町村が所有してはならない、一部の人が儲けるからです、税金で購入した物は市場に出すべきです、公務員が取締役をするのは違法、株式を一般公開すれば、知恵で経営し、利用者に優しい
楽しい・使い良い空港になります。
平成29年12月15日平成29年12月16日
平成29年12月16日
平成29年12月16日


鹿児島県議会あなたのそばで県議会
県議会では,県民と県議会との意見交換会「あなたのそばで県議会」を平成23年度から開催しています。
この意見交換会は,鹿児島県議会基本条例に基づき,県議会から県民に対し,議会の役割や活動内容等を直接お知らせし,理解を深めていただくとともに,県民から直接,地域の諸問題等について意見をお聞きしまして,意見交換を行うことにより,県民に身近で開かれた県議会となることを目的としています。
http://www.pref.kagoshima.jp/gikai/anatanosoba/index.html

20:21 2017/12/15
http://www.pref.kagoshima.jp/gikai/toiawase.html
本会議,常任・特別委員会,議会運営委員会,会議録,議案・請願陳情については
議事課
電話番号:099-286-5033
20:23 2017/12/15


向井俊夫県議会報告第五号・18年6月完成予定の奄美空港ターミナルビル、順調な進捗で改修工事が進んでいることを確認した。
贈答された搭乗待合室のボーディングブリッジ(可動式搭乗通路)手荷物保安検査所などの供用開始に対する質問に当局から前向きな回答を得た。

搭乗橋増設、待合室二倍に増改築し、一部供用開始・
増改築工事を進めている奄美空港ターミナルビルは、増改築施設の一部で供用を開始している。
機内に乗り込む際に使用するボーディングブリッジ(可動式搭乗橋)を一基増設したほか、搭乗待合室や出発ロビーを約二倍に拡張した。
これにより、国際チャーター便就航時の検査にも対応可能なスペースも確保できた。
増築部分の工事は、ほぼ完了しており、今後は到着手荷物受け渡しのベルトコンベヤーの拡張、店舗部分の改修工事などを進めていく予定である。
今回の増築工事により、年間91万2000人の乗降客に対応が可能となり、奄美空港ビル関係者は、利便性の向上や混雑緩和に期待できるとしている。
総事業費は約28億円。平成30年6月末の工事完了を目指している。
・・大熊。有良間トンネル構想・
自衛隊の大型車両と民間車両が道路共用した場合の危険性や龍郷町東シナ海側の過疎化解消を訴える。
石破氏より、防衛相の「基地周辺整備事業」を活用した「大熊・有良トンネル開通の可能性」を示唆され、事業開始を見据えた前向きな回答を得た。
今後の奄美は、観光に着目し、自然・文化・芸能と「地方創生」を絡めるべきと御指摘。
南西諸島における自衛隊の大きな役割は、防衛・防災のみならず経済効果も担うことを言及される。市民の皆さんの御理解をお願いされ、再来島を約し帰途につかれた。
平成29年12月15日

向井俊夫県議会報告第五号・18年6月完成予定の奄美空港ターミナルビル、順調な進捗で改修工事が進んでいることを確認した。
贈答された搭乗待合室のボーディングブリッジ(可動式搭乗通路)手荷物保安検査所などの供用開始に対する質問に当局から前向きな回答を得た。

搭乗橋増設、待合室二倍に増改築し、一部供用開始・
増改築工事を進めている奄美空港ターミナルビルは、増改築施設の一部で供用を開始している。
機内に乗り込む際に使用するボーディングブリッジ(可動式搭乗橋)を一基増設したほか、搭乗待合室や出発ロビーを約二倍に拡張した。
これにより、国際チャーター便就航時の検査にも対応可能なスペースも確保できた。
増築部分の工事は、ほぼ完了しており、今後は到着手荷物受け渡しのベルトコンベヤーの拡張、店舗部分の改修工事などを進めていく予定である。
今回の増築工事により、年間91万2000人の乗降客に対応が可能となり、奄美空港ビル関係者は、利便性の向上や混雑緩和に期待できるとしている。
総事業費は約28億円。平成30年6月末の工事完了を目指している。
・・大熊。有良間トンネル構想・
自衛隊の大型車両と民間車両が道路共用した場合の危険性や龍郷町東シナ海側の過疎化解消を訴える。
石破氏より、防衛相の「基地周辺整備事業」を活用した「大熊・有良トンネル開通の可能性」を示唆され、事業開始を見据えた前向きな回答を得た。
今後の奄美は、観光に着目し、自然・文化・芸能と「地方創生」を絡めるべきと御指摘。
南西諸島における自衛隊の大きな役割は、防衛・防災のみならず経済効果も担うことを言及される。市民の皆さんの御理解をお願いされ、再来島を約し帰途につかれた。
平成29年12月15日


www.kosonippon.org/temp/seitouhou090806_release_shousai.pdf

平成29年度一覧1217号(2017年12月13日号)資産バブル第二幕

本日入稿した「小冊子」Vol. 94第6章「ローソクの最後の輝き:NYダウ4万ドル、ニッケイ4万円」で詳しく解説しているが、これから「資産バブル第二幕」となる。
第一幕は言うまでもなく2008年から今日まで続いてきた金融緩和であり、第二幕へのターニングポイントはトランプが北朝鮮に先制攻撃を開始する2018年3月20日である。
資産バブル第二幕と第一幕の異なるバブル要因は、第一幕は「金融緩和」(FRB=4.5兆ドル、日銀=500兆円)により、又第二幕は「減税」(トランプ減税20%、安倍実効減税20%)による点である。
モノとサービスの需給がネガティブ(供給過剰)でデフレ体質の経済構造下では金融緩和や減税で生まれる余剰資金は設備投資に回ることなく株式と不動産市場に流入する。
そして金融緩和と減税の共通結果は財政悪化である。
株と土地が値上がりし、国家財政が悪化するのが第一幕、第二幕資産バブルの共通した結果である。
第一幕と異なり第二幕には来年3月のアメリカの北朝鮮先制攻撃と8月の中東戦争が伴うので第一幕のようにバブルの為のバブルにはならない。
資産バブル第二幕は、戦争というScrap and Build(建設・創造の為の破壊)がデフレ体質の経済構造を改善する中で健全な資産バブルとして、戦争が続く限り長期化する。
放っておけばデフレ化する先進国の経済構造にカンフル剤(金融緩和)で時間稼ぎをした後、今後第二のカンフル剤(減税)とScrap(戦争)によるリストラ効果で経済構造改革に挑戦しようとする。
この世紀の挑戦の先にNYダウ4万ドル、ニッケイ4万円がある。
「小冊子」Vol.94は必読!20:11 2017/12/14
1216号(2017年12月11日号)
トランプ減税法案

トランプは大統領選から法人税を35%から15%に減税すると言って経済界の支持を得てきた。
トランプが言った15%は不動産屋さん時代の駆け引き上の数字で、現在米議会では20%の減税案が承認されようとしている。
トランプがレーガン(元)大統領を師と仰ぐのはレーガン減税を意識しているからである。
下の表をご覧下さい。

減税と同時に法人の課税収益は下がり続けている。又期待された設備投資は全く増えていない。

私は黒田日銀総裁が2013年4月4日に異次元金融緩和を発表した時、本誌で「どんなに異常な金融緩和をしても日本の物価は絶対に上がらない」と断言した。
私は今トランプに「どんなに法人税減税をしても絶対に物価は上がらないし、設備投資も増えない」と言っている。

先進国の国民の生活水準はピークに達して、これといったイノベーション期待もなく経済は構造的にデフレ体質である。
設備投資欲も期待も持てないところで金融緩和をしても、株と土地の価格を上げただけで経済そのものに何の効果もなかったように、減税で企業に余分な資金を与えても結果は金融緩和と同じで株と土地の価格を上げるだけで設備投資は増えない。
2009年から金融緩和で株と土地がバブル化しているが、トランプ減税でもう一段バブル化するだろう。
私はニッケイ4万円、NYダウ4万ドルと言っているが、どのような展開でそうなるのか、「小冊子」Vol.94をお読みください。
極秘情報だが、来年起こす中東戦争前の3月20日までにトランプは北朝鮮に先制攻撃をかけなくてはならなくなった。
この理由も「小冊子」Vol.94に詳しく説明している。
20:12 2017/12/14

竹田龍郷町長・龍郷町全員参加の条例・必要性!!税金の使いかた・一銭の無駄なく使う・将来ある子供の教育に使う・先行投資です!

町長が自ら先頭に立って行政を行う!現場を飛んでみて指示をする?下条村を習い・職員を3分の1にする?

竹田町長自ら率先垂範・人に先立って、模範を示すこと。

待ったなし。・大勝の未整理地の土地・半田川土手の整理し、龍郷町に民に竹田町長自ら大勝の吉田健二さん相続人を説得して、この農地を使い、まだ奄美にない道の駅などを考えたらと思います。

指導・目的に向かって教える導くこと。
役人・職員は竹田町長自ら指導してやって見せる?
職員も啓発・知識を開き起こし理解を深めること「彼の著書に大いにーされた。「自己―」現場・物事が現在行われている、または実際に行われた、その場所。
全員参加で働こう・・ゼロ歳から100までが・知恵を出し参加する?

はてなの政策です
ハガキ52円×6,000枚・有効に使えば子供の育成に使えたと思う。31万2千円・
私はこう考える・龍郷町の宣伝になるので各家庭で10枚以上を購入して、とお願いすれば、龍郷町民は理解できます、奄美大島のPRを皆様してくださいと言えば!

鹿児島県大島郡龍郷町大勝3113-1

瀧田 好治
平成29年12月11日


・・・ だれも知らない日本国の裏帳簿―国を滅ぼす利権財政の実態! 石井 紘基 (著)そのほかいろいろ・


竹田龍郷町長殿龍郷町全員参加の条例・
合理的な龍郷町まちづくりを全員参加で・
龍郷町民は話し合いで問題を解決できる・
龍郷町長は大切な人・町民を繋げる人・6,000人との対話を?
龍郷町民と龍郷町長と365日語りまちづくりを建設する精神・
老若男女が参加できる龍郷町?
何処で?語り合う龍郷町役場で第一日曜日・
町民ならだれでも参加して意見が言える・仕組み町長が議長を務める・
特に集落単位で・自立したまちづくりを考えて豊かな龍郷町にします・

鹿児島県大島郡龍郷町大勝3113-1
瀧田 好治
平成29年12月6日 水曜日
8:43 2017/12/11

From: 植草一秀 [mailto:m00050@foomii.com]
Sent: Thursday, December 7, 2017 12:29 PM
To: takita@po.synapse.ne.jp
第1913号 法治国家完全崩壊を招く裁判所の堕落 「植草一秀の『知られざる真実』」 2017/12/07  法治国家完全崩壊を招く裁判所の堕落
   第1913号
放送法64条1項の規定について、最高裁は12月7日に合憲との判断を示した。
事前に想定された通りの判決である。問題の本質は、日本の裁判所が完全な機能不全に陥っていることにある。

日本の裁判所は法の番人ではなく、行政権力=政治権力の番人に堕してしまっている。日本国憲法第76条は「すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。」と定めているが、この規定が守られていない。

裁判官の人事権を内閣が握っている。

内閣が人事権を濫用して裁判所人事を行うから、裁判官が法と正義に基づく判断ではなく、内閣の意向を「忖度」する判断を示すようになる。日本の裁判官は常に行政権力=政治権力から監視されている。中央監視塔からすべての房の様子を見ることのできる監獄の建築様式を「パノプティコン」と呼ぶが、日本の裁判官はパノプティコンの囚人であると元裁判官で弁護士の森炎氏が指摘している。
『司法権力の内幕』(ちくま新書)
http://goo.gl/7iYDSu
「パノプティコン」とは、功利主義哲学者の代表者ジュミレー・ベンサムの提唱にかかる近代的監獄の設計思想である。

森氏の記述によれば、ベンサムは、最初は法律実務家として出発したが、刑事政策的意図をもって、パノプティコンなる「監獄の一望監視装置」を発案したのだという。
パノプティコン=Panopticonとは、pan=all=「すべてを」opticon=observe=「みる」という意味で、全展望監視システムのこと。パノプティコン型の監獄では、中央に配置された監視塔の周りをぐるりと囲む形で囚人棟が円形に配置される。
囚人は円形棟の狭い棟割房に閉じ込められ、房には必ず中央監視塔に向けて窓がつけられる。

この仕組みの中では、閉じ込められた囚人は、常に中央監視塔からの視線を意識しないわけにはいかない。森氏は、「そこでは、四六時中、食事中も入眠中も用便中も、嘆く時も笑う時も、怒る時も祈る時も、ただ単に無為に過ごす時さえも、監視されているという意識が離れない。」と指摘する。森氏は、日本の裁判官が位置する場所は、このパノティプコンの囚人房なのだと指摘する。

そのうえで、「狭い房の中で、中央監視塔の視線から逃れる場所はどこにもない。そうした毎日を繰り返すうちに、人は、いつしか、規律を欲する中央監視塔からの視線を自己の内部に取り込むほかなくなる。自分からそれに見合う姿勢や動作をするようになるだろう。」と述べる。

裁判所裁判官の行動原理を、森氏はパノプティコンの囚人房に押し込まれた囚人の行動原理にたとえるのである。放送法第64条は、テレビを設置したらNHKと放送受信契約を締結しなければならないという条文である。この条文が「契約の自由」という基本的人権を侵害するものであることは明らかである。

契約を強制され、受信料を強制徴収されることは財産権の侵害でもある。そのNHKがどのような放送を行っているのかが問題であるが、NHKも判所と同様に、人事権によって内閣に支配されている。
安倍政権は放送法が規定するNHKの人事権を濫用してNHKを支配している。

NHKを安倍政権による情報操作の最重要機関として支配してしまっているのだ。NHKの経営は放送受信料によって成り立っている。その放送受信料の強制徴収を政治権力が容認してくれるのだから、NHKは益々政治権力=安倍政権の意向を忖度した番組作りにいそしむことになるだろう。

日本では三権分立が成立していない。行政権力が立法府も司法府も支配してしまっている。完全な独裁国家に転落してしまっているのだ。最高裁判事がすべて安倍政権の人事権支配下に置かれている。この裁判所が行政権力に対峙する判断を示すわけがないのである。

この国を現在の惨状から救い出す方法は一つしかない。選挙で政権を刷新することだ。政権を刷新して放送法も抜本改正する。このことによって、歪んだ放送法の規定も是正できる。すべての力を政権刷新に注ぐことが最大の急務なのである。
裁判所が法の番人で、裁判官が良心と憲法および法律に沿って判断を下すなら、司法を信頼できる。しかし現実は違う。内閣が人事権を濫用して、最高裁を支配する。下級裁判所の人事は最高裁が提出する名簿に従って内閣が任命する。最高裁の人事権を掌握しているのが最高裁事務総局である。下級裁判所の裁判官は最高裁事務総局にすべてを支配されているため、その意向に反する行動を示さない。

例外的に、こうした人権者の意向に従属しない、優れた裁判官が存在するが、権力の意向に反する司法判断を示せば、必ず左遷される。したがって、彼らが上級裁判所の幹部に登用されることはない。したがって、日本の裁判所判断は行政権力の意向を反映するものになる。重要な政策課題に対する判断では、裁判所が法と正義に基づいて判断することがない。

政治権力の意向を忖度して判断を示す。日米安保条約が重要な政治テーマに浮上した1960年。砂川闘争裁判で、一審の東京地裁伊達秋雄裁判長は日本政府がアメリカ軍の駐留を許容したのは、日本国憲法第9条2項前段によって禁止される戦力の保持にあたり、違憲であるとの判断を示した。米軍の日本駐留を違憲であると判断したのである。法と正義に基づく画期的な判決だった。
これに対して当時の駐日大使ダグラス・マッカーサー2世は、同判決の破棄を狙って外務大臣藤山愛一郎に最高裁への跳躍上告を促す外交圧力をかけ、最高裁長官田中耕太郎にも接触して日本の裁判所に介入した。最高裁は「高度な政治性をもつ条約については、一見してきわめて明白に違憲
無効と認められない限り、その内容について違憲かどうかの法的判断を下すことはできない」という「統治行為論」を示して、一審判決を差し戻し、東京地裁は被告を全員有罪とした。
この瞬間に日本の裁判所は「死」を迎えたのである。日本の裁判所は法の番人ではなく、政治権力の番人に堕してしまっている。日本の裁判所は治安維持機関=権力機関に成り下がってしまっている。したがって、今回の判断についても何の驚きもない。
そもそも、日本の最高裁が正しい判断を示すことを、恐らく誰も予想していないし、期待もしていないのである。重要なことは、一刻も早く政治権力を刷新して、その上で「ヒラメ裁判官」を一掃することだ。HKの偏向を解消するには、放送法を抜本改正するしかない。その放送法改正には、選挙によって議会の構成を変えるしかないのである。2009年には政権交代が実現した。現行の制度下においても道が完全に閉ざされているわけではない。

政権交代は十分に可能である。しかし、2009年以降は、政権交代によって既得権益を失う勢力が、ありとあらゆる手段、謀略を用いて、政権を崩壊に追い込んだ。その延長線上に第2次安倍政権が誕生し、猖獗を極めている。

日本は悲惨な状況に追い込まれている。しかし、ここであきらめてはならない。そもそも安倍政権の基盤は強固でない。国会議席数は多いが、10月の総選挙でも、比例代表選挙で自民党に投票した者は17.9%、公明を合わせても24.6%にしか過ぎない。

安倍政治を打倒しようと考える勢力が大同団結するだけで、いつでも政権交代を実現できるのだ。すべての悪事は、政治権力、行政権力を安倍政権が握ってしまっていることから発生している。この元を絶たなければならない。
NHKは政治権力に迎合して偏向放送を行うと同時に、民間放送と変わらない芸能界や産業界と癒着した行動を示している。このような放送を行う事業者との契約締結を法律によって強制することを是認して良いわけがない。

今回の司法判断は、日本の裁判所が完全に機能不全に陥っていることを示す明白な証左である。NHK放送にスクランブルをかけさせて、受信契約を締結した者だけが放送を視聴できるように制度を改めるべきである。また、NHK放送を視聴できないテレビの開発も急がれる。歪んだ国においては、主権者がさまざまな工夫をしてゆかねばならない。

日本の現状を踏まえると、良識ある主権者は、裁判所判断を尊重することができなくなる。裁判所判断を絶対視しろという主張に無理があるのだ。裁判所判断が軽視される状況が強まれば、法治国家としての根幹が揺らぐ。
日本の現状はそこまで劣化していると言わざるを得ない。
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19:52 2017/12/07

差出人: 古賀茂明 現代ビジネス Gbiz電書
<notifier@ismedia.jp>
送信日時: 2017年12月7日木曜日 17:23
宛先: takita@po.synapse.ne.jp
件名: 古賀茂明「改革はするが戦争はしない」フォーラム4 Vol.093
滝田 好治 様2017年12月7日
◆Gbiz電書◆古賀茂明「改革はするが戦争はしない」フォーラム4 Vol.093
平素は本メルマガをご愛読いただきまして、誠にありがとうございます。
動画内でも古賀茂明さんがお詫びとご説明されている通り、本動画は11月分の配信動画です。なお次号は15日に本動画テキスト起こし版と併せて配信いたします。

引き続き本メルマガ、及び弊社刊行物をご愛顧賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
▼EPUB形式で読める『1ヵ月分おまとめ版』
『古賀茂明と日本再生を考えるメールマガジン 1ヵ月分おまとめ版』
 => https://mall.ismedia.jp/category/select/pid/8767/direct/
※今月のおまとめ版は12月末日ごろにアップロードいたします。現在は2017年11月配信分までダウンロードができます。
■今回の動画(2017年12月6日収録 7配信)
▼動画はこちらからご覧下さい
 => https://mall.ismedia.jp/category/select/pid/8767/direct
はじめ  先月お休みになった理由…古賀さん、大丈夫でしたか?
10分ごろ~ 日馬富士騒動について思うこと
27分ごろ~ 希望の党の創設について、いまになって出てきた「裏の話」
44分ごろ~ 来年以降の国政でとても気になること
※本メルマガはバックナンバー「2017年11月配信分」よりご視聴いただけます。12月にご加入いただいた方は、11月分のバックナンバーをお求めください。▼古賀さんへの質問・応援メッセージ募集中!
質問の内容はどのようなものでも構いませんが、すべての質問にお答えできるとは限りません。特に、誹謗中傷や、個人のプライバシーに関わるような記述が含まれるものについてはお答えできませんので、あらかじめご了承ください。
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◇OS:Windows XP、Windows Vista、Windows 7、Windows 8
◇Flash Player:10.1 以上
( http://helpx.adobe.com/jp/flash-player/kb/235703.html でボールの動画が正しく表示されるかどうかと、バージョンをチェックしてください。もし、Flash Playerがインストールされていないか、バージョンが古い場合は、ダウンロードしてインストールしてください。)
◇ブラウザ:
Internet Explorer9.0以上
(「ヘルプ」の「バーション情報」からご確認ください)
Firefox 11 以上(「ヘルプ」の「Firefoxについて」からご確認ください)
上記環境で javascript が動作すること。【Macintosh の場合】
◇OS Mac:OS X 10.6
◇Flash Player:10.1以上
( http://helpx.adobe.com/jp/flash-player/kb/235703.html でボールの動画が正しく表示されるかどうかと、バージョンをチェックしてください。もし、Flash Playerがインストールされていないか、バージョンが古い場合は、ダウンロードしてインストールしてください。)

◇ブラウザ:Safari 5.1以上
(Safariメニューの「Safari」の「Safariについて」からご確認ください)
Firefox 11 以上(「Firefox」の「Firefoxについて」からご確認ください)
上記環境で javascript が動作すること。
※上記のチェックを行っても改善されなかった場合は、以下のお問合わせフォームをから、視聴環境(パソコン(OS)またはスマートフォン(機種)、ご使用のブラウザなど)をお知らせください。
●お問合せフォーム => https://mall.ismedia.jp/contact
■□■□■□■□■□■□■□■古賀茂明(こが・しげあき)
1955年、長崎県生まれ。東京大学法学部を卒業後、通商産業省(現・経済産業省)に入省。産業組織課長として持株会社の解禁、産業再生機構執行役員、経済産業政策課長としてカネボー、ダイエーの再生など、一貫して経済改革を推進。2008年、国家公務員制度改革推進本部事務局審議官として急進的な改革を進め「改革派の騎手」となるも、財務省の圧力に屈した民主党政権を批判し、2010年秋には参院予算委員会で仙谷由人官房長官から「恫喝」を受ける。2011年4月には日本ではじめて東京電力の破綻処理策を提起して原子力ムラと対決。
度重なる退職勧奨の末、同年9月に退官。2012年よりメルマガを開始。利権と闘う経済改革、原発・自然エネルギー、特定秘密保護法、外交安全保障など幅広い分野について独自の視点で情報と提言を発信。一貫して、いかなる組織にも所属せず、個人として活動を続けている。テレビ番組のコメンテーターとしても活躍したが、2015年3月、安倍内閣にすり寄るテレビ朝日の意向で報道ステーション金曜コメンテーターを降板させられる。同年3月に「改革はするが戦争はしない」プラットフォーム『フォーラム4』を立ち上げる。2015年5月、外国特派員協会から「報道の自由の友」賞(Friend of the Free Press)」受賞。著書に『日本中枢の崩壊』(講談社、38万部)、『官僚の責任』(PHP新書、42万部)、『信念をつらぬく』(幻冬舎新書)、『利権の復活』(PHP新書)、『原発の倫理学』(講談社)、などベ
ストセラー多数。近著『国家の暴走』がベストセラーに。日本中枢シリーズ第2弾(タイトル未定)を執筆中。毎週火曜日朝日放送「キャスト」に出演(近畿圏)。週刊現代「官々諤々」、週刊プレイボーイ「古賀茂明政経塾」、週刊エコノミスト「闘論席」(4週に1回)連載中。
古賀茂明「改革はするが戦争はしないフォーラム4」 Vol.093
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著者:古賀茂明
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12/7/2017 7:45 PM


引用


2015年7月31日 (金)

3 洗脳と検閲の両面作戦・26・リンク・・・日本コミューター株式会社・奄美空港ターミナルビル・・・「東京支社」奄美群島市町村会(会長・大久保明伊仙町長)と奄美群島議会議長会(会長・安和弘瀬戸内議会議長)は29日、2016年度予算編成に向けて関係省庁に「奄美群島の自立的発展に向けた振興関係の推進」などを中央要望した。なかでも「改正奄美振興」で創設された奄美群島振興交付金の拡充や奄美と沖縄の調和ある発展・連携などが要望の柱となった。


http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2015/07/post-e981.html

1:09 2017/07/08 


これが奄美群島の現実です。

 私はゼロ歳から19歳までの人々が余りにも可愛そうでなりません・将来負担

をする身を考えたことがありますか?!

 朝山様・奄美群島のために、朝山様は奄美市長のみに専念すべきです・二つの

会社の取締役を辞めて、他にたくさんの人に、仕事を譲るべきです、役得で二重三重の・給与をもらい・奄美群島広域組合なども・奄美群島の権力者の天下り先で・仕組みを変更して・鹿児島県のしている仕事を・やるべきです・組織も日本国民は誰でも参画できる人事に?

奄美空港ターミナルビル会社は・日本国民の物です・税金で作りました・予算も・株式も国民の血税です。

奄美大島の人間で経営をやるべきです・雇用対策なのです・一部の人間だけが儲かる仕組みをやめにしたいです。

日本エアコミューターの取締役を朝山さんがやるのは・別口で負担金を出しているから・鹿児島県知事・奄美市長・町村長など・役得と考えて・給料を取り・行政の問題ではなく・会社だからと・情報を開示しないできました。 

 奄美群島広域組合11市町村長・議会議長が・取り仕切るとは?!ここでも給与を取もらい、奄美群島権力者の談合の集合体です。

奄美群島の選挙では・公開討論会をしないで・議員定数で選挙をして・いつも同じ顔ぶれで・は奄美群島民は奴隷と同じ・選挙は日本国民に選ばせる、民主主義の基本少なくとも二人に一人が当選するというルールを設けるべきです、議員は尊い仕事ですので誰でも出れる方法を考えませんか。 

市町村長には・国民生活が向上するようなことを政策に取り入れるのが仕事ですまた国民生活を安定させるという政策を事細かく説明する義務があります・

奄美群島の権力者は何事も鹿児島県知事以下県職員の指導に従っていて・鹿児島県職員は特権をもっている・例奄美パークなどは鹿児島県職員が運営していて職員の給与だけでも何億円も鹿児島県が負担しこれも日本国の税金です。

鹿児島県も国税と・地方税でやっているのですから・国民からの納税で成り立っているのに・鹿児島県の職員が、定年後も再任用で・職員住宅も使用できる始末。

一般公募をすべきなのに・秘密のうまみ・

自分たちでのプランはなく・また考えないで・選挙での競争・定数で行くことを画策して・広く英知のある人を集めないと?

鹿児島県知事・県会議員ほとんどが自公民の利権構造につながっていて、主権者国民のことを考えていない、 

国から予算を貰うと・大型公共事業で・・道路・港湾・橋・砂防提などを川幅を広げて・わざわざ戸口川・大美川では水害があったからと川幅を広げて四つの橋を架け替え工事をしている、10億円を浪費する始末・これでは人口減になるのは当然です、田雲川には橋が未だ無くているのに戦後70年と言うのに行政にはこのような瑕疵があっても分からないようです。

とくに鹿児島県は必要がないのに・なぜなら奄美島民の人々が地元を良くする考えがあるからです・自分たちでやるしかない、失敗から学ばないと行政経営はできません、遠い他人の鹿児島県職員が行政をするから・県職員住宅などを・税金が高いのは当然です・いまからでも奄美群島を自立自尊の島に変えないといけないと考えます。

皆様にお願い・考えて質問し・説明を求めましょう?! 

奄美群島を・庶民の暮らしを改革するために・私は税金の使い道について・考えました・わたくしの調べた・奄美群島の内容を・示しました・一部の人々がうまくやっていて・国会議員から・県知事・市町村長・議員・行政職員など・が政策を全部決めていて・主権者たる国民の考えを無視してきたと思います・

中央政府・地方政府に関わる権力者は・国民に説明をする必要があります。

離島割引では・鹿児島離島航空割引カード・行政が何かいいことをしていると思っていましたら、鹿児島県と・奄美群島広域事務組合都が市町村から予算から・別口で払って彼らをもうけさせていたのです。

 鹿児島県振興協議会・

http://shima-supporter.com/


龍郷町財産管理・

龍郷町持ち株

日本エアコミューター株式会社

¥6.000.000.000

奄美空港ターミナルビル株式会社

¥13.500.000.000

計¥24.616.500.000

11/21/2015 8:57 AM

 32頁・

奄美群島振興開発資金出資金・¥3.389.000円・

32頁・奄美群島広域事務組合負担金・¥9.152.000円・

33頁・航路・航空路運賃軽減等事業負担金・¥20.600.000円

条件不利性改善事業(航路航空路関係分)市町村負担内訳(平成27年度は概算請求ベース)市町村負担金総額・¥315.115.000円・

奄美市・負担金・¥83.922.000円

大和村・負担金・¥13.313.000円

宇検村・負担金・¥13.579.000円

瀬戸内町・負金・¥26.222.000円

龍郷町・負担金・¥20,179.000円

喜界町・負担金・¥23.508.000円

徳之島町・負金・¥29.749.000円

天城町・負担金・¥21.094.000円

伊仙町・負担金・¥21.399.000円

和泊町・負担金・¥21.828.000円

知名町・負担金・¥21.338.000円

与論町・負担金・¥18.984.000円

合計・・¥315.115.000円

別口の税金と同じ、龍郷町の予算から支払っている一年間ぶんです。

6000人ですから、一人当たり、約¥8000円の負担金。 

33頁・農林水産物輸送コスト支援事業負担金・3.107.000円

34頁・県町村会C/S基幹業務使用負担金・¥10.521.000円

 35頁・龍郷町都市再生整備事業・

35頁・地方公共交通特別対策事業補助金・赤字バス路線¥3.900.000円

35頁・平成27年11月21日 土曜日・

2015年11月21日 (土)朝山様・奄美群島のために、朝山様は奄美市長のみに専念すべきです・二つの会社の取締役を辞めて、たくさんの人に、仕事を譲るべきです、役得で・給与をもらい・奄美振興事業インチキを?!

http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2015/11/post-3e84.html

 5:14 2015/11/21

 いろいろと知らないことが多いので・教えてください・

takita@po.synapse.ne.jp

鹿児島県大島郡龍郷町大勝3113-1

滝田 好治0997-69-3195

平成27年12月5日

平成27年11月20日

http://amamioosimasanrinha.synapse-blog.jp/takita/2015/11/post-3e84.html

1:11 2017/07/08



日本政府の中枢が分かる・引用・古賀茂明 メディアと安倍政権の裏側を語る 真実を知ろう   真実を知ろう視聴回数 95,517 回

https://youtu.be/SGad3UWFBoI

 8:54 2017/08/24

9:08 2017/08/242017/08/23(水) 05:00




http://www.hanamarugroup.jp/contact.html


7:29 2017/08/19
【花まるグループ講演会・勉強会情報】親が幸せであることが子どもたちの後伸びの秘訣だと考えて、講演会・勉強会を行っております。
http://www.hanamarugroup.jp/kouenm/

7:31 2017/08/19。
http://www.hanamarugroup.jp/yagai/

https://youtu.be/bJh5LvsK2FM

7:32 2017/08/19

花まる学習会高濱正伸 の検索結果を含めています。
花まる学習会・高浜正伸・ の検索結果のみを表示しますか?
【株式会社 こうゆう】 高濱正伸|花まる学習会|スクー …
www.hanamarugroup.jp
花まる学習会/スクールFC/野外体験/アルゴクラブからなる(株)こうゆうは、子ども達の学習塾、保護者/地域の教育コンサルタントであり、子どもたちの思考力/生きる力を育むことを使命としている。代表高濱正伸。
花まる学習会 · 野外体験 · 会員ログイン · 講演会 · 【株式会社 こうゆう】 会社概要
【株式会社 こうゆう】 高濱正伸|花まる学習会|スクー …
www.hanamarugroup.jp/aisatsu.html
花まる学習会/スクールFC/野外体験/アルゴクラブからなる(株)こうゆうは、子ども達の学習塾、保護者/地域の教育コンサルタントであり、子どもたちの思考力/生きる力を育むことを使命としている。代表高濱正伸。
Amazon.co.jp: 高濱 正伸:作品一覧、著者略歴
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高濱-正伸/e/B003UWQZEA


1959年、熊本県生まれ。東京大学大学院修士課程卒業。93年に、「国語力」「数理的思考力」に加え「野外の体験教室」を指導の柱とする学習教室「花まる学習会」を設立。算数オリンピック問題作成委員・決勝大会総合解説員(「BOOK ...
5:12 2017/08/19
どうぞよろしくお願いいたします。

花まるグループ代表 高濱正伸
http://www.hanamarugroup.jp/aisatsu.html
5:15 2017/08/19
花まる学習会代表 高濱正伸
http://www.hanamarugroup.jp/column/archives/2790/

5:15 2017/08/19
http://www.hanamarugroup.jp/shuppan/hogosha.html
5:20 2017/08/19


京都大学公共政策大学院社会連携室2016 年特別公開プログラム(水曜講座)心豊かな人づくりで持続可能な循環型社会を創る 

とき 2016年11月2日(水) 午後6時~午後8時

ところ 京都大学公共政策大学院 公共第一教室 

総合司会(松村勉)いよいよ4回目ということになりました。あっという間に進んでおりますけれども、今日もいつもと同じように進行をお願いしたいんですが、今日はみなさんにお詫びしたいことがあります。予告チラシに書いておりました大和リースの森田社長の方が体調を崩されまして急遽お休みになりまして、その分を岡田先生でお話を代わりにしてくださりますので、お楽しみいただけたらと思います。それでは岡田先生、よろしくお願いいたします。 

ナビゲーター(岡田知弘)みなさんこんばんは。だいぶ冷えてきましたけれども、秋らしくもなってきたような気もします。今、松村さんからお話がありましたが、今日は最初予定していた森田社長が来られないということになりまいた。そこで大和リースさんの方から資料をいただいております。みなさんお手元に配布されていたかと思いますけれども、こういう大和リースさんの緑化のお仕事とか、いろいろと被災地でも一般事務所と連携しながら居住性の高い避難所づくりとか仮設住宅づくりをやられてきているという話を聞きたかったわけですが、残念ながら今回は聞けないということになりました。その代わりに私の方から後半の話をさせていただきます。まずは、笠松・前上勝町長にお願いしたいと思っています。

上勝町は徳島県の山の中にありまして、葉っぱビジネスの「いろどり」で有名になった所ですが、実は葉っぱビジネスだけが注目されております。実はこれからたっぷりとご紹介いただきますけれども、町としてもすごい取り組みを、ゼロ・エミッション社会を作っていくということで、地域全体の持続可能性に注目しながら取り組んで来られました。笠松前町長は、4年前に引退されましたが、現在もいくつかの役職をされております。講師紹介のところでいきますと、「もくさん」という第三セクターの取締役をされていたり、あるいは日亜ふるさと振興財団の評議員の仕事もされています。今年ちょうど70歳ということですが、さきほどパワーポイントのファイルをセットしていただいたのですが、ファイルの内容を全部自分で作られたのですかとお尋ねすると、「はい、そうです」ということでした。私どもより達者ではないかと思います。今日は、とても楽しいお話を聞けるかと思います。

それでは笠松さん、40分間でありますけれども、よろしくお願いしたいと思います。

講義 持続可能な町は小さく美しい~上勝町の挑戦・笠松和市 徳島県上勝町・前町長

みなさんこんばんは。ご紹介いただきました笠松といいます。実は1時間ほど時間をいただけるのかと思ったら40分ということでございましたので、私もなかなか言いたいことを言えませんので、レジュメの始めと終わりに書いてありますので、後でじっくり読んでいただいたらと思います。ちなみに今日のタイトルは「心豊かな人づくりで持続可能な循環型社会を創る」なんですけど、これを裏返せば、心が豊かでなくなった、その結果持続可能な社会が失われつつあるということです。交通安全と同じで、交通は安全でなくなったので交通安全ということと同じで、そのくらい心が豊かでなくなって、児童虐待、高齢者虐待というふうなことで、児童なんかは本当に、犬や猫でも本当に子どものために死に物狂いになって守るのに、人間はどうなっているのか、日本は特にそんな時代になったということです。私もブータンとか開発途上国を行ったり来たりしていますけれども、自殺なんていうのは聞いたことがありませんということでした。日本は自殺者が多々出て、本当に心が豊かでなくなった。心が豊かだったら自殺なんか絶対にありえんし児童虐待もないし高齢者虐待もないと思いますけれども、それくらい心が豊かでなくなって、循環型社会が「悪循環型」社会になっております。

40分ですので、後で詳しく勉強したい方は岡田先生に本を預けてあります。みなさん方にもコピーがいっています。学芸出版社は京都ですのでぜひ買って読んでいただけたらと思いますし、またこれは神奈川大学国際経営研究所の「国際フォーラム」での講演録「究極のごみゼロ社会を目指して」というものから抜粋したものです。こういうものもあります。なおかつ、三重県の三重中京大学地域社会研究所が「循環型地域社会のデザインとゼロ・ウェイスト」というものを活字にしました。全国で上勝が初めてゼロ・ウェイスト政策というのを行いましたが、これを勝手に向こうが作ったものでございまして、上勝町のみならず他の事例も載っていますので、よかったら勉強していただきたいと思います。なおかつ、後でちらっと言いますが、私は今、木こりをやっています。木を伐採・搬出しないと、クマは出てくるしイノシシやシカも餌がないので農地に出てくるし、なおかつ森の下の方はほとんど雑草とか食べ物はありません。山がいかに荒れているかということです。私は、国土調査を推進していまして、集落を縫って山の中を回っています。後であっと驚くような映像を見せたいと思いますので、それを見て、徳川幕府でも300年続いたのに今100年先が危ない、いかに持続可能性を高めるか、これからそのへんも含めてお話をさせていただきたいと思います。

私の町は昭和30年の合併時で6263人でしたが、国勢調査の結果、昨年で1545人です。そのくらい人口が激減して、なおかつ面積の9割が山林、うち83%が人工林です。全国では67%が山林ですよね。そのうち41%が人工林ですが、うちの場合は真面目に林野庁が言ったとおりに拡大造林したために83%が人工造林です。ちなみに私も町職員の生え抜きですけれども、町の将来像というのを私が企画室長の時に岡山大学の目瀬先生にお越しいただいて作りました。循環型社会をリードするということと、若者が住みたくなる、それから地域経済の活性化に関わる、要は持続可能な地域社会を作るという、こういう普遍的な目標を立てました。

いろんな取り組みをしていますが、いちばんは、21世紀はよく環境の世紀と言われていますけれども、このことをわかっていないで、のらりくらりと目先のことをやったのでは絶対にダメと思っています。ちなみに2007年のノーベル平和賞はアメリカのゴア元副大統領です。自らも出演して、地球温暖化の危機を「不都合な真実」という映画で世界に流しました。そういうことでノーベル平和賞をいただいた方です。それから「美しい星」といって、安倍総理がG20で、2050年までに世界の温室効果ガスを50%にするということを言いました。京都議定書があって、今はパリ協定になっています。この11月7日にパリ協定をまず批准しますが、日本は残念ながらTPPを優先してしまって、パリ協定の国会承認はたぶん間に合わんだろうと言われていますけれども、要は2100年の地球の平均気温の上昇を、イギリスで産業革命が起きて以降2度以内、できれば1.5度以内に抑えましょうよということなんです。ちなみに徳島市は2000年から2010年までの10年間に平均気温が0.4度上がっています。今のままいけば100年経つと4度上がるということです。徳島県の山の中に木頭村という所がありますが、そこで0.2度上がっています。高知県境です。10年間ですので、100年間では今のままいっても2度上がります。ところが、中国、東南アジア、アフリカなどが工業発展をどんどんやっていますので、おそらく今以上に猛スピードで上がると思っています。こうなるとどうなるか、大変なことになるのかなと。気候変動とか、いろいろとこんな感じでは言われています。

ちなみに、いちばん身近な環境って何かと私も考えてみました。空気です。一時たりとも吸ったり吐いたりしなかったら死んでしまうし、体中皮膚呼吸しています。ですから、究極の環境というのは身の回りのすべてということになるのかなと。そして、私たちが今まで求めてきたものは何かと言ったら、整理すると、①お金と②ものと③利便性と④快楽、その結果どうかというと、地球規模で気候変動とか、持続可能性を失ってきている、心と体の健康は蝕まれる。だから、さっき言ったような自殺者とかが出てくるわけです。

そしてこの部分、ここは青森県と岩手県境にある産業廃棄の不法投棄の現場です。うちの職員が撮ってきた写真なので私も現場を見ていないですけども、こんな不法投棄がされていました。これは今から60年くらい前のうちの小学校、昼に雪合戦ができました。そしてこれは「つらら」なんです。こんなでっかい「つらら」がありました。ところがこれは今はありません。こういう「つらら」も今はゼロです。よく南極とか北極の氷が出てきますけれども、この氷が消えていけば、これが身近にピンときていないだけで、通じて見るとおそらく、みなさんの町や市や県の2000年と2010年の10年間のいわゆる平均気温上昇を調べてみてください。そうすると、たぶんドキっとすると思います。結局何かというと、「茹で蛙」みたいになっている。言っている意味、わかります?「茹で蛙」というのは、水に入れてじわりと蛙を温めていくとみんな死にます。ところが、熱い湯の中に蛙を入れるとぱっと飛び出て助かる。ですから、じわりじわりと温暖化が進んでいるので、次第に慣れてしまってなんともないと思っていたらしまいに必ず弱い人から病気になったり死んだりして苦しむということになってきます。

私の町はごみを野焼きしていたので、元の町長は対応すると言って、私はその頃企画室長をしていましたが、町長が対応するといっても私には直接関係ないわと思っていたんですけれどもそうはいきませんので、どないかせんといかんということになりました。これは当時いろいろと勉強したら、ここにいる女性職員なんですけれども、この人がいたのでうちのごみ処理システムはできました。この山、塵も積もれば山となるというか、すごい量ですよね。それでこれをどうしているかというと、この時点ではこういうふうに燃やされていました。気体や液体といった目に見えないごみにしています。なおかつ資源をなくしている。絶対したらいかんことを税金100%でやっている。本当のことを言うと正しいことに反しているので、必ず衰退しかありません。しまいに滅びるということです。見えないごみっていちばん恐ろしいです。原子力発電所事故の放射能も見えないから恐ろしいです。こういうことを税金100%でやっている。しかも最近は、ごみのガス化です。燃やしても灰がでないよということで、ガス化溶融炉で出たスラブは舗装の路盤工に使うんだというような、こんなような技術を開発しています。なおかつどういうことまでやっているかというと、それを舗装の路盤に敷いた物、これが将来なにか悪影響が出るかということを研究している。元を絶たずにそこをいくら研究しても難しいのかなと思います。こういう真善美に外れている技術開発はいけないと思っています。

町の取り組みが、ひとつはさきほどのいろどり。これがじつは先行しています。これはおそらく多くの方がご存知かと思いますけれども、葉っぱビジネスは高齢者の経済にも健康にもいいし生きがいにもなっている、なおかつ医療費が安いということで、地域資源としてはすごくヒットして、ヨーロッパ・オランダ等にも輸出しかけています。その他にもゼロ・ウェイスト宣言、これはごみをゼロと書いてありますが本来は違います。無駄とか浪費とかをゼロにするということです。行政は無駄・浪費どころか、悪いことをやっていることがけっこうありますので、そこをやっぱり正していかないと、衰退、滅びていくのかなと思っています。今日はあまり時間がないのでこのへんのことは置いておきたいと思いますが、ごみ処理についてだらだらというと時間が長いので結論のところだけ言っておきます。

2003年の9月にゼロ・ウェイスト宣言をさせていただきました。今考えたらちょっとまずかったのかなと思ったりもしています。要はごみを2020年までにゼロに近づけるように最大限努力しましょうよと思いましたが、本来は無駄・浪費をゼロにするということです。ただこれもいろいろ、夜中過ぎるまで議論してこういう文章を作って、ひとつには①子どもたちにきれいな空気・おいしい水・豊かな大地を継承するために2020年までにごみをゼロにすることを決議するということ、②地球を汚さない人づくりと、③2020年までにごみの再利用・再資源化を進める。私は本来2030年までと思っていましたが、アメリカのポール・コネットという博士が2020年というのが世界の目標になっているから2020年にしてくれということで、2020年に合わせました。それから、地球環境をよくするために世界中に多くの仲間をつくりますと。こういう文章を議会で議決させていただきました。ちなみに私が2030年ということになぜ自信があったかというと、後で言います資源回収法(仮称)という法律ができれば、早く良いことをした人が得する法律なので確実に産業革命と環境革命が起きる、なおかつこれをせん限りにはおそらく、世界中一生懸命やっても地球温暖化等々でだめになってしまう。ただ2020年というのはこの時から考えるとちょっと気が早すぎるかなと思いましたが、世界の標準に合わせてくれということでしたので、合わさせていただきました。ちなみに、全国でゼロ・ウェイスト宣言をしているのは福岡県大木町と水俣市です。大木町は目標年度が2016年、水俣市は2020年です。文章の中身は違いますけれども、ゼロ・ウェイスト宣言をしています。今は奈良県斑鳩町とか町田市、逗子市、それから葉山町さんもこの宣言をしたいということで努力をいろいろされているという状況です。

生ごみについては全部家庭用自家処理、それから飲食業者は共同で町から補助金を出したりして、生ごみは今100%シャットアウトしています。それから、日比ヶ谷という所にゴミステーションがあり、そこに持ってきていただいています。収集車は走らせていません。走らせません。これほど無駄なことはない。私どもの町は100メートルから650メートルまで550メートルの高低差があって、55の集落に点在しています。そんな所に収集車を走らせたら燃料の無駄ですので、下りてくる時に持ってきてもらったらいいということで一切収集しておりません。生活保護世帯等については、運びには行っていただいていますが、お金をいただいています。そうしないと、ごみ処理についてはお金がいらないことになります。持って来るのは自分が出したごみですから、自分でここまでは持ってきてくださいということで、持ってこられない人はお金を出していただいて取りに行っています。ただ、ここに書いてあるリサイクル率、75%で全国トップクラスと書いてありますが、この75%というのに生ごみは含めていません。ほとんどの市町村は生ごみを一緒に入れて重量計算をしていますので、生ごみを入れるとおそらく90%を超えているのかなというふうに思っています。

そしてもうひとつは、くるくるショップです。まだまだ使えるもの、みながほしいと思うような、引き出しとかに眠っているまだまだ使えるものを出してきていただいて、くるくるショップというのを日々ヶ谷の方に設置しています。ちょっとデータが古いですけど、25年で持ち込みが9.6トン、持ち帰りが7.5トンですので、ほぼ持ってきただけ出て行っている、まだまだ使えるということです。こういうこととか、この下はくるくる工房で、高齢者のおばあちゃん方がいろんなものを、作り変えています。

これはこいのぼりですが、着物にしたり、法被とかいろんなものに作り替えています。ですから、まだまだ使えるもので作り替えたらまだまだリサイクルしなくても使える。リサイクルは最後の手段です。リサイクルは原料に戻して作り変えるということでものすごいエネルギーがいりますので。

ちなみに私も中国の四川大震災後の「美しい山を取り戻すごみ処理プロジェクト」にお招きいただきました。そしてお話をしたら、くるくるショップ等を中国全土に広げたいということで、その後町の職員とゼロ・ウェイストアカデミーの職員が行っています。この省だけでも8600万人います。そこでやって、それがうまくいけば全土に広げようかということを言っていただいています。

それから食器類についても、リユース食器を貸出しています。案外雑誌とか小さな紙切れは、早く言えば燃えるゴミの方に出てきます。ところが、これを分けて持ってきてくれたらポイントが貯まって、ポイントでいろんなものがもらえます。そうするとリサイクル率が上がってくるということです。

リサイクル率75%で一人当たり1日の総排出量が444kg、年間9075円かかっていますが、75%燃やしていないということです。これよりはるかにみなさんの所ではお金がかかっていると思います。それからリユースの量り売り、これが実は思わぬことに、徳島市の業者さんが上勝百貨店というのを作ってくれました。これは量り売りとかをやっていまして、1年後これをやめて、今はここでクラフトビールの鋳造所を兼ねています。この建物は全部古い材料で作っていますので新品よりはるかに建設費がかかっています。ビールの材料の一部に柚香という特産物の未利用の搾りかすを使っています。ビールは通い瓶で、空ビンを持って行くとビールを入れてくれるというものです。それからゼロ・ウェイスト商品、これは何かというと、品物の量り売りです。燃料は、木質とかエコなエネルギーを使っていて、今第2工場が計画中です。外からビールの製造工程がみな見えるようになっています。こんなことを徳島市内の企業さんがゼロ・ウェイストに共感くださって、やってくれております。上勝でこんなクラフトビールを造って売れるのか私も心配しましたが、第2工場を建てるということはまず心配ないと。販路は主に東京ということです。

それから、さきほど言ったごみを収集しないとか自分で持ってきてもらうとかいうのは当たり前になってきています。そしてこのゴミステーションは朝7時30分から114時まで毎日、年末年始を除いて無休です。粗大ごみは毎週日曜日受け付け稼働しています。2020年目標については80%、これも生ごみを除いてということです。それからこの関連で、今後30年間で10社誘致したいと。視察者も22500人に増やしたいというようなことを今企てています。

いろどりについては、今日は公共ということであまり触れませんが、うちでいろどりを始めた源は大阪のがんこ寿司で、その当時の農協の職員が、たまたま後ろの席にいた女性客がお皿にのっていた「このもみじの葉っぱ綺麗やな、持って帰ろうか」と言うのを聞いた、お寿司がおいしいとかではないんです。それにヒントを得て、「こんな葉っぱだったら上勝にいくらでもあるでないか」といって始まったのがこの「いろどり」で、ご協力いただいた地域の方が、おかげさまで、やっぱり他の方とのコンビネーションがよかったからかなと思いました。映画化されて、富司純子さんとか中尾ミエさんとかいろんな有名な方が出演いただきました。

ちなみにこれは昭和56年の2月26日の写真ですが、マイナス13度という異常寒波があったんです。みかんも安くなってだらだらと作っていたところにマイナス13度の異常寒波、1ヶ月もしたらみかん畑が真っ茶色。ギャフンとやられたわけです。これはどないかせないかんということで、これで生活の糧がなくなったわけですから、それがあったのでこの「いろどり」というのができた気がしています。今の売上は既に2億5000万円というような大きい売上になっていまして、いろどり農家が194戸、そのうちパソコンを使っているのが127戸あります。この情報網がなかったら売れませんし、情報が農家に伝わらないんです。全国から、あるいは世界から視察者が集まりますが、どこも真似をできていません。どういうことか。これは人なんです。天気予報みたいに、来週の土日だったらこんなのを出したらいけますよとか、これはもう控えてくださいというような市場の情報を流します。これができないんです。これをやめたら情報が伝わりませんので、天気予報みたいに毎日情報を流し続けないといけない。市場の情報とか、それからホテルの情報みたいなのを全部流さないといかん。ということになりますので、これを見た人たちは「あっ、できるな」と思っても、やろうと一歩踏み出すのはそれだけ相当な覚悟がいるんかなと思っております。ただ、ありがたいのは高齢者の生きがいと、医療費が安いということ。これから高齢化して医療費が高くなってきますけれども、そういったことで超高齢化社会は医療費が問題です。

それからまちづくりについては地域主体ということで、地域住民が主体的にまちづくりに取り組むIQ(いっきゅう)運動などいろいろやりましたけれども、持続可能な美しいまちづくり基本条例というものを作って、地域主体でやっています。地域主体でやると何が違うかというと、責任は地域にあるんです。町は支援するということで、いろんな講師を雇った場合の講師料とか、材料費とかそういうようなものの支援をして、地域の活性化が進んでいます。

それから2015年、昨年ですが、上勝開拓団、という人たちが東京から来て、上勝で農家を改修してバーやイベントをやっています。まさか1500人くらいの町で、と思いますけれども、いろんな方が東京から来たり徳島市内とか大阪から来たりとかして、上勝町の利用者が1割いっているかいっていないかくらいです。他にも蕎麦屋さんとかイタリア料理店が、若い20代の人が勉強して上勝で開業してくれています。

しかし持続性はどうなのかというと、今のままいっていると消滅自治体になれへんかいなという気がしていまして、人口も逆三角形。高齢化は絶対に防げません。しかし少子化は防げるはずです。戦後のベビーブームでどんと増えたじゃないですか。これはやっぱり教育にかかっているのかなと思います。持続可能な我が家を育て、作っていったら必ずいける。昔は家督相続で長男が全部財産も引き継げる、子供ができなければ養子や養女をもらったりとか、養子縁組をしてでも続けていきましたが、今はこんな家督を継ぐなんて手間だし、維持費だけで大変というような状況になってきている。それをどないかしていかんといけない。

持続可能な地域づくりをするというのは、未来の子供たちのために今のことを地球レベルで考えていかなければならんと考えたわけです。「循環型地域社会のデザインとゼロ・ウェイスト」という、三重中京大学地域社会研究所がまとめてくれたものですけれども、ぜひこれを読んでいただいたら。町内のタクシーがなくなったあと、小泉総理の構造改革の時に、自家用車を使って、今20台くらい登録してもらっていますけれども、タクシー代の半額くらいで、しかもすぐに間に合うというような「有償ボランテアタクシー」の仕組みと、徳島バスという路線バスがなくなったので、代替バスとスクールバスと診療所バスまで一緒にして、スクールバスというのは普通交付税に算入されましたので、それで大方賄われる。実質町費というのは、いらないということです。うまくこれを利用してまとめて、これは100%民間委託になっています。町がやるととてもではないけど、文句は出るしサービスは落ちるということになるので。

あと林業関係についても。私は今国土調査で山の中に入っていますので、ぜひみなさんにも、日本の森林が今どうなっているかということをお考えいただけたらと思います。これもさきほど紹介しましたので、みなさんのところに資料が入っていると思いますので、関心のある方はぜひご覧いただけたらと思います。

時間の関係で少し飛ばして早く行かせていただきますが、この写真は私の住んでいる地区の対岸の喰田集落の国土調査に行ったときのものです。森林とか農地の現状と土石流木の際のダム機能の現実をどうするか。これを地域レベルで、また全国レベルでも情報収集しておりますので、見ていただきたいと思います。ここの集落、実は、ここに書いてありますように住民は元の旧住民が3割で7世帯10人です。農業をしている人が2人高齢者、林業はゼロです。ところが新住民が8世帯で、大人14人子供10人で24人います。この新住民はしいたけ栽培者が2人と、あとは全部サラリーマン、主婦です。これが46年前のここの部分の集落なんですけれども、たまたまこういうのがあったので、こう見たらけっこう木も切られているでしょ? ここに実は何ができるかというと、太陽が当たっていたので鳥獣の餌ができていたということです。人と鳥獣の共存ができていたということです。

それでこれが29年前の写真。これはヘリコプターからの写真でありまして、ちなみにこれ、棚田がたくさんありますが、これが今どういう状況かというと、圃場整備をしたここだけしか農地が残っていません。ここにも集落がありますが、杉を植えて転出したんです。この下の方には住宅もできていますが、この山がどうなっているか。この山の調査は全部私が入りました。どうなっているか、これを見てください。ほとんど青いものはありません。これを見てください。杉林に石がごろごろしている。これは青い物なにもないですよね。山は緑で大地は砂漠になっています。山に入って手入れができていないということです。これを見てください。流木、流れた木です。倒れたりしている。この先に集落があるんです。さてどうなるか。これでたいへんな大雨が降るとみな落ちてきて、集落が危なくなる。これも見てください。売れていたら木を手入れしてきたけれども、売れないので。ですから農地や人家周辺にクマやイノシシとかが出てきて当たり前なんです。餌がないのですから。

これは打ち合わせをしているところ、上勝町は平成16年から全部、林道の開設時に舗装しています。林野庁の林道構造令に全あっていませんが、側溝は全部つけていません。側溝なしで舗装する、この方が実は側溝をつけた土道より安いんです。だから平成16年からは全て、林道を開設するときは厚さ15センチの鉄筋コンクリートの路盤にしています。そうしないと開設時に転圧はしていますけれどもいろいろと沈下しますので、全部そうしています。ですが、舗装できていない道路が平成16年の時点で80キロあります。新しいものは全部舗装しています。それから路面排水で、水は分散させています。水を集めるから水が悪いことをするということです。

これを見てください。これは平成24年の1月に間伐した後なんですけれども、今年1月に撮りました。本当に大地に緑はないですよね。こういう大きな木が安くて売れないんです。農地もこういうふうに荒れてきています。この集落は、今のままいくとあと10年で農業者はゼロになります。さらにTPP等が追い討ちをかけます。安倍総理もこの前の国会で言っていましたけれども、全国の農業就業者の平均年齢が66歳を超えたんです。若い人がやっている農業はほとんどが施設園芸です。養豚、養鶏などは肉の製造工場です。野菜もいちご、早く言えば野菜の生産工場と考えていけばいいのではないか。そんなのは経済ベースに乗るので経営できるけれども、一般の面的な農業はまず無理です。世界の今の競争の中では。

これはみなさんのお手元に行っている木材の価格です。これを見ていただきますと、この三角の印は、今は徳島中央森林組合となっていますが、ここの木材の共販所、昭和49年にできました。その時に1㎥あたりの木材の平均価格は27,408円なんです。ずっといって平成8年、23,081円です。ちなみに平成7年に阪神・淡路大震災が起きました。それでたぶん若干回復したかなと思います。ここからどんどん下がっていって、最低は平成24年の7千なんぼですけれども、去年の段階で8,729円です。全国ほとんど変わりません。さきほどの山を見ていただいたように、もう負の遺産なんです。これをどうするかということは、みなさんが考えないといけない。当時の菅総務大臣に、今は官房長官ですけれども、ここを歩いていただいて山を見ていただきました。見てください。もう土が流れてバラスみたいになってしまっている。これがみんなダムに溜まるんです。ダムに溜まったら確実にいつかは除かないといかん。これが大変な状況になるんです。これも檜林で30年から40年くらいですけれども、ほとんど土はありません。これは道路、さきほどの土道ですが、こういう状況になる。これが全て豪雨の度にダムに溜まります。農業用水の堰にもこういうのが溜まって、これもみんな下流域のダムに溜まってしまう。

これはちょっと変わりますが、私もここの現地に行きましたが、広島県の庄原市です。市長さんが昼間に広島市に会議に行っていて、それで電話がかかってきて集中豪雨で大変なことになっていますというので、帰ったらもうこういう状況。何を私が言いたかったかというと、流木、流れてきた木の被害。これ、どうです? 昔だったら太い木はみんな切って除いていった。私も今木こりをやっていますが、量ってみると1㎥あたり1.3トンあります。1㎥の木が100本あったら130トンが山に乗っていると。それがますます太っています。テレビを見ると土石流災害となっていますがあれは嘘です。土石流木災害です。流れてきた木が橋にかかったり家にかかったりして災害を増大している。これをどないかしないといかん。

それからうちの隣の町に那賀川上流に長安口ダムというのがあります。これを見てください、この土石。平成16年に上で大きな災害がありました。年間30万㎥流れてきて、10万㎥しか取り除けていません。ですから差し引き20万㎥が堆積しているんです。それでダムがどうなっているかというと、その時の放流の状況ですけど、この木の堆積、浮いていますけれどもこういう状況。それからこれは一昨年の状況ですが、ダムが既にオーバーフローしています。これで下流域の加茂谷中学校は2年続けて2階まで浸水。1階は毎年浸かっています。それから途中の鷲敷警察署とか、まさかと思いますが国道まで浸かってしまいました。徳島県でいちばん大きなダムなんですけれども、そのような被害が出てきています。ダムの上流の森林と農地を国民と住民の協力で管理せないかんのかな。この仕組みを作らないと、後世に取り返しのつかない負の遺産を残すことになります。

これはちょっと時間がないので飛ばします。

日本の住友林業さんも国有林も、みなさんがそれぞれの都道府県に林業公社とかあると思います。全部膨大な赤字です。先送りで全部赤字でやっておりますけれども、これがなぜ赤字かというと、急峻な上勝とか日本の山はほとんどチェーンソーで切っています。私も一緒に機械を使ってやっていますけれども、こういうような形で倒して、これを作業時の受け台にして、索道でこうやってこんなふうにやっています。これは実際にやりました。こんなことをやっていて世界の波に勝てるんですか? 県が力を入れて高性能機械を入れています。でも高性能といっても小型です。大きな機械は入りません。ほとんど機械がやりますけれども、何台も要ります。ところがカナダのパルプというのは実は広葉樹とか照葉樹とかでできていて、ここはほとんど広葉樹なんですけれども、山といっても平原なんですよね。松が主体ですけれども、こんなような平坦地ですので、大型の機械でバッサバッサと切ります。3本くらいこの機械で掴んでジャっと切っているんです。かたやチェーンソー。話にも何もならん。引っ張るのを見てもらっても、この機械が縦8.5メートル、幅が3.6メートル、22トンのやつで全部引っ張っていきます。このトラック、後ろに牽引車付けています。自重だけでも36トンある。これにこれだけ積んでいっている。このクレーンで鷲掴み、長さ40メートル幅3メートルのクレーンでぱっと一掴みでここに下ろすんです。日本でこれができますか? それからヨーロッパもドイツとオーストリアの写真があります。私もまだ整理できていませんけれども。気候風土が全然違います。雨は日本の半分以下です。湿度が少ないんです。私が日本でやった30%から40%の仕事を向こうの人は100%やれる。ドイツ人が見てもオーストリア人が見ても、日本に来て仕事をするとおそらく3割から4割しかできないでしょう。しかも今年の9月だったらまともな天気だったのは1日だけです。こんなに自然条件が大きく違う。

それからこれは高丸山千年の森といって県立の千年の森なんですけれども、これを見てください。17年と20年でだいたい同じ場所ですけれども、笹とかをほとんど鹿が食い荒らしています。そして、これも同じ場所ですが、これだけ食いつぶしてしまっています。ここなんかもはっきりしています。これは高丸山荘ですけれども、この笹も全部ありません。この頂上まで行きますと、頂上も鹿が食い荒らして、下の方は皮もないので、風が吹くと木が弱っていますからバタバタと倒れていきます。そして、これは去年ですけど、こういう状況になるんです。

しかし、これはどういうことかというと、日本が木を切らなくなったということなんです。これは九州から北海道まで同じです。日本は高温多湿多雨なので、切ったらひとりでに生えてくるんです。それで鹿とかクマとかのいろんな餌ができますけれども、広葉樹も針葉樹も切らなかったら太陽が入りません。鹿は木に登って新芽を食べられません。こんな国に誰がしたんですか? ですからこれは今の貿易自由化云々で、自由化で輸出すると関税とかお金がかかりませんから、あれだけ条件のいい所と悪い所、急峻で複雑、多雨多湿高温という所では全然違うわけですから、対等に張りあってもとてもじゃないけどやっていけない。国内で経済が回っているんであれば当然やっていけますけれども。ですからこれは他の動植物にも大きな影響が出ているということです。

こういう状況を好循環に変えないといかん。悪循環型社会から好循環型社会に変えるのは何かというと、私どもには共通の目標が要ります。世界共通の目標は何かというと、気候変動から地球温暖化を防止するということなんです。上勝並みに75%の資源を回収したとしたら、日本は25%の資源を外国から購入したらいいということになるんです。世界中がそういうことをやらないと、今のようにどんどん生産して燃やす、あるいは埋め立てをするということでは、資源が枯渇していきます。

次は何かというと、貧しい国とかは資源を買えません。だから紛争・戦争が起きます。日本は今借金に借金をしているので、なんとか持っていますけれども。ですから、今の地球温暖化・気候変動への共通目標、これを確実に実現するためには物を大切にするような法律です。法律家が良い法律をつくったらよい好循環になります。それが資源回収法です。これがいらんとなったらごみですけれども、これを持っていったら10円くれる。ビール瓶のように5円くれます。あるいは5円というのは最低で、8円で買うてくれる所もあるし、安い所は安くても5円らしいです。ですからビールのコンテナも行ったり来たりして、250円のコンテナを200円と300円で買ってくれる。全国で同じと書きながら同じではないということなんですけど、こうなればどうなるかというと、回転が何回でもするし、ごみにならないということです。ですから上勝ではこれだけ分けているんです。ペットボトルも本体とこの上の蓋、キャップと3つに分けています。しかし私は今日はペットボトルに家の阿波番茶を入れてきましたのでリユースですけれども、普通はこれはもう全部1回きりです。これが、製造業の全ての商品は、消費者がいらなくなった場合、有償で回収しなければならない。有償で回収できないものは製造・販売も禁止という法律を作ればどうなるか。そうしたら制度的にPET類は2020年からですよということにすれば、2020年までに企業はこれをいくらで回収するか。これをごみにせんと、硬くて何回でも利用できるようなペットボトルにする。「ドイツでは何回も使用できる硬いものですよね」しかもうちは10円で回収する、うちは5円というようにして、消費者に転嫁しておけばいい。ビール瓶なんかも全て転嫁してあるんです。そうでなかったら企業は倒産します。そうすれば、全ての商品は設計・企画の段階から全部、どんなものを作ってなんぼで回収するぞと、回収したものをどんな風にして再利用するか、それから最終あかんものはどういうふうにリサイクルするか、違うものに作り替えられるかということを考えて商品開発しますので、そういうことができない商品は製造も販売もしたらダメですよということになる。つまり原子力発電所なんてはっきり言えば製造も販売も禁止ということです。回収できますか? 原子力発電も最初からきっちりと始末すれば回収できるんだよというところまでやってしまったら、商品として初めて世の中に出せるということになるのかなと思います。

すみません、ちょっとしゃべりすぎてしまって時間がオーバーしてしまいましたけれども、お許しいただきたいと思います。ありがとうございました。

 

コーディネーター(岡田)短い時間の中で、圧縮した形でお話をしていただきました。ありがとうございました。笠松さんと喋っていましたら3時間、4時間あっという間に過ぎてしまいます。また、具体的な画像もありましたので、みなさんも触発されたことが多かったのではないかと思います。いつものように、質問のある方はぜひ挙手してもらって、質問をしてください。まとめた形で笠松さんにお答えをお願いしたいと思います。

 

受講生(林さん)大阪の林といいます。お考えが非常に共通しているところが多いので質問しにくいんですけれども、ごみを発生させているのは誰なのかと考えた場合に、ごみを行政として集めて減らすという意味では消費者が一見発生させているように見えるんですけれども、実際には製造業者といいますか、特に工業製品、あらゆるものが工業化されて大量に生産されて、コストを安くしている面でもあるわけですけれども、そこをなんとかしないといけないという、消費者がごみをなくしていくというよりもむしろ製造段階のウェイトが非常に大きいと思うんですよね。それを法律でというお話がありましたけれども、なかなかそう簡単にはいかない。経済が成り立っている基本的なところを変えていくようなところもありますので、ものづくりから変えていくことになりますと、材質からあらゆるものを変えていかなければならないということで、これが法律だけでうまくいくのかという点についてはちょっと疑問もありますので、その点についてちょっとお訊きしたいなと思います。

 

ナビゲーター(岡田)今のお話と関係あるんですけれども、34種類の分別とか、あるいはいろどりでも高齢者の方がずいぶん早くからパソコンを使いこなす。そういうことができる何らかの社会教育的な取り組みがあったんではないかと思いますけれども、住民自身がそういうことをやる力を獲得するのがどういうことだったのかというのを、補足していただければと思います。

 

受講生(齋藤さん)齋藤です。ありがとうございました。超高齢化の町ということで全国的にも有名になった部分もあると思うんですけれども、さきほどおっしゃっていた「高齢化は防げないけれども少子化は止められる」という言葉に私も注目をしています。具体的に町での取り組みといいますか、人口減少に対する、新規で流入してくる人たちの流れとか、そういう取り組みがあれば教えていただければと思います。

 

ナビゲーター(岡田)それでは、質問が3つ出ました。笠松さんのお答えしやすい順でお願いいたします。

 

講師(笠松前町長)いまお話がありましたように、日本はものづくり大国であるし、大量生産するんで安くできます。大量生産、大量消費、大量廃棄ということになっています。しかし、私ども住民は法律の範囲内でできることをさせていただいていますが、しようと思えば上勝町くらいのことはできます。たいがいの所は人口が少ないからできるんだろうと言いますけれども、そんなことないんです。人口が多い所は遠方から運ばれへんし、例えば小学校区単位とか区単位にすれば上勝町みたいなことはできるんじゃないかと思います。ところが、私たちが何を追い求めているかというと、利便性なんです。分別するのも面倒くさいしそのまま持って行ってくれるならええわということで、今ほとんどの市町村は国から補助金をもらって広域でごみ処理をして365日日量800トン以上焼き続けているというような便利さに慣らされています。それを分別するというのはなかなか難しい。要は、心から変えていかないと無理なんです。やっぱり人づくりをやっていく必要がある。

上勝ができたのは、東ひとみという女性職員がいました。役所の人はよく聞いておいてください。役所はほとんどが3年から5年で人事異動しているでしょ。これはダメです。志とか心というものは引き継げないんです。熱心で「これは」という中心人物は動かしてはいけません。動かしたら全くふりだしに戻るんです。ですから今のいろどりは横石、ごみ処理は、東という中心人物がいたんです。ところが、人事異動というのは非常に難しい。町長でいちばん難しいのは人事異動。人事異動をどうするかで仕事ができるかできないかが変わります。ですから、私が企画室長の時、企画室に彼女が係長で住民課から来ました。しかしごみ処理は分掌規定を変えて住民課から企画室に持ってきたんです。次はどこに持っていったかというと、彼女が課長補佐をやっている産業課に、4年くらい前には企画環境課にごみ処理をそこに持っていった。そういうふうにして、人について仕事が動いているんです。

いろどりも農協の職員が農協合併の際に農業課への異動できました。当時彼(横石)は、農協やめて民間でも行こうかと言っていたのを、急遽町長の所に彩り部会から陳情に来られて、当時の町長が特別やけど役場の職員にしようかということで、彼を産業課の課長補佐に持ってきました。それでいろどりのこととかをやらせていました。私は町長を引き継ぎましたけれども、地方自治法が変わって市町村の職員が会社の仕事をすると、会社の給料を町からもらうと裁判でも負けて、それは給料も保障も町からは、ダメですよということに。3年間は本人との契約(退職派遣という制度で)で外へ出してもいいけれど、3年以内に戻ってこないと町の職員はこれで終わりですよということでした。彼は話をしたら会社の方の看板職員なので3年契約で行ってくれましたが、彼の給料や共済保険はダメですので一般の会社の労働保険しか適用はありません。そういうことで3年行ったら、彼も心臓の病気を持っているため、3月31日に上勝町職員に一旦戻ってきて、また4月1日から会社に行かせる(退職派遣)と。こんなことをしています。

要は、同じ仕事をずっとやらせないと、なんぼ頭のええ人でもできるわけがない。コロッと変わったらゼロから、特に小さな役所は、住民課でも住民台帳の条例とか民法など多くの法令や条例はみな違います。建設だけでも国土交通省関係とか林野庁関係とか、全部法律も何もかも違うので、人事異動で変わると彼や彼女は仕事にならんのですよね。それを3年から5年以内に頻繁に変えていくので、いちばん無駄をしているのではないかと。ですから中心になる人物を移動していては、こういうことができていないと思います。すみません、ちょっと長くなって。でも肝心なことなので。それはいかに人材を無駄にするか、いかに人材を活かすかにかかっています。

それから、さきほどの「高齢化は止められないけど少子化は止められる」ということ。新しい住民さんが子供を連れてきていますが、いちばんは何が問題かというと、教育です。上勝から出るとしたら、高等学校に入る時からです。一部は家から通いますけれども、ほとんどが下宿あるいは寄宿です。最近は寄宿舎というのが、交通が便利になったのでなくなってきていて、そうすると大学進学並みの下宿費用とかがかかるんですよね。授業料はしれていますが、それでまた家族で町を出ていく。ですから、中学校を卒業する時くらいから町を出られるということです。この教育の問題というのは、日本全国、まあ世界中の問題と思いますけれども、ここをどうするかが課題です。やはりインターネットとかを使って、田舎でも高等教育とか大学教育とかをできるように、これをやれるようなことをできるんじゃないかと。そうすれば田舎にいても、たまには京都大学やいろんな大学へ行って実際にみなさんと一緒に勉強するというのも年に2回か3回あるというのもいいと思います。逆に都市部の大学生、たとえば京都大学の大学生が田舎へ来て、田舎の町がどうなっているのかというのを勉強していただくというのもいいんじゃないかなと思います。教育のやり方を変えない限りには、中学校卒業と同時に出て行くと。教育問題は非常に難しいと思っています。

それと、はっきり言って少子化を進めないようにするための今のやり方ではダメです。子育て支援といったって晩婚・非婚でしょ。いかに家庭で、家庭教育で、仕事をするために大学はどこを選んでいくんだ、将来何の仕事をするんだと、そこのところを中学2年くらいまでに固めて、高校どこへ行くか、次に大学はどこへ行くかと固めていないと、取り返しがつかない人生の無駄をします。そうして初めて結婚適齢期というもの、18から30歳までのうちに結婚せぇよと再々言って若い世代に結婚子育ての重要性を自覚しておいたらと思うんです。昔だったら小さい時からお前が後継だ後継だと言われるから。(本人が自覚して跡継ぎをしてきた)ほとんどがそうです。そうして次代を継いできたんです。そうしない限り、いくら子育て支援にお金をつぎ込んでも一緒。お金ではなくて心の問題です。やっぱりそうだなと。僕らみたいに年金で生活している人を世話してくれるのが外国人の労働者というのはやっぱりまずいな、どうなるんだろうということでございます。すみません、長くなりましたけれども、「持続可能な家庭を作る」ということがいちばんかなと思います。

 

ナビゲーター(岡田)どうもありがとうございました。改めて、笠松さんに拍手でお礼をしたいと思います。それでは、休憩を経て後半の方に入っていきたいと思います。

平成29年8月12日


利権の復活 (PHP新書) 新書 – 2013・10・16 古賀 茂明 (著) お客様は、2014/5/8にこの商品を注文しました。 容紹介


「私たちの暮らし向きがよくなるかも。安倍さん、抵抗勢力に負けずにガンバレ!!」――多くの日本人はいま、安倍総理の改革に期待を膨らませているはずだ。東京へのオリンピック招致も決まり、消費増税アレルギーはどこへやら、自民党政権はますます追い風に乗っている。

 ところが……。そんな安倍人気の背後で、官僚・族議員がいま、利権の温存・拡大をめざして不穏な動きを活発化させはじめた。いや、その安倍人気こそが、巧妙に仕組まれた出来レースの可能性があるのだ。

 「このままではたいへんなことになりますよ」――マスコミを使って私たちの不安を煽る。決してウソをついているわけではない。むしろ国民が思わず納得するようなレトリックを駆使し、進んで彼らの片棒を担がせるかたちに仕向ける巧妙な詐術がそこにはある。原発再稼動、TPP参加、アベノミクス……いかにも「国民のため」の改革であって「聖域はない」と謳いながら、そのじつ既得権には手をつけない。政官財一体となった利権の構造は、このまま焼け太りつづけるのか? 日本の政治が逆戻りしていないか?

 元・改革派官僚が、ニュースで報道される政治的発言の真意と裏の構造を読解。「国民のため」の裏に潜む利権の構造を暴く。また、メディア戦略を駆使する政治家の象徴でありながら、安倍政権とは対極にある橋下徹氏のレトリックにも言及。

 使われるメディア、騙される国民――そう、私たちは騙されつづけているのかもしれない。


内容(「BOOK」データベースより)

使われるメディア、騙される国民。安倍人気の背後で官僚・族議員が焼け太る。私たちの不安を煽り、進んで利権の片棒を担がせる催眠手法。橋下徹氏のレトリックも分析。

新書: 269ページ出版社: PHP研究所 (2013/10/16)言語: 日本語

発売日: 2013/10/16日内容紹介

「私たちの暮らし向きがよくなるかも。安倍さん、抵抗勢力に負けずにガンバレ!!」――多くの日本人はいま、安倍総理の改革に期待を膨らませているはずだ。東京へのオリンピック招致も決まり、消費増税アレルギーはどこへやら、自民党政権はますます追い風に乗っている。


 ところが……。そんな安倍人気の背後で、官僚・族議員がいま、利権の温存・拡大をめざして不穏な動きを活発化させはじめた。いや、その安倍人気こそが、巧妙に仕組まれた出来レースの可能性があるのだ。


「このままではたいへんなことになりますよ」――マスコミを使って私たちの不安を煽る。決してウソをついているわけではない。むしろ国民が思わず納得するようなレトリックを駆使し、進んで彼らの片棒を担がせるかたちに仕向ける巧妙な詐術がそこにはある。原発再稼動、TPP参加、アベノミクス……いかにも「国民のため」の改革であって「聖域はない」と謳いながら、そのじつ既得権には手をつけない。政官財一体となった利権の構造は、このまま焼け太りつづけるのか? 日本の政治が逆戻りしていないか?

 


元・改革派官僚が、ニュースで報道される政治的発言の真意と裏の構造を読解。「国民のため」の裏に潜む利権の構造を暴く。また、メディア戦略を駆使する政治家の象徴でありながら、安倍政権とは対極にある橋下徹氏のレトリックにも言及。

 使われるメディア、騙される国民――そう、私たちは騙されつづけているのかもしれない。

内容(「BOOK」データベースより)

使われるメディア、騙される国民。安倍人気の背後で官僚・族議員が焼け太る。私たちの不安を煽り、進んで利権の片棒を担がせる催眠手法。橋下徹氏のレトリックも分析。

新書: 269ページ出版社: PHP研究所 (2013/10/16)言語: 日本語

発売日: 2013/10/16  


安倍政権のレトリックとその本質 −この国に自己浄化は無理なのか?, 2014/4/17

レビュー対象商品: 利権の復活 (PHP新書) (新書) 時は刻々と消費されていく。私たちに残された時間はさほど長くない。 ・・が本書のエピローグである。

原発事故はその真の原因とそのメカニズムが解明されないまま、帰宅の見通しさえ得られない多くの人々を残したまま、またシビアアクシデントが起こった場合の現実的な避難計画などの立案さえできないまま、なし崩し的に再開に向けて舵が切られている。

 この本を読むとこうした国民に背を向けた政策が着々と実現されていく、なぜ、どうして、どういう風にといったことが明快になる。安倍政権はその利権構造を守るために国民を誘導したり欺く手口が、より高度になってきている。巧みに世論を誘導しながら裏では既得権益や利権を温存し、しかも自分たちが改革派であるかのように装うことを可能にするほどまでに高度化した権力の「詐術」ともいえる今日の権力構造の一つ一つを明快に切り捨てている。


 マスコミはどうしてこうした古賀さんが喝破する現実を鋭く報じないのか、もっとも大きな問題は、日本ではマスコミ自体が権力に取り込まれ、本物のジャーナリズムは片隅に追いやられて、一方でネトウヨと呼ばれる連中が勢力を拡大しているといった点にあるのではないか。

 いつの時代にも旧守波と改革波の争いはあった。現在の問題はその最大の利権が公僕とはうらはらの官僚機構そのものであり、政治家を取り込み、特に経済団体の利権と結びつきそれが電力労連といった労働団体も取り込んで世論にもかかわらず、国会、政府レベルでは一方的な政策がまかり通るという強固な権力構造にあるのではないか。

 このまま騙され続けた場合、それは日本の将来にどのような結果をもたらすのか。われわれはどうすればその詐術に騙されなくなるのか、確かに、時間はなく、行きつく所まで行かざるを得ないのか、考えさせられる本である。


 TPPについて、古賀さんが賛成とはちょっと意外な気もしたが読んでなるほどと思わされた。しかしショック療法も時に必要であり、利権に胡坐をかく人たちを排除していくことは必要である。が、犠牲になるのはむしろぎりぎりの生活をしている人たちが破綻に追い込まれていくことではないだろうか。セーフティネットだけでなく、食料・エネルギーの自給体制を含む日本の産業構造のグランドデザインを描きつつ推進していくことが重要ではないか、と思わされた。


 いずれにしても古賀さんのように、官僚機構そのもの・その特性を熟知し、鋭く本質を喝破していく人の言論を確保していくことが我々の最低限の義務かもしれない。

安倍政権のレトリックとその本質 −この国に自己浄化は無理なのか?

投稿者タローとハナコ2014年4月17日

時は刻々と消費されていく。私たちに残された時間はさほど長くない。 ・・が本書のエピローグである。

原発事故はその真の原因とそのメカニズムが解明されないまま、帰宅の見通しさえ得られない多くの人々を残したまま、またシビアアクシデントが起こった場合の現実的な避難計画などの立案さえできないまま、なし崩し的に再開に向けて舵が切られている。


 この本を読むとこうした国民に背を向けた政策が着々と実現されていく、なぜ、どうして、どういう風にといったことが明快になる。安倍政権はその利権構造を守るために国民を誘導したり欺く手口が、より高度になってきている。巧みに世論を誘導しながら裏では既得権益や利権を温存し、しかも自分たちが改革派であるかのように装うことを可能にするほどまでに高度化した権力の「詐術」ともいえる今日の権力構造の一つ一つを明快に切り捨てている。


 マスコミはどうしてこうした古賀さんが喝破する現実を鋭く報じないのか、もっとも大きな問題は、日本ではマスコミ自体が権力に取り込まれ、本物のジャーナリズムは片隅に追いやられて、一方でネトウヨと呼ばれる連中が勢力を拡大しているといった点にあるのではないか。


 いつの時代にも旧守波と改革波の争いはあった。現在の問題はその最大の利権が公僕とはうらはらの官僚機構そのものであり、政治家を取り込み、特に経済団体の利権と結びつきそれが電力労連といった労働団体も取り込んで世論にもかかわらず、国会、政府レベルでは一方的な政策がまかり通るという強固な権力構造にあるのではないか。

 

このまま騙され続けた場合、それは日本の将来にどのような結果をもたらすのか。われわれはどうすればその詐術に騙されなくなるのか、確かに、時間はなく、行きつく所まで行かざるを得ないのか、考えさせられる本である。

 

TPPについて、古賀さんが賛成とはちょっと意外な気もしたが読んでなるほどと思わされた。しかしショック療法も時に必要であり、利権に胡坐をかく人たちを排除していくことは必要である。が、犠牲になるのはむしろぎりぎりの生活をしている人たちが破綻に追い込まれていくことではないだろうか。セーフティネットだけでなく、食料・エネルギーの自給体制を含む日本の産業構造のグランドデザインを描きつつ推進していくことが重要ではないか、と思わされた。

いずれにしても古賀さんのように、官僚機構そのもの・その特性を熟知し、鋭く本質を喝破していく人の言論を確保していくことが我々の最低限の義務かもしれない。4章まで読めばいい

投稿者ごとけん2015年12月7日

4章ぐらいまでは非常に説得力があって納得できる内容ですが、憲法改正のの章は、単純に古賀さんの個人的信条を羅列しているだけで何ら説得力がありませんでした。「安倍政権は改憲草案の中でレトリックを駆使している」という部分には納得出来ますが、改正の是非については完全に感情論で論理も穴だらけ。自分はどちらかと言えば護憲派ですが、流石に書いてあることに中身がなさすぎだと感じました。

 

前半部分の良さと後半部分の残念さで星3つです。

ブレない脱藩官僚 

ブレない、主張にほぼ同意出来るから。そして、古賀さんが退官する前に提言していた東電破綻処理。ある意味古賀さんはコーポラティズム(政府と企業の癒着)により今もテレビ出演等に圧力を掛けられているのだろう。

さて、本書である。官僚の霞が関文学あるいは霞が関レトリック(原さんの本でも書かれていますが)、専門家の東大話法が徐々に政治家にも浸透してきている(官僚出身の議員の存在)。またそんな官僚に洗脳され利用される政治家。法律を作る官僚がまさに省益重視で進んだらどうなるのか?そんな未来像を綴っています。その源流あるいは根本になにがあるのか? それが既得権益である。そして公務員自体という既得権益。

 

減税という国民全体へのばら撒きでは議員や官僚は何も得をしない。一部の業界が減税となると議員にも官僚にも美味しいという現実。そんな利益誘導型な政治を既得権益グループ(たとえば医師会、農協等)と官僚にいいように利用されている「市民団体」もある。

2項対立的判断の危うさ(対立の構図)をわざと作りだしている可能性として、正義の味方:規制委員会、悪魔の手先:原子力ムラを筆者はあげている。TPP反対に潜む既得権益も注意が必要。(ブランド化を拒む農協)政治ショーと化した医薬品ネット販売の裏側。産業再生機構の成功の陰にある官の排除。極力天下りの排除、4年で利益を出して廃止。

 

安倍外交の脆弱さ。外との闘いでは勇ましい言葉、内なる闘いであるはずの既得権益には?

橋下大阪市長評価も的を得ていると思う、なぜ人気が落ちたか。そしてその才能とは。

最後に古賀さんが書く。時は刻々と消費されていく。私たちに残された時間は、さほど長くはない。2013年9月。時宜を得た警世の一書

投稿者井上喜由2013年11月30日

形式: 新書

この書は自己の安堵を求めない精神力の稀に強靭な著者により表されている。

テーマは歴史的暗部の既得権を打破する事。まず冒頭プロローグの結句が光彩を放つ。「私たちの成熟こそが、この国を変える真の力となる」衆愚政治への戒めか。日本の危機は不条理な政、官、財により、それらの為のそれらの意思のみにより運営され、国民の心を離れたところで蠢いている。

即ち私達、民衆の知力・発信力がそれらに劣後しているのではないか、だから成熟が必要と。

「安倍政権を支える政治家や官僚はレトリックで巧妙に民を惑わす」その巧妙さはマスコミさえも呑みこむ。それらの言葉の裏に潜む真意を見破る事が肝要。

「安倍自民党政権となって原発維持、推進へと再び進路を転換し、再稼働にひた走っている」政、官、財(電力会社等)、学者、マスコミによる原子力ムラ(癒着構造)の復活であると喝破する。有数の地震大国、過去に昭和新山、近くは昨年11月21日小笠原での噴火による新島の出現。我が国と周辺に安定の地盤は皆無。一方、核燃料廃棄物における地層処理の管理期間は10数万年以上の歳月が要る。この魔力度には気が遠くなる。

更に原発セールスマンはその国に於ける核兵器転用の危険も携行する。人類史上、唯一の被爆国が核兵器の素を売り歩く鈍感さ。「原発を規制すべき原子力委員会の構成人員は裁決で多数が得られるよう推進派のメンバーを組み込む、故意に」と述べる。これでは単に気勢委員会だ。

TPPでは「日本側が米国自動車産業に特別扱いを認める約束をしたことで、更に日本に対する理不尽な要求を呼び起こす」と。米国での自動車輸入関税は米の要求通り、高率を設定し我が国からの輸出を阻止。更に日本の軽自動車制度を廃止すべきだとの要求も出た。廃止は荒唐無稽だが、その影響か来年は軽自動車税だけが増税の模様。先々、米(コメ)を始め農業の危機が類推される。

他に「諸悪の根源は東電の破綻回避」、「尖閣で米国が助けてくれる補償はない」、無駄な「国土強靭化」、勘違いを誘う「国民所得150万円増加」、憲法は「押し付けなのか」、国民の意思に反する「憲法96条改正」、「橋下氏が生き残る道はある」等々、当面している国家の危機に有効な提言を縷縷述懐している。

結びで著者は「私たちは迷える羊にならないために、一人ひとりが自力で考えることから始めるしかない。そしてみずから進む方向を見極めることだ。」と述べている。みずから進む方向は、他ならぬ自身が研鑽・監視を強靭化し、薄闇を漆黒に化する非合理な政治家、官僚、財界人の既得権益システムを根から再構築する他に術はない。啓発を与えて戴いた著者の思考、論述に感謝。

義務かもしれない

投稿者ドニドニ2015年6月11日

こういった官僚やマスコミを含めた利権構造を知っていることは、この国で暮らす人の義務かもしれないと考えさせられます。更に深く、問題は形成されていそうなので引き続き情報発信頂けるとありがたいと思いました。

現在の政治状況を俯瞰する好著

投稿者哲郎2013年11月19日

安倍政権が旗印とする政策がいずれも周回遅れの大時代的な内向き発想に起因していることを明快に解き明かしている。さまざまな現下の政策課題を整理してくれる良い参考書。評者は、さるドイツ人とデンマーク人の新聞記者から最近質問を受けた。「脱原発の世論が70%(少なくとも60%)あるにもかかわらず、その渦中における総選挙でなぜ脱原発を掲げる政党が伸びないで、原発推進を掲げる自民党が伸びたのか」というもの。返答に窮した。

野党が政策としての対抗軸(ハト派で小さな政府=第4象限のポジション)を明確に持たないので有権者の期待を集約しきれていないという分析には教えられた。

まさかと思ったが本当にそうだった!

投稿者巴。2015年3月31日

読んでムカムカした。国民があって国がある。利権のために国民があるんじゃない。ほんの一握りのを潤すために弱者の税金が使われるとは理不尽だ。国民に向き合わない安倍総理の嘘、天下り先を作る官僚、政府よりで真実を伝えないマスコミ、すべてが戦前の雰囲気が漂よわせている。 官僚出身でなければリアリティーに欠けたと思う。時代劇のように現代のお代官さま(官僚)は傷つかないのだろうか?こんな世の中をひっくり返してやりたい!そう思うのは自分だけだろうか?

面白く且つわかりやすい。多くの人に読んでもらいたい良書である

投稿者開成健児2013年12月17日

 ベストセラーになった著者の前著「日本中枢の崩壊」や「官僚の責任」より、更にもう一段面白かった。ハイレベルな内容にもかかわらず、あっという間に読み終わってしまったのもそのためであろう。

 官僚のレトリックを駆使し始めた政治家達の分析を手始めに、東電問題から、TPP、原発、アベノミクス、憲法問題、汚染水問題に至るまで時事的且つハイレベルな論点が多岐にわたり、明解且つ論理的に分析されており、非常に面白いものとなっている。「日本中枢の崩壊」や「官僚の責任」で満足できなかった人にも間違いなく面白いと感じられると思う。かつて行政に携わり、官僚の姿を垣間見、現在は法律の仕事に携わっている小生としても、著者の古賀茂明氏の言説にはなるほどと思う点が多い。

 古賀氏は、経済産業省の改革派官僚として時の人となり、自らの信念を曲げなかったため退官に追い込まれた後も、その知性と幅広い経験に根差した各種の政策提言を行い、TVのコメンテーターとしても活躍しているようであるところ、政治家に取り込まれ本来のあるべき姿を見失ってしまったマスメディアに対する舌鋒鋭い批判も、氏の信念を裏付けるものと見受けられる。

 さらに、レトリックに溺れた橋下市長についての冷徹な分析は近くで同市長を見ることの出来た古賀氏ならではのものと思われ、大変興味深かった。

 是非とも多くの人に読んでもらいたい良書である。

安倍総理の"国民のため"にだまされないために。

投稿者amazonカスタマー2014年10月19日

形式: 新書

最近の政治家は、記者会見やニュースでは「国民のため」と言いながら

政策ではまったく正反対の方向に進むことが不思議で不思議で仕方なかったのだが

その裏側、仕組みについてテーマ別に分かりやすく解説された一冊。古賀さんの本を読むのは3冊目だが、どれも主張が一貫している上に国民目線の常識的な感覚で書かれているためとても好感が持てる。

 

以前は官僚が政治家を操るために使っていた"言葉のレトリック"を安倍政権では政治家も使うようになり、国民を欺きはじめた。

細かいニュアンスを多用し、上手に言いくるめるやり方で「ウソはついていない(が、本当のことも言っていない)」というやつだ。そして、政治がもっていきたい方向の反対勢力とメディアも上手に利用して、世論を自分たちの方向に導くことにも注力している様子が分かる。

 

つまり"どうしたら国民のためになる政策ができるか"ではなく"どうしたら自分たちにとって有利な政策を、国民に納得させられるか"を考えているのである。国民不在も甚だしく、霞ヶ関ムラがそんなことに頭を使っているかと思うと本当にガッカリする。

いわゆる倫理観の欠如、モラルハザードである。これが税金から高給をもらっている国民の代表がやることかと思うし、そのような利己的な人達がいると思うと、なんだか本人がかわいそうでならない。

 

今の制度の中で抵抗する方法はただ1つ。彼らの戦略に引っかからないように、自分で調べて自分の頭で考えて、一人一人が自分の意見を持つことだ。決してテレビや新聞の情報を鵜呑みにしてはいけない。

 

そうして抵抗していかなければ、私たちや子孫の世代が受け取れるはずの豊かさが気付かぬうちに政治家や特定の企業に奪われてしまうのだ(既に奪われているが)。

明日の社会を創る一歩を

現在の政治状況を俯瞰する意味で、とてもいい本だと思います。情報量が多くて、しかもフォーカスがしっかり定まっています。普段、ニュースなどの情報をみながら、また仕事で直接関係するところのものから不思議に思っていたことのいくつかが、この本を読んでいて明確になりました。日本社会がどうなっているのか、そしてどうなっていくべきなのかを考えさせてくれます。

 

時は刻々と消費されていく。私たちに残された時間はさほど長くない。 ・・が本書のエピローグですが、古賀さんがこの本を書かれてから、今現在でもう1年が過ぎようとしています。私自身も古賀さんと同じこの現代日本社会に生きている人間として、明日の社会を創る一歩を歩んでいきたいと痛切に思います。

0:40 2017/07/08

 

 

藤原和博氏 アイディアを豊かにし、イノベーションを起こすには?

https://youtu.be/VRPm0gsryI8

4:30 2017/06/30

藤原 和博氏 世の中を"教育”で変えるにはどうしたらいいか?(あすか会議2014)

https://youtu.be/a64sUApP--w

4:31 2017/06/30

 

藤原和博の必ず食える1%の人になる方法 単行本 – 2013/8/30

藤原 和博 (著) 内容紹介

【キングコング西野亮廣さん激賞!「バチクソに面白いから、絶対に読んだほうがいい!」】

【驚異のロングセラー!最近1ヶ月だけでも1万部の大増刷!売れています!】

 

リクルートの営業+和田中の校長として30年間、見てきた結論!

「100人に1人」なら、無理しなくても、誰でもなれるし、食べていける!

 

特別な才能はいらない。たった7つの条件をクリアするだけ。

4つのタイプ【価値観×志向】別に、7つの条件を徹底解説!

 

あなたはどのタイプで「100人に1人」をめざす?

 

*「経済的価値」(給料、年収、おかね)を重視する? しない?

*「権力(サラリーマン)」志向? 「プロ(独立)」志向?

 

序章 すべての人に共通する3つの条件 →p39へ

――まずは3条件をクリアして「8分の1」の人になれ!

第1章 A「経済的価値×権力志向」(社長タイプ) →p55へ

――「力」を求める人の4つの条件

第2章 B「経済的価値×プロ志向」(自営業タイプ) →p113へ

――「技」を求める人の4つの条件

第3章 C「経済以外の価値×権力志向」(公務員タイプ) →p171へ

――「つながり」を求める人の4つの条件

第4章 D「経済以外の価値×プロ志向」(研究者タイプ) →p193へ

――「好き」を求める人の4つの条件

 

内容(「BOOK」データベースより)

世界をまたにかけて活躍するグローバル・スーパーエリート以外の人たちが生き抜くための極意。それは1%の人、すなわち「100人に1人」のレアな人になることです。いいですか、「1万人に1人」ではありません。「1000人に1人」でもない。「100人に1人」になることなのです。この本で紹介するたった7つの条件さえクリアできれば、誰でも1%の人になれます(「はじめに」より)。

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登録情報 単行本: 231ページ出版社: 東洋経済新報社 (2013/8/30)

言語: 日本語発売日: 2013/8/30

目次

序章 すべての人に共通する3つの条件―まずは3条件をクリアして「8分の1」の人になれ!(パチンコをするか、しないか―パチンコをしない人になれ!

ケータイゲームを電車の中で日常的にするか、しないか―ゲータイゲームを電車の中でしない人になれ!

本を月1冊以上読むか、読まないか―本を月一冊以上読む人になれ!)

第1章 経済的価値×権力志向→社長タイプ―「力」を求める人の4つの条件(会社で作業をする人か、仕事をする人か―会社で仕事をする人になれ!

営業力・プレゼン力・交渉力があるか、ないか―営業力・プレゼン力・交渉力を身につけろ!

「正解主義」「前例主義」「事なかれ主義」を打ち破れるか、否か―正解主義、前例主義、事なかれ主義を打ち破れる人になれ!

合わない上司がいるか、いないか―上に行けば行くほど、上司が最大のリスク)

第2章 経済的価値×プロ志向→自営業タイプ―「技」を求める人の4つの条件(社内自営業者になれるか、なれないか―社内自営業者になれ!

1万時間で技術を身につけたか、身につけていないか―1万時間で技術を身につけろ!

知名度があるか、ないか―知名度を上げるために、小物にこだわれ!

自由、寂しさにたえられるか、たえられないか―自由、寂しさにたえられる人になれ!)

第3章 経済以外の価値×権力志向→公務員タイプ―「つながり」を求める人の4つの条件(組織に必要とされる最低限のスキルを身につけられるか、否か―組織に必要とされる最低限のスキルは身につけろ!

ムダな時間にたえられるか、たえられないか―ムダな時間にたえられる人になれ!

組織以外のリアルなコミュニティーに属しているか、いないか―組織以外のリアルなコミュニティーに属せ!

仕事以外で他者からクレジット(信任)を得られるか、得られないか―仕事以外で他者からクレジットを得られる人になれ!)

第4章 経済以外の価値×プロ志向→研究者タイプ―「好き」を求める人の4つの条件(一生を捧げてもいいと思えるほど好きなものがあるか、ないか―まずは一生を捧げてもいいと思えるほど好きなものを見つけろ!

結婚するか、しないか―経済的基盤は結婚相手に助けてもらえ!

家賃があるか、ないか―固定費を下げるため、家やマンションは絶対買うな!

あなたのファンをつくれるか、つくれないか―あなたのファンをつくれ!)

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藤原 和博 (著) 5つ星のうち 3.3レビューをすべて見る (44件のカスタマーレビュー

遅ればせながら読了。

Amazonのレビューが5と1に分散していて面白い。わたしは、3をつけますが。

本書を評価しない人は、以下のような人々だろうか。すなわち、

・すでに成功を手にしていて、独自の成功哲学を持ち、現状に満足している人

・パチンコやスマホゲームのヘビーユーザー

・現状の打開ができずに途方に暮れ、自己啓発本を買ってきては難癖つける非正規労働者や万年サラリーマンである。

100人に一人、という言い方はメタファーなのに、算数的におかしい!と難癖つけるレビュワーもおられて笑った。ふだんの仕事でも、そういう細かいこと言っては嫌われているタイプであろう。

 

複雑なものを複雑なまま認識するのもいいけど、本書のマトリクスのように物事を単純化してモデル化して眺めてみることも時には必要。

 

その意味で本書は、普段目の前の仕事に執着しがちな目線を、大きな方向感の目線に戻してくれる刺激となる。

 

しかし、著者の新自由主義的な考え方には同意できない。何でもかんでも規制緩和し改革すればいいというものではない。

今後、上流層と底辺層に分かれるからこうせよ、という指南ではあるが、そもそも、「分かれる」のではない。

つまり、著者らのもつ新自由主義的な思想が、日本全体を上流層と底辺層に「分けた」のだ。

外部要因によってそうなったのではなく、人為的にそうした(または、している)のである。

その意味で著者の書くものは、マッチポンプである。上流と底辺に格差が広がるような活動をしておいて、格差が広がってきたところに本書のような解決本を出す。

本書に限らず、そういうタイプのスタイルを持つ書籍ややり方は、リクルート系や経営コンサル系の人に多いよね。

なのに、本書のようなものに、「100人に一人を2領域でやると、一万人に一人になるのは算数としておかしい!」というようなガチでクレームつけるようは輩がいるのはびっくりだ。

そういう輩は、著者のようなマッチポンプ商法に長けた連中におそらく一生支配し続けられることだろう。

むしろ、そういう輩は、このマッチポンプ商法に学ぶべきであろう。

SURF

投稿者voyager2016年1月1日

形式: 単行本

年末だと言うのに、注文翌日に届きました。内容は、会社・仕事上での参考になりますよ。正解主義をぶちやぶれ

投稿者蒼想庵2017年1月31日

キングコング西野さんの魔法のコンパスを読んで、この方のお話がでてたので、読んでみたくて購入しました。

 

西野さんのお話の方では、1万時間の法則を使って100人に1人になって、もう1つの分野でも1万時間で100人に1人、合わせて1万人に一人の人になって食える人になる。って感じで書いてあったのですが、そればかりがメインではない本でした。

 

個人的には、その話をもっと事例とか含めてもっと聞いてみたと思ったのと、初めて民間人で学校の校長になったという人のお話が聞きたかったのですが、少しイメージと中身が違った印象を受けました(僕の先入観のせいですが)

 

お話の中で印象的だったのが、日本の教育「先入観をぶちやぶれ」ってお話。

走れメロスで、テストの問題が「メロスの気持ちに近いものを4つの中から選べ」っと言う問題で、正解を選ばせる方式の問題が、こどもには正解は1つだけでそれ以外は間違いという固定観念を与えている事を危惧するお話。

 

以前聞いたフィンランドの教育のお話では、ちゃんと理解するために回答は選択式ではなく、すべて記述式になっていると’フィンランドの生徒’が話をしていた。

 

気持ちなんてものは、いろんな形をしていて当然なのに「こういう気持ちが正解である」っていう教育はものすごく怖い、半ば洗脳に近いことを日本の教育ではやっているんだな><っと気付かされました。

 

それと同じような問題で、震災の際に現地の人に食べてもらいたいと700個のロールケーキを手作りされたのを、現地に届ける仕事をひきうけた人が8Hかえて現地に到着して渡そうとすると、ここの収容所には800人いるからそのケーキは受け取れないとつっかえされる話。このお話は面白いな♪っと思いました。これから割り切れない問題がたくさん出てくる世の中にでていく子供達に、正解主義が人の想いさえも踏みにじってしまうことがある事。幸せに生きるには答えは1つだけでないことを伝えてあげたいと思いました。

東日本大震災から1ヶ月ほど経った頃。

仙台出身の立花貴くんが被災地のボランティアをしている時に、東京のパティシエさんから「被災地の子供達に甘いものをたべさせてあげたい」とロールケーキを徹夜で700個作り立花くんに託しました。

立花くんは被災地まで8時間かけて車で運びました。

現地について、避難民がいる避難所にロールケーキを持っていった所、うけとってもらえませんでした。

避難所の責任者が「うちは800人います、700個では100個足りないから受け取れません」と拒否されたのです。

驚いたことに、この避難所だけではありませんでした。

立花くんが車を飛ばしてあちこちの避難所にもっていくと、2分の1の確率で断られたそうです。

 

いったいなんでそんなことになったのでしょう?

それは「正解主義」「前例主義」「事なかれ主義」にとらわれているからです。

「800人には800け」という答えしかない「正解主義」

過去に受け取ったことがないから受け取れないという「前例主義」

受け取って避難民から何か文句を出たら困るという「事なかれ主義」

これはそのまま日本の教育現場のカルチャーの問題でもあります。立花くんの運んで断られた避難所の多くは、学校の教頭先生が責任者を務めていた所でした。なぜもっと融通を利かせたり、イマジネーションを働かせることができないのでしょう?

 

・あなたなら「800分の700個問題」にどう対応しますか?

タイプC Dがポイントかと

投稿者Amazon カスタマー2017年4月9日評価が低いのが気になりレビューします。

 

この本のポイントは、経済的価値以外を求める人がどうやって食っていくかを示している点かと思いましたが。

 

要するに会社や親や結婚相手にパラサイトして生きるのもありっちゃあり、と明言してますね。若干新しさはないけど、能力の無い人ほど生きるためには組織や家族やコミュニティに属す必要があるので(内田樹 『下流志向』を参照)、その点を若い世代に認識させる意味があるかと思いました。

 

また、パチンコして、電車の中でケータイゲームして本を全く読まない人は私も関わりたくないので、はじめの3つの質問は痛快でした。

 

下流に落ちない具体的なアクションポイントが

上の3つなのではないかな?

4:59 2017/06/30

 

 

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書) 新書 – 2017/6/14

河合 雅司 (著) 容紹介

日本が人口減少社会にあることは「常識」。だが、その実態を正確に知る人はどのくらいいるだろうか?

人口減少に関する日々の変化というのは、極めてわずか。ゆえに人々を無関心にする。だが、それこそがこの問題の真の危機、「静かなる有事」である。

 

書店には、人口減少・少子高齢社会の課題を論じた書物が数多く並ぶ。しかし、テーマを絞って論じるにとどまり、恐るべき日本の未来図を時系列に沿って、かつ体系的に解き明かす書物はこれまでなかった。それを明確にしておかなければ、講ずべき適切な対策とは何なのかを判断できず、日本の行く末を変えることは叶わないはずなのに、である。

 

本書が、その画期的な役目を担おう。

第1部は「人口減少カレンダー」とし、年代順に何が起こるのかを時系列に沿って、かつ体系的に示した。未来の現実をデータで示した「基礎編」である。第2部では、第1部で取り上げた問題への対策を「10の処方箋」として提示した。こちらは、全国の公務員・政策決定者にも向けた「応用編」と言える。

 

これからの日本社会・日本経済を真摯に考えるうえでの必読書!

 

 

<主な内容>

第1部 人口減少カレンダー

2017年 「おばあちゃん大国」に変化

2018年 国立大学が倒産の危機へ

2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ

2020年 女性の2人に1人が50歳以上に

2021年 介護離職が大量発生する

2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する

2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる

2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ

2025年 ついに東京都も人口減少へ

2026年 認知症患者が700万人規模に

2027年 輸血用血液が不足する

2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える

2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる

・・・ほか

 

第2部 日本を救う10の処方箋 ――次世代のために、いま取り組むこと

「高齢者」を削減/24時間社会からの脱却/非居住エリアを明確化/中高年の地方移住推進/第3子以降に1000万円給付

・・・ほか

内容(「BOOK」データベースより)

2035年、首都圏も高齢者が激増!「日本を救う処方箋」も本書で提言。

商品の説明をすべて表示する

 

登録情報 新書: 208ページ出版社: 講談社 (2017/6/14)

言語: 日本語・発売日: 2017/6/14目次

はじめに

 

第1部 人口減少カレンダー

序 2016年、出生数は100万人を切った

2017年 「おばあちゃん大国」に変化

2018年 国立大学が倒産の危機へ

2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ

2020年 女性の2人に1人が50歳以上に

2021年 介護離職が大量発生する

2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する

2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる

2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ

 

20:08 2017/06/29

2025年 ついに東京都も人口減少へ

2026年 認知症患者が700万人規模に

2027年 輸血用血液が不足する

2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える

2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる

2035年 「未婚大国」が誕生する

2039年 深刻な火葬場不足に陥る

2040年 自治体の半数が消滅の危機に

2042年 高齢者人口が約4000万人とピークに

2045年 東京都民の3人に1人が高齢者に

2050年 世界的な食料争奪戦に巻き込まれる

2065年~ 外国人が無人の国土を占拠する

 

第2部 日本を救う10の処方箋 ――次世代のために、いま取り組むこと

 

序 小さくとも輝く国になるための第5の選択肢

1・「高齢者」を削減

2・24時間社会からの脱却

3・非居住エリアを明確化

4・都道府県を飛び地合併

5・国際分業の徹底

6・「匠の技」を活用

7・国費学生制度で人材育成

8・中高年の地方移住推進

9・セカンド市民制度を創設

10・第3子以降に1000万円給付

 

おわりに 未来を担う君たちへ

 

結びにかえてMITONパパ, 2017/6/19

投稿者 

レビュー対象商品:

未来の年表 人口減少日本でこれから起きること (講談社現代新書) (新書)

筆者が少子化問題について様々な提言をしていることは新聞やネットで存じていましたが、今回の「未来の年表」は衝撃的でした。時系列で少子高齢化を説明した本は今まで無かったのではないでしょうか。人々はとかく目先の景気や生活については敏感ですが、10年、20年または半世紀先について考える人は少ないと思います。2027年輸血用血液不足、2040年自治体の半数が消滅などはセンセーショナルでした。ただそのあとの「日本を救う10の処方箋」については非常に大胆な発想でした。「高齢者を削減」「中高年の地方移住推進」などは非常に興味深く、実際に「CCRC」が実現できれば地方の活性化にもつながると思いました。最後に筆者が若者に向けてのメッセージを見た時にこれは若者だけへのメッセージではなく、一般人に対してのメッセージなのではないかと感じました。筆者の日本の将来に対する熱い思い(または憂い)が感じられました。難しい問題ですが、非常に読みやすく、大学生または中高校生にも読んで欲しい本です。

平成29年6月29日

 

日本の少子化 百年の迷走: 人口をめぐる「静かなる戦争」 (新潮選書) 単行本 – 2015/12/22

河合 雅司 (著) 内容紹介

今日の深刻な少子化は、「人口戦」の敗北から始まった――。日本の人口の減少速度はこれからさらに加速し、毎年数十万人単位で減り続けることになるという。戦争でもこれほどまでの急減をもたらすことはないだろう。一体なぜ、ここまでの惨状を招いてしまったのか? ――実は、そこには国家の衰退を根幹から導くよう、他国より仕掛けられた「静かなる有事」が存在した。驚きの裏面史。

内容(「BOOK」データベースより)

今日の深刻な少子化は、戦後GHQが仕掛けた「もう一つの日米戦」だった!明治から現在まで日本の歴史を人口の観点から顧みると、驚愕の真実が明らかに!

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登録情報

単行本: 294ページ出版社: 新潮社 (2015/12/22)言語: 日本語・発売日: 2015/12/22目次

はじめに “絶滅危惧種”としての日本人

第1章 人口過剰論の擡頭

第2章 「産めよ殖やせよ」への転換

第3章 敗戦後も続いていた“日米戦争”

第4章 「家族計画」という少子化推進策

第5章 少子化進めたオウンゴール

第6章 ようやく動き出した人口政策

終章 「静かなる戦争」を顧みる

‹  商品の概要に戻る 並べ替え: ベビーブーム急停車の時代背景がよくわかる!

団塊の世代をうんだ戦後のベビーブームの急ストップが優生保護法による堕胎と避妊の国家的奨励によってもたらされたという事実がよくわかり資料的価値が高い。GHQによる陰謀論に入れ込み過ぎている感もあるが、戦争直後の人口の急増と慌てふためく社会、フェミニズム論者の女性保護意識、さまざまな要素が取り上げられて、忘れらされていきつつある戦後の世相を伝えてくれている。未来の人口予測をもとに政策をたてる場合、その予測の結果が判明するまで何十年もかかるために、政策に恣意性を持ち込める(つまり自分のいいように予測を解釈できる)ことから、政策が右往左往するというメカニズムもよく書かれている。医師議員や産婦人科医による利益誘導的な優生保護法改正があったことも示唆されている。あの頃の日本は帰還軍医であふれていたのもまた事実。著者のこの先の少子高齢化にたいするペシミスティック一辺倒な見方は、結局それまでの政策の右往左往に通じるもののような気もして、著者は最後の部分で、やや感情的になったのかな・・と読んだ。

必要な視点

投稿者くまモンの力2016年8月5日

形式: 単行本

少子化に対してマスコミ や他の書籍ではなかなかない視点での本で有意義でした。この様な視点で見たら、少子化だけでなく、日本の社会のあり方も変えていく必要の一助になるかと思います。

 

ただ、他の方のレビューにあるとおり、読みにくい構成で、内容が良いだけに残念です。

「少子化」とは何か。

投稿者ペロリ帝徳2016年11月25日

形式: 単行本

税金で飯を食わねばならない官僚からすると確かに「少子化」は問題なのかもしれない。しかし子沢山の女性がたくさんいて女こどもがしゃかりきに働く社会とはまさしく後進貧困国の特徴である。もちろん北欧のように国家目標を打ち立て教育や福祉を充実させる社民主義的なやり方なら是非はともかくわかるのだが「少子化対策」という美名のもとに現役世代からまだ見ぬ未来の将来世代へ勝手に富を移動させる現状の日本国政府のやり方はただの暴力的社会主義、いわば少子化ファシズムで亡国の不安を煽り自らの権益を確保しようという「少子化するする詐欺」みたいなものかもしれない。

地球規模で見れば人口は60億人に爆発的に増加しているし、日本も江戸時代の2000万人からたった200年ほどで現在の1億人まで爆発的に増えているのだから、軽々しく少子化などと言えないはずである。因みに国は1億3000万人と発表しているが産まれたばかりの赤ちゃんや寝たきり老人を除けば1億人ほどであろう。マスコミも大本営発表よろしく迂闊に1億3000万などという数字を使っているが、日本の実態を誤って国民に伝えるもので罪が深い。

要するに「少子化」とは国が国民の財布に手を突っ込みマネーを絞り出すための言霊、マジックワードみたいなものなのだろう。

明治以降の人口政策について非常に詳しい本なのですが、、、

投稿者二郎丸2016年2月28日

明治以降の人口政策について非常に詳しい本なのですが、引用が非常に多くページの半分以上を占めているのがほとんどです。筆者の主張である「現在の少子化の原因はGHQの陰謀」だということを延々と引用文のみで説明されており読み進めるのが非常に厄介です。

主張はそのものは面白いものでしたが2章の途中までで読むのを諦めました。

目次を読んで内容は斜め読みで十分把握できます。

20:15 2017/06/29河合雅司カワイ・マサシ著者プロフィール

 

1963年、名古屋市生まれ。産経新聞社論説委員、拓殖大学客員教授、大正大学客員教授。中央大学卒業。専門は人口政策、社会保障政策。内閣官房有識者会議委員、厚労省検討会委員、農水省第三者委員会委員などを歴任。2014年、「ファイザー医学記事賞」大賞を受賞。主な著作に『中国人国家ニッポンの誕生――移民栄えて国滅ぶ』(共著、ビジネス社)、『医療百論〈2015〉』(共著、東京法規出版)、『地方消滅と東京老化――日本を再生する8つの提言』(共著、ビジネス社)など。

新刊お知らせメール

20:21 2017/06/29

自治体がひらく日本の移民政策-人口減少時代の多文化共生への挑戦 単行本 – 2016/7/1

毛受敏浩 (著) 内容紹介

加速化する人口減少と少子高齢化で労働力不足が深刻化する中、政府もいよいよ、本格的な外国人労働力の受け入れを検討しなければならない段階にきている。本書は、日本の多文化共生政策の歴史を踏まえ、各自治体の取り組みの事例を概観し、地域多文化共生制度の創設など自治体を軸に今後の移民政策の指針を示す。

著者について毛受 敏浩(めんじゅ・としひろ) 慶應義塾大学法学部卒業。米国エバグリーン州立大学大学院行政管理修士。桜美林大学博士課程単位取得退学。 兵庫県庁で10 年間の勤務の後、1988 年より公益財団法人日本国際交流センターに勤務し現在、執行理事。草の根の国際交流活動を中心に、知的交流を含め幅広い分野を担当。慶應義塾大学等で非常勤講師を歴任。現在、総務大臣自治体国際交流表彰選考委員、新宿区多文化共生まちづくり会議会長。2005 年、第一回国際交流・協力実践者全国会議委員長。著書に『人口激減─移民は日本に必要である』(新潮新書)『公務員のための外国語活用術』(ぎょうせい)『異文化体験入門』(明石書店)等。また最近の監訳書に『スモールマート革命 持続可能な地域経済活性化への挑戦』(明石書店)がある。

登録情報 単行本: 240ページ出版社: 明石書店 (2016/7/1)

言語: 日本語・発売日: 2016/7/1目次

第一章 人口減少は地方創生で解決可能か 加速する人口減少 自治体は消滅するか 地方都市と人口減少 政府による地方創生 まち・ひと・しごと創生本部とは 長期ビジョンと総合戦略の内容 自治体の対応 地方創生で人口問題は解決するか? 外国人の定住化という視点 第二章 多文化共生の変遷と多文化パワー 国際交流・協力の経験 姉妹都市交流 政府の関与 多文化共生の成り立ち 総務省の多文化共生への関与 「多文化共生推進プラン」への対応 多文化パワー 第三章 草の根の経験──外国人受け入れの現場から フロンティア精神が支える許容力 池田 誠(北海道国際交流センター 事務局長) 多文化共生社会を担う外国出身者コミュニティ 幕田 順子(公益財団法人福島県国際交流協会) 「人」を中心に、地域づくりからはじめる多文化共生 中村 則明(公益財団法人とやま国際センター) 多様性を生かしたまちづくりで外国人が活躍する社会へ 石塚 良明(浜松市国際課長) 外国人が活躍しやすい「場」を作る国際化戦略 戸田 佑也(あらまほし代表取締役) 「知」と「技」で地域を動かす外国人パワー 平田 景子(地域国際交流政策研究所) 「課題先取り型」で取り組む多文化共生の推進 髙原 義弘(公益財団法人北九州国際交流協会専務理事) コラム◎熊本地震での多文化パワー 八木 浩光(一般財団法人熊本市国際交流振興事業団事務局長) 第四章 自治体移民政策への道 多文化共生の限界 多文化共生は福祉政策か? 多文化共生はコストに見合うか? 自治体の移民政策とは 外国人誘致政策 人口政策の中の定住外国人 海外の自治体の活動 地域社会へのソフトランディング政策 潜在能力の活性化政策 国の移民政策の先導役として 自治体は移民、難民をどう考えているのか コラム◎アジア青年移民受け入れ事業

日本の将来について本気で考えるとき、避けて通れない「移民」の議論

著者の30年近くにわたる国際交流活動の経験と地域での豊富な多文化共生事例を論拠に、日本の人口減少問題の処方箋として地域における積極的な外国人の受入れを提案している。我が国では定住外国人の受入れ方針について、国民的合意がいまだ形成されていない。本書は、この国の行く末について真剣に考えるすべての人にとって、この問題と正しく向き合うための一助となる労作だ。

現政権は暫定的な外国人労働者受入れの拡充を進める一方、移民政策はとらないと断言しているが、実はそのときの「移民」という言葉には明確な定義がない。多くの国民は、昔、日本から米国や南米に家族ぐるみで渡航したような「永住を目的とした移住」を「移民」と考えているが、国連の定義では「出生あるいは市民権のある国の外に12カ月以上いる人」が移民であり、この定義では錦織圭も田中将大もれっきとした移民になる。そもそも定義の曖昧な「移民」を巡って、「移民政策をとらない」とか「移民受入れ反対」とかいう情緒的な意見が飛び交い、全く議論がかみ合っていないのが日本の現実である。そして、実証的根拠のない「空気」を背景に何となく、「移民政策は国民の間に抵抗感が強い」という世論が形成されている。さすがに、自民党の特命委員会でも「政府内で統一的な定義のない『移民』について『入国時に在留期間の制限がない者』との独自の定義を示す」ことを検討しているが、人口減少、地方消滅の国難にあたっては、正体のない「空気」を恐れず、きちんと国の現状を分析し将来を展望した外国人の受入れについて正面から前向きな議論をすることが何より大切だ。

難題の直視は自治体から

投稿者yukidaruma2016年7月11日

"多文化共生”とさらりと言われる昨今だが、実際に多文化が共生していくのはさまざまな努力、取り組み、意識のもちかたなどがあってこそ。それも国レベルよりも地方自治体レベルで行われていくことの現状と将来展望がよく書かれている本でした。特に印象に残ったのは、「やさしい日本語の活用」についてと、「おもてなしの次に目指すべきものは、お客様扱いではなくよき隣人として」というところでした。やさしい日本語の活用というのは、日本生まれの日本人にとっても非常に大事な点で(混迷深き日本語が多すぎます・・・)この視点はまたすべての人が生きやすい社会の根幹とも思いました。また、今とこれからの目の前にある課題から目をそれさずまっすぐに見つめて、簡単には解決がいかない問題にも関わっていくことの重要性を”よき隣人”となるための必要条件として感じました。直近の震災の事例なども加えられていることで、この本は、時の流れの中で日々動いているこの問題の状況を可視化しているとも思いました。

4:22 2017/06/30

 

 

田雲西アダン選定・平成29年6月29日

 

 

 

 

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平成29年6月22日

鈴木 美勝 SUZUKI Yoshikatsu

署名記事数:17 最終更新日:2016.01.06

時事通信解説委員。『外交』前編集長。早稲田大学政経学部卒業後、時事通信政治部に配属。ワシントン特派員、外務省、首相官邸、自民党各記者クラブキャップを経て、政治部次長、ニューヨーク総局長、解説副委員長、編集局総務、時事Janet編集長。著書に『いまだに続く「敗戦国外交」』(草思社)、『小沢一郎はなぜTVで殴られたか』(文藝春秋)など。

http://www.nippon.com/ja/authordata/suzuki-yoshikatsu/

7:48 2017/06/22

小沢一郎はなぜTVで殴られたか―「視える政治」と「視えない政治」 単行本 – 2000/12 鈴木 美勝 (著)

敗戦国コンプレックスに彩られた対米偏重外交では新時代のパワーゲームに参画できない!米中の圧力で頓挫した国連常任理事国入りの攻防をケーススタディに政治を安定させ明確な国家意志を持つのが日本の急務と説く刺激的な外政論

内容(「BOOK」データベースより)

アメリカ一極集中が終わりを告げ、国際政治のパラダイムは劇的に変わった。国民国家のパワーが低下し、複合企業体、反グローバリズムを唱えるNGO、宗教色の強いテロリスト、そしてサイバー空間でつながる世界規模の群衆が力を揮い始めた。「衆愚の時代」が幕を開けたのだ。外交においては敗戦コンプレックスを引きずり、国内政治をみれば機能不全に陥った日本は、この新たな時代のパワーゲームにチャレンジできるのか。政治・外交の現場を熟知するベテラン・ジャーナリストが、日本の国連常任理事国入り敗北の主要因となった米中「結託」の宿命、国際政治において進む地殻変動の構図を分析。次期米大統領選・ポスト胡錦涛始動の年、2012年までに政界再編による政治の安定と、政治主導の外交が実現しなければ、日本は存在感なき「流浪の国」に堕すと説く。いま最も先見性に満ちた日本外政論。

単行本: 296ページ出版社: 草思社 (2009/1/22)売日: 2009/1/22

目次

第1章ジャパン・ナッシング

第2章脱「対米偏重外交」

第3章覇権国家の圧力

第4章アフリカン・ファクター

第5章2005年の敗北

第6章巨大国家のDNA

第7章日本外政論

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7:50 2017/06/22

いまだに続く「敗戦国外交」(「衆愚」の時代の新外政論) [単行本] 鈴木 美勝 (著)

敗戦国コンプレックスに彩られた対米偏重外交では新時代のパワーゲームに参画できない!米中の圧力で頓挫した国連常任理事国入りの攻防をケーススタディに政治を安定させ明確な国家意志を持つのが日本の急務と説く刺激的な外政論

内容(「BOOK」データベースより)

アメリカ一極集中が終わりを告げ、国際政治のパラダイムは劇的に変わった。国民国家のパワーが低下し、複合企業体、反グローバリズムを唱えるNGO、宗教色の強いテロリスト、そしてサイバー空間でつながる世界規模の群衆が力を揮い始めた。「衆愚の時代」が幕を開けたのだ。外交においては敗戦コンプレックスを引きずり、国内政治をみれば機能不全に陥った日本は、この新たな時代のパワーゲームにチャレンジできるのか。政治・外交の現場を熟知するベテラン・ジャーナリストが、日本の国連常任理事国入り敗北の主要因となった米中「結託」の宿命、国際政治において進む地殻変動の構図を分析。次期米大統領選・ポスト胡錦涛始動の年、2012年までに政界再編による政治の安定と、政治主導の外交が実現しなければ、日本は存在感なき「流浪の国」に堕すと説く。いま最も先見性に満ちた日本外政論。

単行本: 296ページ出版社: 草思社 (2009/1/22)言語: 日本語

発売日: 2009/1/22

目次

第1章ジャパン・ナッシング

第2章脱「対米偏重外交」

第3章覇権国家の圧力

第4章アフリカン・ファクター

第5章2005年の敗北

第6章巨大国家のDNA

第7章日本外政論

5つ星のうち5.0

一気に読みました投稿者T2009年1月28日形式: 単行本 おもしろかった。一気に読みました。

日本の外交が国際的にみて、どんなレベルにあるのかが、よく分かる本です。何より、具体的な事例にもとづいて分析されているのが、優れた点と言えましょう。

特に 第4章 2005年の敗北 は、“痛快”とさえ言えます。

もちろん1国民としては、日本の外交レベルの低さに暗澹(あんたん)たる気分にもなりますが・・・。

日本の外交がどうあるべきかについては、様々な意見があると思います。しかし議論の前提として、現状に関する正確な認識が必要なことは言うまでもないでしょう。

新聞記者による外交に関するルポが大きな比率を占めるこの本は、その意味でいい本と言えるように感じました。

こういうことだったのか、と思わず唸りました。投稿者裕次郎2009年2月10日

中国、アメリカに関する本は溢れていますが、納得できる本に出会ったことはないんですよね。日米中関係って流行なんでしょうけど、どれもこれも国連の視点が抜けてる。それでいて国連の本は、日中関係なんて全く無関心だったりするんですね。どれも物足りない。

 

この本はひとあじ違う。国連安保理改革が中心テーマなんですけど、国連本にありがちなダンバートン・オークス会議から始めるなんてことしてない。日米中関係から始まって、分析の筆はアフリカにまで及んでいる。希有な本です。一気に読み終え、こういうことだったのか、と思わず唸りました。

特に「2005年の敗北」の章は読み応えがありますよ。ジャーナリストらしい緻密な取材に裏打ちされていて、迫力があります。安保理改革の挫折は、日本人として悲しいですけどね。

日本の戦略外交 (ちくま新書 1236)鈴木 美勝¥1,188

あやつられる難民: 政府、国連、NGOのはざまで (ちくま新書 1240)

戦争を始めるのは誰か 歴史修正主義の真実 (文春新書)渡辺 惣樹

アメリカ帝国の終焉 勃興するアジアと多極化世界 (講談社現代新書)

進藤 榮一

プーチンの国家戦略 岐路に立つ「強国」ロシア

7:51 2017/06/22

 

人通りが減った商店街で、なぜ「昔ながらの電器屋」が復活したのかビジネス2017.06.22 16 by 武田邦彦『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』 中野に行ったら立ち寄りたい、怪獣たちのいるところ

 

日本の地方都市にある商店街は、跡継ぎがいない、街の過疎化、不動産などが主な収入源になり商売を辞める店が増えるなど、様々な事情によってシャッター通りになりつつあるのが現状です。メルマガ『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』の著者で中部大学教授・武田邦彦先生は、自身のメルマガで廃れた商店街を活性化させるための画期的な試みで成功している企業を紹介しています。

廃れた商店街の電器屋が活気を取り戻した理由

かつて日本の社会というのは、都会では「民家と商店街」でできていました。地方でも基本的には同じで、「民家と商店街」の外に田畑が広く拡がっていました。

しかし、郊外に大きな量販店やスーパーができ、家には大型冷蔵庫が備えられるようになって、みんなが車で買いに行くようになり、その時代の変化について行けずに駐車場も作れなかった家の近くの商店街は寂れ、いわゆるシャッター通りとなってしまい、あんなに活気があって明るい街だったのに、それが暗いところに変貌してしまったのです。

このような流れはもう変わらないと考えられていました。家にある冷蔵庫はさらに大きくなり、400リットル、500リットルは普通になり、冷凍庫の容積も大きくなりました。ほとんどの家が車を持ち、誰もが免許証をとって、車を運転できるようになっています。今さら付近の商店街に買いに行く社会には戻らないし、第一、値段は高い、品物は少ないのですから、一度、大型スーパーや量販店の味を知った日本人が商店街に戻ることはないと考えられていました。

ところが、人間の知恵とは素晴らしいものです。それが根本的にひっくり返る可能性が出てきたのです。

http://www.mag2.com/p/news/254011/2

具体的な会社の名前を出すのもあれとは思いますが、まだその会社しか本格的にビジネスをやっていないので、抽象的に書くより具体名の方が良いと思い、コスモスベリーズという社名を出した上で、この画期的な試みをご説明します。

長く松下電器(ナショナル、今ではパナソニック)の営業の責任者をやっていた方が、かつて自分が松下電器で活躍していた頃、街の電気屋さんが次々と潰れていくのを見るに見かねて、なんとかできないかと考え、量販店のヤマダ電機の経営者と相談をしました。

そして、画期的な方法で合意したのです。街の電器屋さんが電化製品を売るときに、値段をヤマダ電機と同じに設定して電器屋さんに卸すのです。

お客さんにしてみれば買値がヤマダ電機を同じで、近くの電器屋さんで買える。しかも、取り付け、サービス、故障の修理をしてくれるのですから万々歳です。

つまり、松下電器を定年退職した人は昔のご恩を返すことができ、ヤマダ電機は店舗が増えたことになり、街の電器屋さんは潰れることが無くなり、さらにお客さんは近くの便利な電器屋さんを利用できるという四方満足ということになったのです。

お年寄りだけでなく、若者にとっても便利になる街の電器屋さん

人間の知恵とはすごいものですね。シャッター通りを前にして考えても、「もう昔のようには戻らないだろう。お年寄りで車を持っていない人はどうなるのだろう?」と悲観的な事ばかりを考えてしまいますが、実にそれを覆すスーパーアイデアがあったのです。

実際に、コスモスベリーズに入っている個人の電器屋さんと話したり、私もエアコンを買ったりしてお世話になっているのですが、実にかゆいところに手が届くと言うか、量販店の店頭に行っても分からないところや、ましてスマホで注文するよりズッと良いものが買えるのです。

私は男性で物理が専門ですから電気のことは詳しいので、ある程度の商品を選ぶことができますが、ご年配で、お金もそれほど持っていない、余計なものは買いたくないという方にはとても良いそうです。何しろ近くの電気屋さんですから、「あそこはダメだ」という評判が立ったら終わりです。本当に親身になって相談に乗ってくれるようですし、ご年配の方が冷蔵庫などを買われるときには必ず「これが最後の冷蔵庫ね」と言われるそうです。そういうときに雑談をして励ましたり、昔話を聞いたりするそうで、本当に立派です。

また、一口に家電製品といっても、昔の掃除機や扇風機、トースターなどとは進化してまったく違うものが売られています。でも、ご年配の方は昔あったものしか思い浮かばないのですが、そこを電器店の人が「最近はこんなものがありますよ」と説明するそうです。

それこそ「お客さんのためのご商売」という感じがします。

街の電器屋さんが復活して、ご年配の人だけが助かるかというと、そうでもありません。最近は、若い人でも電気や機械が分らなかったり、女性で一人で住んでいる人が多く、取り付けやちょっとした不具合でも困ります。そんな時、正式な修理を依頼するのもと思いますが、街の電器屋さんならちょっと帰りがけによって話をすれば、場合によっては自分で直せますし、すぐ来てもらうこともできます。

まだ、この画期的システムは電化製品やリフォームに限られていますが、そのうち洋服、靴などからさらに生鮮食料品まで増えるでしょう。つまり量販店やモールなどが全盛の時代ですが、まもなくまた街の商店街に回帰する時代が来ると思います。

これまで日本の発展は歪んでいて、発展するほど不便になるという傾向がありましたが、これからは歪みがなくなって「発展して楽しい街」に変わっていくでしょう。

(次回へ続く。この続きがお読みになりたい方はご登録ください、初月無料です)

image by: Flickr

『武田邦彦メールマガジン「テレビが伝えない真実」』

著者/武田邦彦(記事一覧/メルマガ)

東京大学卒業後、旭化成に入社。同社にてウラン濃縮研究所長を勤め、芝浦工業大学工学部教授を経て現職に就任。現在、テレビ出演等で活躍。メルマガで、原発や環境問題を中心にテレビでは言えない“真実”を発信中。

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日本ヤバい武田邦彦武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』目からウロコ!

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それでも"政権擁護"に徹する読売の無理筋|経速ナビ

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ジャーナリストの沙鴎一歩氏が問う――。 読売社説は論理のすり替えだ 「通常国会閉幕疑惑追及だけではもの足りない」。6月19日付読売新聞の社説の見出し だ。冒頭が「重要な法律の成立では成果があったが、疑惑の追及ばかりが ...

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2017/06/20 · ジャーナリストの沙鴎一歩氏が問う――。 読売社説は論理のすり替えだ 「通常国会閉幕 疑惑追及だけではもの足りない」。6月19日付読売新聞の社説の見出し だ。冒頭が「重要な法律の成立では成果があったが、疑惑の追及 ...

7:49 2017/06/21

沙鴎 一歩(さおう・いっぽ)

http://president.jp/search/author/%E6%B2%99%E9%B4%8E%20%E4%B8%80%E6%AD%A9

 

7:40 2017/06/21

瀧田 好治さま

 

実は前から上勝へお訪ねして学びたく会員になりました、先日鳴門へ関空よりバスで行きました、上勝行く場合、徳島空港から・が近いのですか?私どもの奄美大島は山が多くても、戦争中は段畠で作物を作っていたのですが、今は山林になり入っていけない状態を何とか?

徳島県は厳しい山を克服した様子・学びたい気持ちです?

私が守ってきた山林を

崎原田雲・西方の動画リンクをお伝えします。今回は音楽などつけず、山全体をいろんな角度から映しています。再生時間は、17分42秒です。

動画↓

https://youtu.be/qgC-8Qw0EFI

鹿児島県大島郡龍郷町大勝

瀧田 好治

平成29年6月22日

 

 

徳島空港

 

http://www.tokushima-airport.co.jp/outline/

http://www.tokushima-airport.co.jp/connection/

乗り継ぎ福岡・徳島空港

徳島県坂野郡松茂町豊久字朝日野16・2・

088-699-2831・

http://www.tokushima-airport.co.jp/access/

徳島空港アクセス・

 

5:49 2017/06/21

徳島発 到着空港選択

徳島飛行場

〒7710213 徳島県板野郡松茂町豊久字朝日野16番2 [地図]

URL:http://www.tokushima-airport.co.jp/

 

到着空港一覧

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5:51 2017/06/21

NPO法人ゼロ・ウェイストアカデミーの東と申します。

いつも当団体の活動をご支援いただきまして誠にありがとうございます。

 

この度、賛助会員費として3,000円を納入していただいておりますが、現在当団体の賛助会員費としては1,000円で設定をしております。そのため、瀧田様からの会費については今年度より新たに設けました「寄付」という種別で頂戴してもよろしいでしょうか?

寄付については、一口3,000円より納入をお願いしております。

当団体としても今後、指定NPO法人取得に向けて団体へ寄付していただける方を増やしていきたいと考えております。*寄付に関しては平成28年度活動報告書の「寄付のご案内」に詳細を記載しておりますのでご参照ください。

 

なお、寄付者に対しても賛助会員と同様、総会等のご案内や年度末の活動報告をお受け取りいただけます。

以上、ご確認の程よろしくお願い致します。東

東 輝実 Terumi Azuma

----------------------------------

事務局長 / Chief Officer

 

特定非営利活動法人ゼロ・ウェイストアカデミー

Zero Waste Academy(non-for-profit organization)

徳島空港

〒771-4501

徳島県勝浦郡上勝町大字福原字下日浦94-4

94-4 Shimohiura, Hukuhara, Kamikatsu, Katsuura-gun, Tokushima, Japan

 

Phone: +81(0)885-44-6080

Mobile: +81(0)80-3090-2251

e-mail: azuma@zwa.jp

Website: http://www.zwa.jp/

 

Facebook:Zero.waste.Academy

 

 

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4:57 2017/06/21

 

NPO法人ゼロ・ウェイストアカデミー・

記号01601-1-74550

郵便振り込み

zwa@quolia.ne.jp

 

拝啓・賛助会員として・¥3,000円振り込みました、よろしくお願いします。

鹿児島県大島郡龍郷町大勝3113-1

瀧田 好治

平成29年6月19日


 引用・

総理の誕生 単行本 – 2016/12/16 阿比留 瑠比 (著)

 

5つ星のうち 4.335件のカスタマーレビュー 最強総理はこうして誕生した!

目次

序章 その時、安倍の言葉を聞いた二〇〇七年九月十二日、 私は全身の力が抜け落ちるような感覚を味わった。安倍が辞任する。ただただ悔しく虚しかった――。本書は、安倍が無役の若手議員だったころから、私が直接、安倍と話し、見聞き体験し、考えてきたことを記す本だ。

第一章 実は出世は遅かった

 

岸信介の孫、安倍晋太郎の息子、大叔父は佐藤栄作。だが、安倍晋三自身は同期の仲間たちが次々と政府のポストを与えられる中、ひとり取り残された。初めて政府の役職につくのは、当選から実に七年も経った時のことである。

「ここまで外されてきたんだから、もう開き直った。こうなったら、(第一希望の)外務政務次官以外だったら、話が来ても受けない」

 

 

第二章 小泉純一郎という両面教師

 

要職に抜擢され、小泉に仕えながら安倍は二面を見ていた。暗闇の中、天皇が神々に新米を備える新嘗祭に参列した小泉は「電気をつければいいじゃないか」。郵政解散でも理念的保守の安倍の同志たちは刺客をたてられ落選。だが、その勝負勘には目を見張る。

 

「郵政民営化なんて本来、我々が目指していることに比べたら、どうでもいいことではないか」

第三章 小泉さんは、拉致を分かっていない北朝鮮に同行する直前、安倍は官邸で絞り出すように声を漏らした。あくまで日朝国交正常化を第一に考える小泉には、拉致問題の重大性への理解がまるで足りなかったのだ。初訪朝を終えて帰国した小泉は「なぜ皆、俺をほめないんだっ」と当たり散らした。

「小泉さんは、拉致の『ら』の字も分かっていない」

第四章 なぜ、一次政権は崩壊したのか五十二歳の若さで総理になった安倍だが、これまで支持してきた右派からの攻撃にさらされる。しかし政権運営となると様々な現実的対応が必要である。その中で安倍は、全国戦没者追悼式の演説の原稿で、こうした批判を丁寧に取り入れることも心がけた。

「明日の式辞の原稿なんだけど、『心ならずも命を落とした方々』という表現は、保守派の評判がよくなかったよね」

第五章 政治的な死者と言われてわずか一年での突然の退陣表明。会見後の深夜、記者クラブで呆然としていたところに携帯電話の着信があり、出ると相手は安倍本人だった。「私は求心力を失ってしまった」こう言う安倍に、私はこれで日本は十年、時を失うだろうと考えていた。「やれるところまで、できるだけ頑張ろうと思っていたのだけど、それも無理になった」

 

第六章 盟友、中川昭一のこと政権を退いた安倍に追い打ちをかけたのが、理念を共にする中川の死だった。私も安倍同様に親しく付き合った。彼が総理を目指していたのは間違いない。「経済閣僚をやらないと首相になれない」という外務官僚の酒席でのひと言に中川は烈火のごとく怒った。

「あの件さえなければ、今ごろ昭ちゃんが自民党総裁だった」

第七章 橋下徹コネクション

民主党政権下の二〇一二年六月、再燃する大連立構想に対し、安倍は強く異を唱えた。維新の会の国会進出が取りざたされたこの時期、安倍は橋下との会談で直接、自民党からの離脱を打診されていた。橋下とのパイプをテコに、安倍は奇跡の復活への足掛かりを築く。

「自民党と民主党による大連立構想は、とんでもない話だ。そうなったら自民党を割って出る」

第八章 経済という切り札何が第二次安倍政権で変わったのだろうか。それは、一次政権の時にはなかった「経済」を切り札にするということだ。憲法問題、安全保障のあり方が、選挙結果を左右することはない。そう学習した安倍は、二〇一三年七月の参院選で大勝する。

「人生、やればやれるものだ。仮に六年前の(首相時代の)参院選で適当な議席で勝って第一次政権が長続きしていた場合より、一度政権を失った今回のほうが憲法改正に必要な議席に近づくことだろう」

第九章 オバマとの関係はこう詰めた「私は政治的に厳しい立場にある。私の支持率は四五%だが、安倍内閣は六〇%あるから大胆に決断できるんじゃないか」。すきやばし次郎でオバマはこう安倍に迫った。外交とは互いの内政リスクを理解すること――安倍に対して次第にオバマは警戒を解くことに。

「いや、日米同盟がわが国の基軸だ。だから今回は米国へ行く。日米同盟の強化を行いながら、中国との関係を考えていく必要がある」

第十章 安倍の後継者は誰か?消費税増税を安倍が延期したのは、そもそも財務省の経済感を信用していないからだ。

ただ皮肉にも、その決断に反対したのは安倍が見出した稲田朋美だった。ライバルと目される石破茂、閣内のプリンスと言われる岸田文雄……誰が総理の座を継ぐのだろうか。「稲田さんは、正義感からああ言っているんだろう」あとがき 少数派が中枢に位置する時

 

内容(「BOOK」データベースより)

安倍晋三の挫折も雌伏も栄光も。産経の名物記者が明かす、肉声秘話。

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登録情報 単行本: 259ページ出版社: 文藝春秋 (2016/12/16)

言語: 日本語・発売日: 2016/12/16目次

第1章 実は出世は遅かった

第2章 小泉純一郎という両面教師

第3章 小泉さんは、拉致を分かっていない

第4章 なぜ、一次政権は崩壊したのか

第5章 政治的な死者と言われて

第6章 盟友、中川昭一のこと

第7章 橋下徹コネクション

第8章 経済という切り札

第9章 オバマとの関係はこう詰めた

第10章 安倍の後継者は誰か?

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安倍総理復権の不思議!

投稿者バックスピン2017年2月20日


。 評者自身、「小泉総理に重用されて(主要経済閣僚を経験せず)官房長官やったくらいで総理になるんかい」と思ったし、第一次内閣が頓挫した時には「やっぱりね」と思ったものである。 その後、政権を取った民主党(現民進党)の余りの酷さ加減という思わぬ追い風を受けたとはいえ、ここまで盛り返すとは思いもよらなかった。 そこで、本書を購入した次第である


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